まとまったお金を借りる主な理由は?
適切な頼み方やポイントも解説

公開日:2022年9月21日

更新日:2024年4月24日

まとまったお金を借りる主な理由は?適切な頼み方やポイントも解説

まとまったお金を借りる必要が生じることは多々あります。この記事では、どのような理由でまとまったお金を借りているのか、データをもとに解説します。
また、親族や友人などの身近な人からまとまったお金を借りる状況もあるかもしれません。どのように伝えると相手から理解を得やすいのか、借りる前に誰に相談すればいいのかに関しても紹介するのでぜひ参考にしてみてください。

まとまったお金を借りる理由は趣味や娯楽に使用するためなどが多い

個人がまとまったお金を借りる理由はさまざまです。日本貸金業協会がお借入れの経験がある個人に対してお金を借りた理由を尋ねたところ、割合が高かったものから順に趣味/娯楽(レジャー、旅行を含む)、食費、家族のための支出となりました。

借入申込をおこなった際の資金使途(複数回答 サンプル数=2,000)

借入れの申込みをおこなった際の資金使途(上位10位) 割合(複数回答)
趣味/娯楽(レジャー、旅行を含む) 36.1%
食費 20.4%
家族のための支出 16.5%
外食等の遊興費 13.3%
家賃の支払い(住宅ローンの返済を除く) 11.8%
自動車の購入費(車検整備費等を含む) 9.9%
衣料費 9.7%
納税・納付などの支払い 8.9%
水道・光熱(電気・ガス等)費 8.8%
医療費 8.4%

住宅や自動車を購入する際、事業資金が不足する際などは、それぞれ専用のローンを利用することも検討できます。しかし、専用のローンがない生活費、遊興費などは、原則として使途自由に使えるカードローンなどを選択することがあるようです。
また、実際に検討されたお借入れ先として、もっとも多かったのは消費者金融などの貸金業者でした。

借入れ先として検討した先(複数回答 サンプル数=2,000)

借入れ先として検討した先(上位3位) 割合(複数回答)
貸金業者 70.3%
預金取引金融機関 31.7%
家族・親族・友人・知人 23.6%

趣味・娯楽

総務省の家計調査(2022年、2人以上の世帯)によると、教養娯楽費の平均額は月26,642円でした。世帯差は大きいと考えられますが、旅行や観劇などのお金がかかりやすい趣味を持っている場合は、さらに費用が高額になると考えられます。

食費

同じく家計調査によれば、2人以上の世帯の食費平均額は月77,474円でした。そのなかでも調理食品が月11,744円と多く、外食の月10,881円、野菜・海藻の月8,704円が続きます。
栄養バランスよく食べることは健康のためにも必要なため、食費を抑えすぎるのはよいこととはいえません。しかし、菓子や嗜好品などが多すぎる場合や、外食や調理食品の利用が多い場合は、一度、食生活を見直してみてもよいかもしれません。

家族のための支出

家族のための支出とは、配偶者や子ども、親などの自分以外のためにかかった支出のことです。たとえば、お小遣いや個人的な趣味活動(家族と過ごす娯楽を除く)などが考えられます。
また、離れて暮らす家族が病気やケガ、事故などにより、まとまったお金が必要になることも想定されます。

まとまったお金を借りるときの頼み方は言い訳をせず正直に伝える!

まとまったお金のお借入れ先として、家族や親族、友人などの身近な方を検討するケースも少なくありません。身近な方から借りるときは、なぜ必要なのか尋ねられる場合もあるでしょう。
お金を借りるときは、言い訳せずに正直に伝えることが大切です。もし嘘をついてしまうと、嘘と分かってしまった場合に関係性が崩れてしまうことにもなりかねません。また、虚偽の内容でお金を借りるのは詐欺罪に該当する可能性もあります。

まとまったお金を借りるときに気をつけたいポイント

前述したように、身近な方からまとまったお金を借りることには、今まで築いてきた関係性が崩れてしまうリスクがあります。大切な人間関係を良好に保ち続けるためにも、次のポイントに留意しましょう。

  • まとまったお金を借りたい理由によって相談相手を選ぶ
  • 返済計画を相手に伝える
  • 借用書を書く

それぞれのポイントを解説します。

まとまったお金を借りたい理由によって相談相手を選ぶ

まずは家族に相談してみましょう。家族から借りることができない場合や、家族から借りられるお金では足りない場合は、金融機関の利用を検討してみてください。
また、遊興費やレジャーなどのプライベートな理由の場合は、家族や友人には相談しづらい方も多いでしょう。その場合は、直接金融機関にお借入れを申込んでもいいかもしれません。
消費者金融のような金融機関はお金を貸すことを業務としていますが、家族や友人はそうではありません。家族や友人の生活に配慮し、無理な要求は控えましょう。

返済計画を相手に伝える

家族や知人からまとまったお金を借りたときは、返済計画を相手に伝えることをおすすめします。たとえば「毎月25日に1万円ずつ返済する」のように、具体的に伝えましょう。月にいくら返済するか分かることで、相手も安心して貸すことができます。

借用書を書く

返済計画はもちろんのこと、借りたこと自体も、口頭で伝えると記憶があいまいになってしまうことがあります。トラブルにならないためにも、返済計画も含めた借用書を書くようにしましょう。
知人や家族に借りたことを示さないと「みなし贈与」と判断され、贈与税が発生する場合もあるので注意が必要です。なお、みなし贈与とは、借金の免除をしてもらうこと、返済能力もないのに親族などからあるとき払いの催促なしで多額の借金をすることなどをさします。
つまり、返せないのにお金を借りること、借りたのに途中でうやむやにすることは、いずれもみなし贈与となり、贈与税の課税対象になる恐れがあります。たとえ家族であっても返済できる以上のお金は借りないことが大切です。
また、借用書を作成することで、贈与ではないと示せます。次の内容を含めた借用書を書き、きちんと返済意思があることを示し、返済計画を立てて計画的に返済しましょう。

  • 借りた日
  • 借りる人の名前・住所
  • 貸す人の名前・住所
  • 利息
  • ご返済方法
  • ご返済の期日

親や知人にまとまったお金が借りられなかったときの対処法

親や知人にまとまったお金が借りられなかったときの対処法

親や知人にまとまったお金が借りられなかった場合は、次の対処法を検討できます。

  • 銀行系カードローンを利用する
  • 公的機関の支援制度を利用する

それぞれの方法を見ていきましょう。

銀行系カードローンを利用する

銀行系カードローンは、10万円以上の融資に対応しています。金利が低めのため、まとまったお金を借りる場合も検討できます。
ただし、返済期間が長引くと利息がかさんでしまう点に注意が必要です。早めに完済できるように計画を立ててから利用してください。
銀行系カードローンの審査項目や審査の流れについては下記記事でも詳しく解説しています。

公的機関の支援制度を利用する

生活福祉資金貸付制度などの公的機関の支援制度を検討できます。
一時的かつ少額の場合は、生活福祉資金貸付制度のひとつ、緊急小口資金を検討してみましょう。最大10万円を無利息で借りられます。
ただし、返済の見込みが立つ低所得者世帯・障害者世帯・高齢者世帯であることが条件となります。詳しくは、お住まいの自治体役場などで相談してみてください。

すぐにまとまったお金が必要な場合は消費者金融系カードローンを検討

家族や友人に借りることが難しい場合は、消費者金融系カードローンを検討してみましょう。消費者金融系カードローンは基本的に無担保・無保証人なので、周囲に理由を伝える必要がありません。
消費者金融系カードローンなら、申込みから融資までの時間も比較的短いため、すぐにまとまったお金が必要な場合も利用できます。ただし、消費者金融系カードローンは、銀行系カードローンと比べると金利は高めです。
レイクのカードローンは最短即日融資に対応しています。21時(日曜日は18時)までにご契約手続きが完了すると、その日のうちにお振込みが可能です。急いでいる場合にもご利用いただけます。ただし、一部金融機関および、メンテナンス時間等を除きます。
はじめてのご契約なら無利息サービスをご利用いただけ、利息を抑えたお借入れも可能です。ぜひご検討ください。

カードローンの仕組みや利用の流れをより詳しく知りたい方は、下記記事もぜひご覧ください。

カードローンを利用する際の注意点

カードローンは、ご利用限度額の範囲内で繰り返しお借入れが可能です。このようなカードローンの特性上、ご利用の際には次の3点にご注意ください。

  • 返済計画を立てる
  • 金利や無利息期間などの契約内容を確認する
  • 余裕がある場合は多めの金額を返済する

以下で詳しく解説します。

返済計画を立てる

お金を借りると返済が始まります。借りる前に無理のない返済計画を立てておくことが重要です。毎月無理なくご返済できる金額はどのくらいなのか、いつまでに完済するのか計画を立ててから、カードローンにお申込みください。
また、カードローンはほかのローンとは異なり、ご利用限度額の範囲内で繰り返しお借入れが可能です。追加でお借入れすると毎月のご返済額やご返済期間が変わることもあるため、その都度、返済計画を立て直すことが大切です。
カードローン会社の公式サイトには、返済シミュレーション機能があります。
レイクの場合、「ご返済シミュレーション」でご返済額やご返済回数をシミュレーションできます。ご希望契約額の入力と無利息期間を選択すれば、毎月のご返済額とご返済回数が試算できます。
毎月のご返済額からお借入れ可能額を調べることもできます。ぜひご活用ください。

  • このシミュレーションでの試算結果は参考値です。実際のご返済内容とは異なる場合があるので、あくまでもめやすとしてご確認ください。

カードローンのご返済方法や返済期日に遅れてしまった場合に生じる影響や対処法など、下記記事でも解説していますので参考にしてください。

金利や無利息期間などの契約内容を確認する

カードローンをご利用の際は、必ず金利やご利用限度額などのご契約内容をご確認ください。また、無利息サービスをご利用の場合は、いつまで適用されるのか無利息期間もご確認ください。
レイクでは、はじめてご契約するお客さま限定で、ご都合にあわせていずれかの無利息サービスをお選びいただけます。

  • 60日間無利息(Web申込み限定)
  • 30日間無利息
  • 5万円まで180日間無利息

ご都合にあわせて無利息期間を選択いただけますので、ご自身に適用される無利息期間を確認し、ぜひ有効活用してください。
ご自身の借り方によって、どの無利息期間を選べば利息のご負担が軽くなるか調べられる「無利息診断」もございます。
なお、レイクの無利息期間開始日は「ご契約日の翌日から」となります。「お借入れ日の翌日から」ではありませんのでお気をつけください。
無利息期間中にもご返済日があります。会員ページでご返済日をご確認いただき、ご返済に遅れないようご注意ください。

カードローンの金利・ご利用限度額については下記記事でも詳しく解説しています。
金利の仕組みや計算方法についても分かりやすい内容になっておりますので、ぜひ参考にしてください。

余裕がある場合は多めの金額を返済する

家計に余裕がある場合は、多めの金額をご返済いただくことで利息が少なくなり、返済総額も減ります。カードローンの利息は、以下の計算式で算出します。

利息=お借入れ額×貸付利率(年率)÷365日(うるう年は366日)×お借入れ日数

上記の式から分かるとおり金利の高さだけでなく、お借入れ額が多いほど利息額が増え、ご返済総額も多くなります。
利息の負担を減らすためにも、余裕がある場合は約定返済額よりも多めの金額をご返済ください。

よくある質問

お金を借りる理由として多いものは?

趣味や娯楽に使うという理由でお金を借りる人が多いです。また、食費などの生活費、家族のための支出のためにお金を借りる場合も多く、お金を借りる理由は多様です。

まとまったお金を借りる方法は?

まとまったお金を借りる方法として検討できるのは、家族や知人に借りる、カードローンを利用する、公的機関の支援制度を利用するなどの方法があります。

まとめ

まとまったお金を借りる必要が生じたときには、理由ごとに適した相手に相談するようにしましょう。カードローンを活用すれば、家族や知人の負担になることを回避できます。
万が一の場合に慌てずに対応できるよう、まとまったお金を借りるための手段を検討しておくことをおすすめします。

監修者:内山 貴博

監修者:

内山 貴博

プロフィール:

1978年生まれ。証券会社の本社部門に勤務後、2006年に独立。金融リテラシーを高めることがFPの役割だと感じ、FP相談やセミナーなどの活動をおこなっている。また動画チャンネル「FPお金レッスン」では投資初心者向け、FP学習者向けのコンテンツを提供中。主な著書に「駆け出しFPの事件簿」(きんざい)、「お金の使い方テク」(朝日新聞出版)がある。

資格情報:

CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士