キャッシングの審査とは?
審査項目やかかる時間、通らなかった場合の対処法を紹介

公開日:2022年7月12日

更新日:2024年1月23日

キャッシングの審査とは?審査項目やかかる時間、通らなかった場合の対処法を紹介

キャッシングの利用方法には「カードローンを利用する」「クレジットカードのキャッシング機能を利用する」の2つがあります。いずれの方法を利用する場合も、申込時に審査がおこなわれます。
この記事では、キャッシングの審査で確認される項目や申込前にチェックすべきポイントを解説します。
キャッシングを利用する前に準備することや、利用後の注意点も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

キャッシングの審査の概要

キャッシングと呼ばれるものには、主にクレジットカードのキャッシング枠とカードローンの2つがあります。いずれのキャッシングも、審査なしでの利用はできません。
また、キャッシングの審査が甘い会社もありません。審査の甘さを謳うカードローン会社があれば、国(財務局)や都道府県に貸金業者としての登録をおこなっていない金融業者の可能性があるので利用しないようにしてください。
お借入れの際は、金融庁の「登録貸金業者情報検索サービス」を利用し、検討している申込先が正規の登録を受けて貸付をおこなう業者かどうかを確認するとよいでしょう。

キャッシングの審査で確認される項目

キャッシング審査は、主に次の3つのポイントが確認されます。

  • 収入の安定性
  • 他社からのお借入れ状況
  • 信用情報に問題がないか

それぞれ見ていきましょう。

収入の安定性

審査で確認される項目のひとつに、収入の安定性があります。多くのカードローンやクレジットカードでは、申込条件として「安定した収入がある」と記載しています。
正社員やパート、アルバイトとして働いており、定期的に給料を受取っている場合は、収入に安定性があると判断される可能性が高いです。ただし、具体的な判断基準はカードローン会社やクレジットカード会社によって異なります。
たとえば、レイクでは、申込条件として、「満20歳以上70歳以下の方で安定した収入のある方(パート・アルバイトで収入のある方も可)は、ご利用いただけます。」と記載しています。正社員だけでなく、派遣社員、また、パートやアルバイトとして働いている方も、お申込みをご検討いただけます。

他社からのお借入れ状況

キャッシングは、貸金業法の総量規制が適用されます。
総量規制とは、対象となるお借入れの総額が年収などを基準にその3分の1以下になるように規制することです。お借入れ額が年収の3分の1を超えると審査に通過しないため、他社からのお借入れがある場合は申込む前に確認しておきましょう。
総量規制は、複数の会社でお借入れをしている場合は、1社だけでなくすべてのお借入れ額を合算して確認されます。ほかにもキャッシングを利用している場合は、これからお借入れしようとしている希望お借入れ額と現在のご利用残高を合算した金額が現状の年収の3分の1以下であるか確認しておきましょう。
なお、銀行系カードローンや自動車ローン、奨学金などは総量規制が適用されません。銀行や貸与型の奨学金を提供している日本学生支援機構(JASSO)は貸金業者ではないため、貸金業法の適用を受けないからです。
ただし、いずれの場合も独自の基準を設け、返済能力を超えた貸付けをおこなわないように配慮しています。

信用情報に問題がないか

審査時は信用情報機関への照会がおこなわれます。信用情報とは、クレジットカードやローンの利用に関わる情報のことです。契約、申込履歴のほか、返済状況やお借入れ状況などの取引事実も記録されています。
カードローン会社やクレジットカード会社は、信用情報機関に記録されている情報をもとに、申込者の信用を判断します。信用情報に問題があると考えられる場合は、審査通過が難しくなる可能性もあります。
キャッシングに申込むと、原則として6ヵ月間、信用情報機関に記録されるため、次回のローン審査やクレジットカードの審査で参照される情報となります。
キャッシングに申込む前に、お借入れ診断をおこなうのもおすすめです。信用情報機関に記録されませんが、事前に、お借入れ可能かを簡易的に診断できます。
レイクではお借入れ診断をホームページ上でご用意しています。ぜひお申込みの前にご利用ください。

  • お借入れ診断は、お借入れをご検討される場合のめやすです。そのため、お借入れ時の審査結果とは異なることもあります。

キャッシングの審査にかかる時間

キャッシングの種類によって、審査にかかる時間は異なります。次の3つの種類に分け、審査にかかる時間のめやすを紹介します。

  • クレジットカードのキャッシング枠
  • 銀行系カードローン
  • 消費者金融系カードローン

詳しく見ていきましょう。

クレジットカードのキャッシング枠

クレジットカードを申込む際、「キャッシング希望額」の項目があります。希望する金額を記入すると、クレジットカードの審査と同時に、キャッシング枠の審査も実施されます。
また、クレジットカードは持っているけれど、キャッシング枠がついていない場合は、キャッシング枠の審査だけに申込むことも可能です。いずれの場合も最短即日に審査結果がわかり、その日のうちに借りられる可能性もあります。

銀行系カードローン

銀行系カードローンの場合、最短でも翌営業日以降の融資となる銀行が多いです。
さらに、土曜日や日曜日、祝日は審査を実施していない銀行もあるため、連休中や年末年始に申込むと、審査結果の連絡が遅くなる可能性もあります。
また、銀行によっては、申込者のお勤め先に電話をかけて在籍確認を実施します。お勤め先が休業中は連絡が取れないため、さらに審査結果の連絡が遅れるかもしれません。

消費者金融系カードローン

消費者金融系カードローンであれば、土曜日、日曜日、祝日でも即日融資に対応していることがあります。
たとえば、レイクは、Webからのお申込みで21時(日曜日は18時)までに審査・必要書類の確認を含むご契約手続きが完了した場合、最短25分でお借入れが可能です。
ただし一部金融機関および、メンテナンス時間などを除きます。その日のうちにお借入れできる可能性があるため、急な出費にも対応できます。
申込んだ日にキャッシングを利用したい方は、即日融資に対応している消費者金融系のカードローンをご検討ください。

キャッシングに申込む際は準備をしっかりしよう

キャッシングに申込む際は準備をしっかりしよう

キャッシングに申込む際は、運転免許証などの本人確認書類を提出する必要があります。また、次のいずれかの条件に合致する場合は収入証明書類も必要になります。

  • 50万円を超えてお借入れする場合
  • ほかの貸金業者からのお借入れと新規に申込むお借入れ額を合算して100万円を超える場合

ご利用限度額が50万円を超える場合、もしくはほかの貸金業者からお借入れをしている場合は、今お借入れしている金額と、新規に申込むカードローンのご利用限度額を合算して100万円を超える場合に、収入証明書類の提出が求められます。
なお、収入証明書類として提出できる書類は、キャッシングの申込先によって異なります。ホームページで確認して、準備しておきましょう。レイクへのお申込みの際に提出できる収入証明書類は、以下からご確認ください。

審査に通らなかった場合の対処法

キャッシングの審査に通らなかった場合は、次の対処法を検討してみましょう。

  • お借入れ希望額を見直す
  • 他社に申込む
  • キャッシング以外の方法を検討する

それぞれの対処法を解説します。

お借入れ希望額を見直す

お借入れ希望額が多すぎて、キャッシングの審査に通らなかった可能性があります。
クレジットカードのキャッシング枠や消費者金融系カードローンのご利用限度額は、いずれも「総量規制」の対象です。
総量規制とは年収の3分の1を超える貸付が制限されるルールのことで、たとえば年収300万円の方なら貸付額が100万円以下になるように調整されます。キャッシングに申込む前に、お借入れ希望額が年収の3分の1を超えていないか確認してみましょう。
また、既に別のキャッシングを利用している場合は、お借入れ額とお借入れ希望額を合算して年収の3分の1を超えていないか確認しましょう。

他社に申込む

審査の基準は、金融機関によって異なります。同じお借入れ希望額であっても、別の金融機関ならキャッシングが可能かもしれません。金利などの貸付条件を確認したうえで、別の金融機関に申込んでみましょう。
ただし、手あたり次第に多くの金融機関に申込むことはおすすめできません。金融機関への申込履歴は信用情報機関に6ヵ月間保管されるため、2~3社に厳選して申込むほうがよいでしょう。

キャッシング以外の方法を検討する

お金を準備する方法はキャッシングだけではありません。たとえば、次の方法も検討してみてはいかがでしょうか。

  • 不用品をインターネットオークションやフリマアプリで売る
  • 質屋を利用する
  • 親族や友人からお金を借りる

時間に余裕がある場合は、アルバイトをしてお金を稼ぐ方法も検討できます。必要な金額や緊急度によって、適切な方法を選びましょう。

カードローンを利用する際の注意点

カードローンは、ご利用限度額の範囲内で繰り返しお借入れが可能です。このようなカードローンの特性上、ご利用の際には次の3点にご注意ください。

  • 返済計画を立てる
  • 金利や無利息期間などの契約内容を確認する
  • 余裕がある場合は多めの金額を返済する

以下で詳しく解説します。

返済計画を立てる

お金を借りると返済が始まります。借りる前に無理のない返済計画を立てておくことが重要です。毎月無理なくご返済できる金額はどのくらいなのか、いつまでに完済するのか計画を立ててから、カードローンにお申込みください。
また、カードローンはほかのローンとは異なり、ご利用限度額の範囲内で繰り返しお借入れが可能です。追加でお借入れすると毎月のご返済額やご返済期間が変わることもあるため、その都度、返済計画を立て直すことが大切です。
カードローン会社の公式サイトには、返済シミュレーション機能があります。
レイクの場合、「ご返済シミュレーション」でご返済額やご返済回数をシミュレーションしていただけます。ご希望契約額の入力と無利息期間を選択すれば、毎月のご返済額とご返済回数が試算できます。
毎月のご返済額からお借入れ可能額を調べることもできます。ぜひご活用ください。

  • このシミュレーションでの試算結果は参考値です。実際のご返済内容とは異なる場合があるので、あくまでもめやすとしてご確認ください。

金利や無利息期間などの契約内容を確認する

カードローンをご利用の際は、必ず金利やご利用限度額などのご契約内容をご確認ください。また、無利息サービスをご利用の場合は、いつまで適用されるのか無利息期間もご確認ください。
レイクでは、はじめてご契約するお客さま限定で、ご都合にあわせていずれかの無利息サービスをお選びいただけます。

  • 60日間無利息(Web申込み限定)
  • 30日間無利息
  • 5万円まで180日間無利息

ご都合にあわせて無利息期間を選択いただけますので、ご自身に適用される無利息期間を確認し、ぜひ有効活用してください。
ご自身の借り方によって、どの無利息期間を選べば利息のご負担が軽くなるか調べられる「無利息診断」もございます。
なお、レイクの無利息期間開始日は「ご契約日の翌日から」となります。「お借入れ日の翌日から」ではありませんのでお気をつけください。
無利息期間中にもご返済日があります。会員ページでご返済日をご確認いただき、ご返済に遅れないようご注意ください。

余裕がある場合は多めの金額を返済する

家計に余裕がある場合は、多めの金額をご返済いただくことで利息が少なくなり、返済総額も減ります。カードローンの利息は、以下の計算式で算出します。

利息=お借入れ額×貸付利率(年率)÷365日(うるう年は366日)×お借入れ日数

上記の式からわかるとおり金利の高さだけでなく、お借入れ額が多いほど利息額が増え、ご返済総額も多くなります。
利息の負担を減らすためにも、余裕がある場合は約定返済額よりも多めの金額をご返済ください。

まとめ

キャッシングを利用する際は申込時に審査があります。クレジットカードのキャッシングとカードローンのいずれも、審査を通過すれば、ご利用限度額の範囲内で繰り返しお借入れが可能です。まずは申込みの基準を満たしているか確認し、必要書類を準備しておきましょう。

監修者:新井 智美

監修者:

新井 智美

プロフィール:

コンサルタントとして個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン・住宅購入のアドバイス)のほか、資産運用など上記相談内容にまつわるセミナー講師(企業向け・サークル、団体向け)をおこなうと同時に、金融メディアへの執筆および監修にも携わっている。現在年間300本以上の執筆及び監修をこなしており、これまでの執筆及び監修実績は2,500本を超える。

資格情報:

CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員