キャッシングの返済方法を詳しく解説!
利息の計算式や返済日までに返済ができない場合の対処法も紹介
公開日:2022年9月30日
キャッシングを利用すると、返済が始まります。返済について深く理解しておくことで、キャッシングがより利用しやすくなります。
返済方法や返済方式などの基本情報から、利息の計算方法や返済できない場合に起こることなどの知っておくと役に立つ情報をまとめて紹介します。ぜひご覧になり、キャッシングのご利用にお役立てください。
キャッシングの主な返済方法
キャッシングの主な返済方法は次の5つです。
- 口座振替
- ATM入金
- 銀行振込み
- インターネットバンキングで返済
- 店頭窓口で直接返済
キャッシング会社によっては利用できない返済方法があるかもしれません。事前にどんな返済方法を利用できるのかキャッシング会社のホームページなどで確認しておきましょう。
口座振替
口座振替とは、契約者の口座を事前に登録しておくことで、既定の引落し日に返済額が自動的に引落しされる方法です。手数料がかからないことが一般的で、返済にかかるコストを下げたい方におすすめです。また、自動で引落しされるため返済忘れを防げるというメリットもあります。
ただし、引落し日の前日までに引落しされる金額が口座にあるかを確認し、残高不足にならないよう注意しましょう。
ATM入金
キャッシング会社のATMや提携ATMから入金することで、返済する方法です。
提携ATMから返済する場合、手数料がかかることが一般的です。まとめて返済するなど、手数料を抑える工夫をしましょう。
銀行振込み
キャッシング会社指定の銀行口座に振込んで返済する方法です。利用する金融機関所定の手数料がかかるので注意が必要です。また、手数料は契約者負担になることが一般的です。
手数料がもったいないと感じる方は、手数料がかからない方法での返済を検討しましょう。
インターネットバンキングで返済
インターネットバンキングを利用して返済する方法です。スマートフォンやパソコンで操作できるため、ATMや銀行まで行く必要がない点が特徴です。ただし、振込みや提携ATMを利用する場合と同様、手数料は契約者負担になることが一般的です。
なお、レイクのWeb返済サービスは振込み手数料が無料になります。返済コストを抑えたい方にも適した返済方法です。
店頭窓口で直接返済
店頭窓口に行き、直接現金で返済する方法もあります。ただし、窓口での返済に対応している金融機関は多くはありません。窓口がないキャッシング会社もありますので、ホームページなどで、窓口での返済に対応しているか、窓口の場所はどこにあるのか事前に確認が必要です。
基本的には返済に手数料はかからないので、近くにキャッシング会社の窓口がある場合は利用するといいでしょう。
キャッシングの返済方式
キャッシングでは「リボルビング払い」で返済することが一般的です。リボルビング払いとは月々の返済額をあらかじめ設定し、月々の支払額を一定にできる返済方式です。
リボルビング払いには、いくつか方式があります。
- 残高スライドリボルビング方式
- 定額リボルビング方式
それぞれの方式の違いを解説します。
残高スライドリボルビング方式
残高スライドリボルビング方式とは、利用残高によって返済額が変動する返済方式です。利用残高が減るほど毎月の返済額は減り、追加借入れをして利用残高が増えると返済額も増えます。
追加借入れをおこなう前に無理なく返済できるか確認することが大切です。
定額リボルビング方式
定額リボルビング方式には「元利定額リボルビング方式」と「元本定額リボルビング方式」があります。
以下でそれぞれの特徴について解説します。
元利定額リボルビング方式
元利定額リボルビング方式とは、毎月設定した金額を返済する方式です。元金と利息の合計額を一定にしているため、返済が始まったばかりのときは返済額に含まれる元金の割合が低く、徐々に利息の割合が減り、元金の割合が高くなるのが特徴です。
元利定額リボルビング方式は。毎月の返済額を一定にしたい方に向いています。
利用残高が増えても毎月の返済額は変わりませんが、充当される元本の割合が減ってしまうため借入れ期間が延びてしまう点に注意が必要です。
元金定額リボルビング方式
元金定額リボルビング方式とは、返済額に含まれる元金の金額が一定になる返済方式です。元金に加算される利息は返済しはじめたときに多いため、毎月の返済額は徐々に減っていくのが特徴です。
元金定額リボルビング方式は、利用残高を計画的に減らしていきたい方に向いています。
元利定額リボルビング払いと比べて、元金が減るのが早いため総利息額を抑えやすい点がメリットです。
毎月の返済額を把握することが重要
毎月の返済額を把握して、計画的に返済することが大切です。返済額を把握するためには、利息の計算方法と返済シミュレーションについて知っておくことが必要です。
利息の計算方法
利息は、次の計算式で求めます。
利息=借入れ額×貸付利率(年率)÷365日(うるう年は366日)×借入れ日数
キャッシングを利用する前に、どのくらい利息がかかるのか概算し、返済計画を立てておきましょう。
返済シミュレーションを活用する
キャッシングを利用する際は、返済シミュレーションを利用すると月々の返済額や利息の目安を簡単にチェックできます。
返済シミュレーションは、キャッシング会社のホームページで公開されている場合があります。キャッシング会社によって返済方式が異なるため、借入れをしている会社の返済シミュレーションで調べましょう。
レイクでは、ご契約希望額から毎月の返済額と返済回数をご返済シミュレーションで調べることが出来ます。返済回数がわかるため、はじめてのお借入れ時に活用いただけます。
- シミュレーションでの試算結果は参考値です。実際のご返済内容とは異なる場合がありますので、あくまでも目安としてご確認ください。
キャッシングで借りたお金を返済しないとどうなる?
返済日までに返済しないと、次の事柄が起こる可能性があります。
- 電話や請求書が届く可能性がある
- 延滞日数に応じて遅延損害金が発生する
- 借入れが停止になる可能性がある
- 増額が難しくなる可能性がある
- 信用情報機関に延滞の情報が登録される
なお、キャッシング会社によって対応が異なります。ご利用中のキャッシング会社のホームページ確認しておきましょう。
電話や請求書が届く可能性がある
キャッシング会社から電話がかかってきて、返済できる日などを尋ねられる可能性があります。また、電話ではなく請求書(督促状)が届く可能性もあります。請求書には支払い期限が記載されていることが一般的ですので、しっかり期限を守り、返済しましょう。
延滞日数に応じて遅延損害金が発生する
延滞日数に応じて遅延損害金が発生します。なお、遅延損害金は、キャッシングしている金額や延滞日数、遅延損害金の年率によって異なります。遅延損害金は各キャッシング会社の商品概要に記載があるので、確認しておきましょう。
遅延損害金が発生すると、返済の負担が大きくなります。返済忘れなどで遅延損害金が発生しないように注意が必要です。
借入れが停止になる可能性がある
カードローンは利用限度額内で繰り返し借りられることが特徴のローンですが、返済日までに返済しないと、追加借入れができなくなることがあります。早めにキャッシング会社に連絡し、滞納している金額を返済しましょう。
なお、早めに連絡しても、返済しない限り借入れ停止は継続します。
増額が難しくなる可能性がある
カードローンでは、利用限度額を増やす「増額審査」を受けることができます。しかし、返済を滞納している場合は、増額審査に申込んでも通過しない可能性があるでしょう。
信用情報機関に延滞の情報が登録される
返済が遅れると、信用情報機関に延滞情報として登録されます。信用情報機関に登録されている情報は、加盟している会員会社であれば閲覧が可能です。
そのため、ほかのローンやクレジットカードに申込むと、申込み先の会社に延滞の事実を知られることになります。延滞の記録は返済能力がないと判断される可能性があり、審査に通らない要因のひとつにもなるでしょう。
返済を忘れないための対処法
キャッシングを快適に利用するためにも、返済に遅れないことが大切です。返済日を忘れそうな方は、口座振替に登録しておくといいでしょう。
そのほかにも、次の方法で返済忘れを回避できます。
- スマートフォンなどでリマインドする
- 返済日をお知らせしてくれるサービスを利用する
- 複数社から借入れをしている場合はおまとめローンを利用する
それぞれの方法を解説します。
スマートフォンなどでリマインドする
スマートフォンなどのスケジュール機能に返済日を登録し、アラート通知の設定をしておきましょう。口座振替を登録している場合、口座振替日の前日にアラートを設定しておくことで、引落しされる金額が口座にあるかの確認をし、残高不足でないかの確認ができます。
返済日をお知らせしてくれるサービスを利用する
キャッシング会社によっては返済日のお知らせサービスを実施しています。レイクでは返済日と返済額を3日前にメールでお知らせするサービスを提供しています。
複数社から借入れをしている場合はおまとめローンを利用する
複数社から借入れをしている場合、おまとめローンを利用して借入れを1社にまとめることで返済の負担を減らすこともできます。借入れを1社にまとめると返済する回数も月に1回になるので、スケジュールを管理しやすくなり、返済も忘れにくくなるでしょう。
おまとめローンを利用する際の注意点
おまとめローンを利用する際は、次の3点に注意が必要です。
- 繰り返し借入れができない
- おまとめローンの対象を確認する
- 必ずしも利息が減るわけではない
それぞれのポイントを解説します。
繰り返し借入れができない
おまとめローンは他社借入れ金を返済する専用のローンであることが一般的です。カードローンのように利用限度額内で繰り返し借入れをするといった使い方には対応していないことが多いので、注意しましょう。
おまとめローンの対象を確認する
金融機関によっても異なりますが、おまとめローンの対象は限定されていることが多いです。自分がまとめたい借入れがおまとめローンの対象になっているかを確認してから申込みましょう。
必ずしも利息が減るわけではない
おまとめローンの金利より、契約していたキャッシングの金利のほうが低い場合は、利息が増える可能性があります。また、金利は変わらなくても返済回数が増えることで、利息が増えるかもしれません。
おまとめローンの利用によって、本当に負担が軽くなるのか比較して検討することが必要です。
返済日までに返済ができない場合の対処法
返済日までに返済できない場合は、早めに対処することでトラブルが生じにくくなる可能性があります。まずはキャッシング会社に連絡し、率直に事情を説明してみましょう。
返済日の変更が可能な場合もある
キャッシング会社によっては、返済日までに連絡すれば、返済日の変更が可能なことがあります。レイクでも、お客さまの状況により返済日の変更が可能です。早めに連絡しましょう。
どうしても返済できなくなったら相談を
どうしても返済が難しい場合も、まずは早めに利用しているキャッシング会社に相談しましょう。どうにもならないからと放置したり、キャッシング会社からの連絡を無視したりするのは得策ではありません。早めの連絡を心がけ、トラブル回避に努めましょう。
まとめ
キャッシングを利用すると、返済義務が生まれます。借入れる前に返済計画を立て、返済できる金額だけ借りるようにしましょう。
また、予定外のことが起こり、返済が難しくなった場合は、早めにキャッシング会社に相談することも大切です。返済を意識した借入れをすることで、キャッシングを上手に使いこなしましょう。
監修者:
古関 俊祐
プロフィール:
東京都江戸川区出身。中央大学法学部卒。弁護士登録後から大手法律事務所にて消費者金融、銀行ローン各社との債務整理、過払金請求事件を多数取り扱い、現在も多くの依頼者からの相談を受けている。これまでの債務整理案件の取扱い実績は数百件に上る。また、債務整理案件だけでなく、保険や不動産など財産にまつわる問題、離婚や相続といった家庭内の問題などさまざまな問題について手広く対応し多角的視点から問題解決を図るプロフェッショナルとして活躍している。現在は、地元である東京都葛飾区の新小岩駅前にて弁護士法人新小岩法律事務所の代表弁護士として活動している。
資格情報:
弁護士