バイクローンのメリット・デメリットは?
手続きの流れやそのほかのローンも紹介

公開日:2022年10月27日

バイクローンのメリット・デメリットは?手続きの流れやそのほかのローンも紹介

バイクローンは、バイク購入時に利用できる個人向けローンです。使い道が決められた目的ローンであり、比較的低金利で借りられるのが特徴です。
この記事では、バイクローンのメリット・デメリットや審査基準、バイクローン以外でバイクの購入資金を借りる方法などを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

バイクローンとは?

バイクローンとは、バイクの購入資金に充てられる個人向けの目的ローンです。購入資金のほか、車検や修理費用などのバイクに関連する資金に充てることができます。
ただし、バイクに特化したローンは少なく、マイカーローンを利用するケースが多いです。マイカーローンは自動車購入のためのローンですが、一般的にバイク購入資金にも利用できます。マイカーローンを利用してバイクを購入する際は、バイクがローンの対象になっているのか確認しましょう。

バイクローンのメリット

バイクローンには、以下のメリットがあります。

  • 手元に資金がなくてもバイクを購入できる
  • 金利が低め
  • 所有権が自分にある

手元に資金がなくてもバイクを購入できる

手元資金が足りなくても、バイクローンを利用すれば欲しいタイミングでバイクを手に入れることができます。
バイク購入資金は用意できるものの、その後の生活費が一時的に足りなくなってしまう場合は、バイクローンを利用することで手元に現金を残しておけます。
さらに、バイクローンはバイク購入資金だけでなくカスタム、車検、修理費用などの費用にも利用できるのが一般的です。
手元に資金がない状況でバイクに関連する費用が必要になった際は、頼りになるでしょう。

金利が低め

銀行が取扱うバイクローンの金利は、比較的低めに設定されています。会社によって異なりますが、相場は年利0.9~7.5%程度です。
バイクローンは使い道が決まっている目的ローンであり、一般的にフリーローンと比べて低金利で借りられます。

所有権が自分にある

購入時からバイクの所有権が自分にある点もバイクローンを利用するメリットの1つです。
バイク購入時に利用できるローンには、ディーラーが取扱うディーラーローンもあります。しかし、一般的なディーラーローンでは、ローンを完済するまで所有権がディーラーにあるため、売却や譲渡などに手間がかかる傾向にあります。
銀行のバイクローンを利用すれば、購入したときから所有権が自分のものになるので、売却なども自由におこなえます。

バイクローンのデメリット

手元に資金がない場合に頼れるバイクローンですが、デメリットもあります。

  • 個人間売買には利用できない可能性が高い
  • 融資までに時間がかかる場合が多い

個人間売買には利用できない可能性が高い

多くのバイクローンでは、個人間売買の資金には利用できないと定められています。
つまり、ネットオークションやアプリなどを介してバイクを購入する場合は、バイクローンを利用できないケースが多いと理解しておきましょう。
バイクローンを利用したいと考えている方は、事前に条件の確認が必要です。

融資までに時間がかかる場合が多い

銀行のバイクローンは、仮審査が必要なケースが多く、融資まで日数がかかる傾向にあります。
一般的に、お申込みから融資まで10日前後かかるため、余裕をもっての手続きが必要です。銀行の休業日を挟むと、融資までの日数が長くなりやすいので気を付けましょう。

バイクローンの申込みから借入れまでの流れ

次に、バイクローンの申込みから契約までの流れを解説します。銀行によっても異なりますが、一般的な流れは以下のとおりです。

  1. 申込み
  2. 仮審査
  3. 必要書類提出
  4. 本審査
  5. 契約手続き
  6. 借入れ

24時間365日Webから申込みできるバイクローンが多く、近年では必要書類の提出や契約手続きもWeb上で完結できます。
バイクローン申込み時に必要となるのは、主に本人確認書類と使い道がわかる書類です。年収がわかる収入証明書類が必要なケースもあります。
一般的に、銀行が申込者の名義でバイク販売会社に振込むかたちで融資が受けられるため、自身で販売会社に振込む必要はありません。

バイクローンの審査基準

バイクローンの審査基準

バイクローンは、ほかのローンと同様に審査基準が公表されていません。そのため、一般的に考えられる審査基準を解説します。

  • 申込み要件を満たしているか
  • 継続して安定した収入があるか
  • 過去に延滞や破産申立などをしていないか

申込み要件を満たしているか

そもそも申込み要件を満たしていない場合は、バイクローンへの申込みはできません。
多くのバイクローンは、18歳または20歳以上が対象となっています。年齢の条件を満たしていない場合は、バイクローンは利用できないので注意しましょう。
また、「前年度の年収が200万円以上の方」「勤続年数1年以上」など、年収や勤続年数の基準が定められているバイクローンもあります。申込み要件はバイクローンにより異なるので、事前に確認が必要です。

継続して安定した収入があるか

バイクローンもほかのローンと同様、継続した安定収入があることは重視されています。
ただし、収入が多ければいいというわけではなく、年収に見合った借入れ額かどうかが重要です。そのため、毎月の収入が少ないからといって審査に通らないとは限りません。

過去に延滞や破産申立などをしていないか

支払いの延滞や破産申立などの履歴は、信用情報機関に信用情報として一定期間記録されます。
ローン会社は、申込者の返済能力を判断するために、審査の過程で信用情報を照会します。そのため、信用情報機関に延滞などの記録が残っていると、バイクローンに限らずローンの審査に通過するのは難しいです。

バイクローン以外に利用できるローン

バイクの購入資金に充てることができるローンは、銀行が取扱うバイクローンだけではありません。以下のローンをバイクの購入に使うことができます。

  • マイカーローン
  • ディーラーローン
  • フリーローン
  • カードローン

マイカーローン

マイカーローンは、自動車購入のための目的ローンです。はじめに述べたとおり、多くのマイカーローンはバイク資金にも充てられます。
バイクローンと同様に仮審査がおこなわれることが多く、融資まで日数がかかる傾向にあります。

ディーラーローン

ディーラーローンは、ディーラーと提携している信販会社のバイク向けローンです。バイク販売店で手続きがおこなえるため、手間がかからないのがメリットです。
ただし、一般的にローンを完済するまではバイクの所有権がディーラー側にあります。その間は、買い替えや売却手続きに手間がかかる可能性があります。
なお、ディーラーローンでは、残価設定型ローンが選べるケースも多いです。残価設定型ローンとは、一定額(残価)を据え置き、残りの金額を分割して支払うことで月々の返済の負担を抑えられるタイプのローンです。

フリーローン

フリーローンは、使い道自由の個人向けローンです。あらかじめ決めた金額を一括で借入れます。
金利は目的ローンであるバイクローンと比べると、高くなる傾向があります。使い道は基本的に決められていませんが、バイクローンと同様に使い道がわかる書類を提出する必要がある場合もあります。

カードローン

カードローンも、使い道自由の個人向けローンです。使い道が自由な点はフリーローンと共通していますが、ご利用限度額の範囲内で繰り返しお借入れできる点が異なります。
バイクローンと比べて金利は高めですが、自由度が高く使い道を確認する書類などの提出も不要です。
また、カードローンの中には、即日融資が可能なものもあります。たとえば、レイクは、Webからのお申込みで21時(日曜日は18時)までに審査・必要書類の確認を含むご契約手続きが完了した場合、最短25分でお借入れが可能です。ただし一部金融機関および、メンテナンス時間などを除きます。

カードローンを利用する際の注意点

カードローンは、ご利用限度額の範囲内で繰り返しお借入れが可能です。このようなカードローンの特性上、ご利用の際には次の3点にご注意ください。

  • 返済計画を立てる
  • 金利や無利息期間などの契約内容を確認する
  • 余裕のある場合は多めの金額を返済する

以下で詳しく解説します。

返済計画を立てる

お金を借りると返済がはじまります。借りる前に無理のない返済計画を立てておくことが重要です。毎月無理なく返済できる金額はどのくらいなのか、いつまでに完済するのか計画を立ててから、カードローンにお申込みください。
また、カードローンは他のローンとは異なり、ご利用限度額の範囲内で繰り返しお借入れが可能です。追加でお借入れすると毎月のご返済額やご返済期間が変わることもあるため、返済計画もその都度立て直すようにしましょう。
カードローン会社の公式サイトなどには、返済シミュレーション機能があります。
レイクの場合、「ご返済シミュレーション」でご返済金額や返済回数のシミュレーションができます。ご希望契約額の入力と無利息期間を選択すれば、毎月の返済額と返済回数が試算できます。
毎月のご返済額から検討可能なお借入れ額を調べることも可能です。ぜひご活用ください。

  • このシミュレーションでの試算結果は参考値です。実際のご返済内容とは異なる場合があるので、あくまでも目安としてご確認ください。

金利や無利息期間などの契約内容を確認する

カードローンをご利用の際は、必ず金利やご利用限度額などのご契約内容をご確認ください。また、無利息サービスをご利用の場合は、いつまで適用されるのか無利息期間もご確認ください。
レイクでは、はじめてのご契約なら、ご都合に合わせていずれかの無利息サービスをお選びいただけます。

  • 60日間無利息(Web申込み限定)
  • 30日間無利息
  • 5万円まで180日間無利息

ご自身に適用される無利息期間を確認し、ぜひ有効活用してください。
ご自身の借り方によって、どの無利息期間を選べばお利息のご負担が軽くなるか調べられる「無利息診断」もございます。
なお、レイクの無利息期間開始日は「ご契約日の翌日から」となります。「お借入れ日の翌日から」ではありませんのでお気をつけください。
無利息期間中にもご返済日があります。会員ページなどでご返済日をご確認いただき、ご返済に遅れないようご注意ください。

余裕のある場合は多めの金額を返済する

約定返済額よりも多めの金額をご返済いただくと、予定よりも早くご利用残高を減らすことが可能です。カードローンのお利息は、以下の計算式で算出します。

お利息=お借入れ額×貸付利率(年率)÷365日(うるう年は366日)×お借入れ日数

上記の式からわかるとおり金利の高さだけでなく、お借入れ額が多いほどお利息額が増え、お支払い総額も大きくなります。
お利息の負担を減らすためにも、余裕がある場合は約定返済額よりも多めの金額をご返済ください。

まとめ

バイクローンは、比較的低金利でバイク購入資金を借りられる個人向けローンです。
バイクローンがご利用できない場合やお借入れを急いでいる場合などは、即日融資が可能なカードローンのご利用もご検討ください。

監修者:松崎 観月

監修者:

松崎 観月

プロフィール:

大学卒業後、金融機関にて個人営業を担当し、資産運用の相談・保険販売などを経験する。退社後、CFP認定を取得。現在は金融に関する記事の執筆・監修を行う。これまでに執筆した記事は500本を超える。

資格情報:

CFP®、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、日商簿記検定2級