カードローンの一括返済の方法は?
メリットや注意点も解説

公開日:2022年9月30日

カードローンの一括返済の方法は?メリットや注意点も解説

カードローンを一括返済すると、借入れ期間が短くなり支払い総額を減らせます。
本記事では、カードローンを一括返済するメリットと注意点を解説します。
一括返済の方法や完済金額の確認方法も紹介するので、一括返済を検討している方やなるべく早く返済したいと考えている方はぜひ参考にしてください。

カードローンを一括返済するメリット

一括返済とは、元金と利息を全てまとめて返済することです。カードローンの一括返済には、主に以下のメリットがあります。

  • 支払い総額が少なくなる
  • 利用限度額に余裕がでる
  • 信用情報機関に返済状況が記録される

詳しくみていきましょう。

支払い総額が少なくなる

カードローンを一括返済する最大のメリットは、支払い総額を減らせることです。カードローンの利息は、借入れ額に応じて日割りで計算されるため、借入れ期間が長くなるほど利息額も増えます。
利息の計算式は以下のとおりです。

借入れ額×貸付利率(年率)÷365日(うるう年の場合は366日)×借入れ日数

一括返済すればそのぶん借入れ期間が短くなるため、利息額が減り支払い総額が少なくなります。なるべく早く返済することが、返済額の軽減につながります。

利用限度額に余裕がでる

カードローンは、契約時に決められた利用限度額の範囲内で繰り返し借入れすることができる仕組みです。
利用限度額ぎりぎりまで借入れをしていると、いざ必要な際に借入れができない可能性があります。利用限度額の増額も可能ですが、増額には審査が必要です。
一括返済をすれば、利用可能な金額に余裕ができ、借入れが必要な場合のために枠を空けておけます。
追加借入れがスムーズにできるため、急な出費時にも慌てずに済むでしょう。

信用情報機関に返済状況が記録される

カードローンを利用すると、残債額(残存債務)や延滞の有無、完済日などの返済状況が信用情報機関に一定期間記録されます。
信用情報に延滞の情報などが記録されていると、返済能力がないと判断されやすく、ローンやクレジットカードの審査に通過するのが難しくなります。
一括返済をすれば、残債額(残存債務)がなくなったことや完済日が信用情報機関に記録されます。ほかのカードローンやクレジットカードの利用がしやすくなる可能性があります。

カードローンを一括返済する際の注意点

カードローンを一括返済する際に注意すべき点を解説します。

  • 一括返済の額は毎日変わる
  • ATMの機種によっては超過返済になることがある
  • 無理に一括返済をすると日常生活に支障が出るおそれがある

以下で詳しく解説します。

一括返済の額は毎日変わる

カードローンの利息は日割り計算で算出されるため、一括返済の額は毎日変わります。そのため、一括返済する場合は、必ず返済日当日に金額を確認しなければなりません。
完済金額の算出方法は以下のとおりです。
完済金額=利用残高+利息+その他費用
その他費用には、未精算の提携ATM手数料、遅延損害金、不足金などがあります。

ATMの機種によっては超過返済になることがある

カードローンの一括返済をATMでおこなう場合、超過返済になる可能性があります。ATMによっては、硬貨に対応していないためです。
超過金は返金してもらえるので、超過金が発生した場合は会員ページなどで確認してください。また、端数分を切り捨ててATMで返済し、次回返済日に端数分のみ引き落とされるケースなどもあります。
超過なく返済できる返済方法があるか、事前に確認しましょう。
レイクの場合、インターネットバンキングを利用して返済する「Web返済サービス」で、手数料無料で一括返済がおこなえます。ATMへ行かずに、深夜や土曜日・日曜日・祝日でもご返済が可能です。

無理に一括返済をすると日常生活に支障が出るおそれがある

支払い総額を減らせるからといって無理に一括返済すると、現在の家計を圧迫し日常生活に支障が出るおそれがあります。
支払いの負担を減らすために一括返済をしたにもかかわらず、生活費が足りなくなれば元も子もありません。
一括返済で生活に支障が出てしまう可能性がある場合は、繰上げ返済も視野に入れて計画的に返済することが大切です。

完済金額の確認方法

返済額の確認方法は主に以下の2つです。

  • 会員ページから確認
  • 問合せをして確認

契約内容や一括返済のタイミングなどにより完済金額は異なるので、自分で計算するのではなく、必ず上記の方法で確認しましょう。

会員ページから確認

カードローンの会員ページにログインし、マイページ上で完済金額を確認する方法です。
レイクの場合、会員ページの「ご利用状況」から確認日当日の完済金額を確認できます。スマートフォンでいつでも気軽に確認できるので、一括返済の日にちが変わっても、その当日に会員ページの「ご利用状況」から、簡単に再確認していただけます。
なお、確認日当日以外の完済金額は、会員ページの「ご返済情報の確認」または「お問合せフォーム」にて確認可能です。

問合せをして確認

会員ページ上で完済金額を確認できない場合は、カードローン会社に問合せましょう。
レイクの場合、フリーダイヤルでの各種お問合せは、平日の9時から18時まで受け付けております。お気軽にお問合せください。
フリーダイヤル:0120-09-09-09

会員ページ上で完済金額を確認できない場合は、カードローン会社に問合せましょう。
レイクの場合、フリーダイヤルでの各種お問合せは、平日の9時から18時まで受け付けております。お気軽にお問合せください。
フリーダイヤル:0120-09-09-09

カードローンの一括返済をする方法

カードローンの一括返済をする方法

カードローンの一括返済の主な方法は、インターネットバンキング・ATM・銀行振込みなどです。
ただし、カードローン会社によって一括返済の方法や手数料が異なるため、事前に確認しましょう。
レイクの場合は、以下の方法で一括返済が可能です。

  • インターネットバンキング(Web返済サービス)
  • 銀行振込み

ここでは、一括返済の一般的な方法を詳しくみていきましょう。

インターネットバンキング

インターネットバンキングを利用して一括返済する方法です。
Web上で手続きが完了するので、時間や場所を選ばずスマートフォンで気軽に一括返済できます。忙しい方にもおすすめの返済方法です。
利用している金融機関がインターネットバンキングでの手続きに対応しているか、一括返済の際に、手数料がかからないかなどを事前に確認しましょう。
レイクの場合は、「Web返済サービス」でインターネットバンキングによる返済が可能です。いつでも手数料無料で一括返済できるためぜひご利用ください。

ATM

ATMから一括返済する方法もあります。自宅や職場の近くに一括返済に対応したATMがある場合は、ATMでの一括返済が便利でしょう。
ただし、提携ATMでは一括返済に対応していないことも多いため注意が必要です。ご利用のカードローン会社の提携ATMが一括返済に対応しているか事前に確認しておくことも大切です。
また、カードローン会社や利用するATMによっては、別途ATM利用手数料がかかるので注意してください。
先述したとおり、ATMによっては超過金が発生する可能性があるため、硬貨に対応しているかどうかも確認しておくと安心です。
レイクの場合、一部の提携ATMで一括返済が可能ですが、ご利用残高以上の金額を返済すると、超過金(お預り金)が発生します。
超過金(お預り金)が発生した場合は、会員ページのお預り金の返却よりお手続きください。
また、ご利用には別途ATM利用手数料がかかります。

銀行振込み

カードローン会社指定の銀行口座に、振込みで一括返済する方法もあります。
振込みで返済する際は、各金融機関所定の振込み手数料がかかります。そのぶん返済負担が増えるため注意しましょう。一般的に、他行金融機関への振込みの場合、手数料が高くなります。
レイクの場合、会員ページの「ご返済時の振込入金口座照会」にて振込み先の銀行口座を確認できます。振込み先口座は、人によって異なるのであらかじめ確認しましょう。

返済の負担を減らしたいならおまとめローンも検討

借入れ先が複数ある方は、おまとめローンで借入れを一本化すれば、返済の負担が軽減できる可能性があります。
おまとめローンの主なメリットは以下のとおりです。

  • 金利が低くなり返済負担を減らせる可能性がある
  • 返済計画が立てやすくなる
  • 返済方法や返済日が一つになり管理しやすくなる

最大のメリットは、現在より低金利のローンにまとめることで、支払い総額を減らせる可能性がある点です。
一般的に借入れ総額が大きいほど金利が下がりやすい傾向があり、利息制限法によっても借入れ額に応じた上限金利が定められています。
そのため、複数の借入れを一本化することで、金利が下がり支払い総額を減らせる可能性があります。
また、借入れを一社にまとめれば、借入れ状況を把握しやすくなるため、返済計画も立てやすくなります。さらに、返済日がまとまって管理しやすくなり、返済忘れなどを防げるのもメリットです。

まとめ

カードローンを一括返済すれば、利息額が減り支払い総額を抑えられるのが最大のメリットです。一方で、無理して一括返済すると、現在の家計を圧迫するおそれがある点には注意が必要です。
カードローンでは、一括返済だけでなく繰上げ返済もおこなえます。繰上げ返済も検討し、計画的に返済することが大切です。
また、複数社から借入れをしている場合は、おまとめローンで借入れを一本化することで、負担を軽減できる場合があるので、検討してみてください。

監修者:松崎 観月

監修者:

松崎 観月

プロフィール:

大学卒業後、金融機関にて個人営業を担当し、資産運用の相談・保険販売などを経験する。退社後、CFP認定を取得。現在は金融に関する記事の執筆・監修を行う。これまでに執筆した記事は500本を超える。

資格情報:

CFP®、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、日商簿記検定2級