留学したいけどお金がない場合はどうする?
費用を抑える方法や奨学金制度などを紹介
更新日:2025年3月27日
公開日:2022年10月12日

留学を考えてはいるものの、お金がないことが理由で踏み出せていない方は多いのではないでしょうか。
この記事では、お金がないけど留学したい方向けに、留学にかかる費用や留学費用を抑えるポイントを紹介します。
留学費用に充てられる給付型奨学金や教育ローンなど、お金がなくて留学できない場合の対処法も解説しますのでぜひ参考にしてください。
留学に必要なお金はどれくらい?
留学には、まとまった費用が必要です。特に、昨今は円安の影響で留学費用が全体的に上昇しています。
日本人の留学先として人気の高いアメリカ、オーストラリア、カナダ3か国の語学留学費用のめやすを見ていきましょう。
なお、実際の留学費用は選択する学校や地域、滞在する施設、為替相場などによって変わるため、あくまでもめやすとしてご覧ください。
アメリカの留学費用
アメリカに語学留学する際に必要な費用のめやすは、以下のとおりです。
区分 | 費用のめやす | |
---|---|---|
生活費 | 公立大学4年制(州外学生) |
USD12,770/1学年 (9ヵ月間) 1,915,500円
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私立大学4年制 |
USD 14,650/1学年 (9ヵ月間) 2,197,500円
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語学学校 |
ホームステイ:USD600~/4週間 (2食付) 90,000円~ |
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学生寮:USD1,200~/9週間 (2人部屋) 180,000円~ |
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授業料 | 公立大学4年制(州外学生) |
USD29,150/1学年 (9ヵ月間) 4,372,500円 |
私立大学4年制 |
USD41,540/1学年 (9ヵ月間) 6,231,000円 |
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語学学校 |
大学付属:USD1,200~/4週間 (週20~25時間) 180,000円~ |
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私立:USD900/4週間 (週20時間) 135,000円 |
- USD=150円で換算
留学先として根強い人気を誇るアメリカですが、他国と比較して留学費用が高い傾向があります。特に、近年は深刻な円安の影響で留学費用が高額化しています。
オーストラリアの留学費用
オーストラリアに語学留学する際に必要な費用のめやすは、以下のとおりです。
区分 | 費用のめやす | |
---|---|---|
生活費 | ホームステイ |
AUD260~310/週 (2食付) 26,000円~31,000円 |
学生寮 |
AUD320~400/週 (食事の有無によって大きく異なる) 32,000円~40,000円 |
|
賃貸物件(シェアハウス含む) |
AUD150~400/週 (地域・設備によって大きく異なる) 15,000円~40,000円 |
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授業料 | 大学 |
AUD20,000~45,000/年 (地域や学校・コースによって異なる) 2,000,000円~4,500,000円 |
語学学校 |
AUD300~550/週 30,000円~55,000円 |
- AUD1=100円で換算
アメリカの授業料と比較すると、比較的安い傾向があることが分かります。
カナダの留学費用
カナダに語学留学する際に必要な費用のめやすは、以下のとおりです。
区分 | 費用のめやす | |
---|---|---|
生活費 |
CAD15,000/年 1,620,000円 |
|
授業料 | 大学(4年制) |
CAD36,100/年 3,898,800円 |
カレッジ(2~3年制) |
CAD7,000~22,000/年 756,000円~2,376,000円 |
|
大学院 |
CAD21,100/年 2,278,800円 |
|
語学学校 |
CAD340~425/週 36,720円~45,900円 |
- CAD1=108円で換算
カナダは、英語圏のなかでも学費が比較的安い傾向があることから留学先として人気を集めています。
3か国の留学費用をご紹介しましたが、実際の授業料は学校の種類やコース、地域などによって大きく異なります。滞在費についても、ホームステイ・寮・アパートなどにより変わるので注意してください。
また、授業料や現地での滞在費以外にも、航空券の費用・ビザ取得費・留学エージェントに支払う費用など、さまざまな費用がかかります。
留学費用を抑える方法
留学を考えているけどお金が足りない方向けに、留学費用を抑えるポイントを解説します。
- 学費や物価が安い国を選ぶ
- ワーキングホリデー制度を利用して現地で働きながら学ぶ
- オフシーズンに渡航する
- 安く利用できる留学エージェントを使う
- 留学期間を短くする
学費や物価が安い国を選ぶ
費用の目安からもわかるとおり、留学にかかる学費は決して安くありません。そのため、学費が安い国を選べば、留学費用を抑えられます。
また、一定期間海外で滞在するため、物価が安い国を選べば現地での生活費を安くできます。フィリピンやマレーシアなど、アジア圏は比較的物価が低めです。日本からの距離が近い国なら、渡航費も同時に抑えられます。
ワーキングホリデー制度を利用して現地で働きながら学ぶ
ワーキングホリデー制度とは、海外で一定期間生活しながら働くこともできる制度です。
ワーキングホリデー制度で行ける国は、オーストラリア・カナダ・韓国など全部で28ヶ国あります。日本国籍をもつ18~30歳の方が対象です。
ワーキングホリデーのビザは、留学に必要な学生ビザや観光ビザとは違い、現地で働けます。観光・就学・就労ができる点が大きなメリットです。
海外で学びながら働けば、留学費用の負担を大きく軽減させられるでしょう。働く分、勉学の時間が減る点には注意が必要です。
オフシーズンに渡航する
渡航の時期を検討するのも手段の1つです。オフシーズンに渡航すれば、航空券などの費用を安くできます。一般的に、ゴールデンウィークや夏休み、年末年始などは価格が高めです。
ただし、日本のオフシーズンと渡航先のオフシーズンが同じとは限りません。事前に渡航先について調べ、安いタイミングでの渡航を検討してください。
安く利用できる留学エージェントを使う
留学費用を抑えたいなら、なるべく安く利用できる留学エージェントを選びましょう。
留学エージェントとは、留学先の学校とのやりとりや渡航の手続きなどを代行してくれる業者のことです。
留学エージェントを利用すると、代理店手数料が発生する場合があります。代理店手数料がかからない留学エージェントなら、その分費用を抑えることが可能です。
また、安いプランを選ぶことで留学費用を抑えられるケースもあります。必要なサポートやオプションが受けられるかどうかを確認した上で選んでください。
留学期間を短くする
一般的に、留学期間が短いほど費用が安くなります。先ほど紹介したアメリカの語学留学費用目安を例に挙げると、2週間では148,500円、36週間では206,000円でした。
留学期間を短くすればその分、勉学に充てられる時間が減るので、費用とのバランスをみて慎重に検討しましょう。
留学したいけどお金ない場合の対処法

留学したいけどお金がない場合の対処法を解説します。
- 親や知人にお金を借りる
- 給付型奨学金に応募する
- 教育ローンを利用する
以下で1つずつみていきましょう。
親や知人にお金を借りる
留学費用をどうしても用意できない場合、親や知人に借りられないか相談してみましょう。
親や知人でも、予定どおり返済できなければ、相手との関係に悪影響をおよぼすのは避けられないでしょう。
親や知人に相談する際には、なぜ留学に行きたいのか、留学先でどんなことを学びたいのかをきちんと伝えることが重要です。また、あらかじめ返済日についても話し合っておきましょう。
給付型奨学金に応募する
給付型奨学金に応募する手段もあります。給付型奨学金とは、返済が不要な奨学金のことです。以下のような奨学金があります。
- 日本学生支援機構(JASSO)
- トビタテ!留学JAPAN
- 経団連グローバル人材育成 スカラーシップ奨学金
たとえば、トビタテ!留学JAPANは、文部科学省がはじめた留学促進キャンペーンのことです。給付型奨学金をはじめとするさまざまな支援が受けられます。
それぞれ年齢や学業成績などの応募条件、応募期限などが決められているので、まずは利用できる奨学金がないかどうかを調べましょう。書面での審査や面接が必要なケースもあります。
教育ローンを利用する
教育ローンを利用してお金を借りるのも手段の1つです。
日本政策金融公庫の教育一般貸付は、3ヵ月以上の留学などさまざまな教育資金に充てられる国の教育ローンです。
金利は年1.8%(固定金利)で、上限450万円まで借りられます。
借入れまでに日数がかかる点には注意しましょう。一般的に、必要時期の2〜3ヵ月前が申込みの目安です。
また、民間の金融機関が提供する教育ローンを利用する方法もあります。教育一般貸付よりも早く借りられる可能性があります。
使い道が決まっているローンであり、フリーローンと比べて金利は低めです。
ただし、金融機関によっては年収の制限が設けられており、満たしていない場合は申込むことができません。各金融機関で申込みの条件が決まっているので、事前に確認しましょう。
生活費が足りない場合はカードローンの利用も検討
留学の前後で生活費が足りなくなってしまった場合は、カードローンの利用も検討できます。カードローンは、契約時に決められた利用限度額の範囲内で繰り返し借入れができるサービスで使い道は自由です。
教育ローンと比べると金利は高めに設定されていますが、消費者金融カードローンであれば無利息期間が利用できる場合があるため、利息の負担を軽減できます。
ただし、利用できる年齢が決まっており、安定継続した収入があることが申込み要件となっています。また、審査に通過しないと利用ができない点には注意が必要です。
消費者金融カードローンは即日借入れにも対応しており、急ぎの際にも対応可能です。
レイクでは、21時(日曜日は18時)までにご契約が完了(審査・必要書類の確認含む)すると、その日のうちのお振込みに対応しております。一部金融機関および、メンテナンス時間等を除きます。
カードローン利用の際の注意点
最後に、カードローンを利用する際の注意点を解説します。注意点も理解した上で利用しましょう。
- 返済計画を立てる
- 契約内容を確認する
- 余裕のある場合は繰上げ返済する
返済計画を立てる
カードローンの返済時には利息がかかるため、返済計画を立てた上で利用することが大切です。事前に返済シミュレーションを行い、返済額や返済期間などを把握しましょう。
レイクでは、「ご返済シミュレーション」が利用できます。ご希望契約額の入力と無利息期間の選択で毎月の返済額と返済回数を試算できるので、ぜひご活用ください。毎月の返済額から検討可能な借入れ額を試算することも可能です。
- シミュレーションでの試算結果は参考値です。実際のご返済内容とは異なる場合がありますので、あくまでも目安としてご確認ください。
契約内容を確認する
カードローンは、金利や利用金額などにより返済額が変わってきます。金利や無利息期間などの契約内容をしっかり確認しましょう。
利用限度額の範囲内で繰り返し借入れできるため便利ですが、借りすぎるリスクもあります。必要以上に借りないように、常に借入れ状況を把握することも重要です。
無利息期間が設定されている場合は、いつまで適用されるのか正確に把握する必要があります。ただし、無利息期間中でも返済日は訪れるため、口座振替に指定している方は口座に返済額を入金しておきましょう。
レイクでは、諸条件を満たしたはじめてご契約されるお客さま限定で365日間の無利息サービスをご利用いただけます。
- 365日間無利息
ご利用条件:Webでお申込み・ご契約、ご契約額が50万円以上かつご契約後59日以内に収入証明書類の提出とレイクでの登録完了が必要
上記ご利用条件を満たさない方は60日間無利息または30日間無利息をご利用いただけます。
- 60日間無利息(Web申込みかつご契約額が50万円未満)
- 30日間無利息(自動契約機または電話申込み)
さらに、「1秒診断」では、簡単な項目を入力するだけで、お借入れが可能かどうかを事前に診断することも可能です。
なお、レイクの無利息期間開始日は「ご契約日の翌日から」となります。「お借入れ日の翌日から」ではありませんのでお気をつけください。
また、無利息期間経過後は通常金利が適用されます。
無利息期間中にもご返済日があります。会員ページでご返済日をご確認いただき、ご返済に遅れないようご注意ください。なお、ご返済が遅れた場合等、無利息期間が終了いたします。
余裕のある場合は繰上げ返済する
余裕がある場合は、毎月の約定返済に加えて繰上げ返済も行いましょう。繰上げ返済をすれば、借入期間の短縮につながり利息額を減らせます。
レイクでは、いつでも繰上げ返済や一括返済をおこなうことが可能です。
各金融機関のインターネットバンキングを利用する「Web返済サービス」なら、平日や土日にかかわらずいつでも返済でき、手数料もかかりません。
カードレスのスマホATM取引(※)にも対応しているので、ご都合にあわせて選択してください。
- お取引金額に応じて、所定の手数料を負担いただきます。
まとめ
留学費用を用意できない場合、留学費用を安くする、国のローンや奨学金制度を利用するなどさまざまな対処法があります。
「お金がないから留学できない」と諦める前に、利用できる方法がないか検討しましょう。
留学の前後に生活費が足りない場合は、カードローンを利用するのも1つです。レイクは、最短即日借入れに対応しており、無利息サービスもご利用いただけます。

監修者:
松崎 観月
プロフィール:
大学卒業後、金融機関にて個人営業を担当し、資産運用の相談・保険販売などを経験する。退社後、CFP認定を取得。現在は金融に関する記事の執筆・監修を行う。これまでに執筆した記事は500本を超える。
資格情報:
CFP®、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、日商簿記検定2級