引っ越し費用の相場は？
安く抑える方法や用意できない場合の対処法を紹介

引っ越し費用の相場はどのくらい？

引っ越し費用は、世帯人数や距離、時期などの条件によりさまざまです。世帯人数、距離、日程などに分けて解説するので参考にしてください。

世帯人数別の引っ越し費用相場

最初に、世帯人数別の引っ越し費用相場を確認しましょう。単身者から4人家族までの繁忙期・通常期の費用相場は以下のとおりです。

家族構成	繁忙期 （2～4月）	通常期 （5～1月）
単身者（荷物小）	51,479円	43,764円
単身者（荷物大）	74,430円	56,964円
2人家族	97,915円	74,505円
3人家族	123,358円	92,675円
4人家族	155,096円	115,729円

世帯人数が増えると荷物も増えて、当然引っ越し費用も高くなりますが、繁忙期と通常期でも費用が大きく異なります。
一般的に、引っ越す人が増える2～4月は引っ越し業者の繁忙期です。通常期と比べて、引っ越し費用が高くなります。
繁忙期と通常期の差は、単身者だと約8,000円〜約17,000円、2人家族が約23,000円、3人家族が約30,000円、4人家族が約40,000円です。

距離別の引っ越し費用相場

次に、単身者と家族（2～4人家族）の費用相場を、距離別に紹介します。

上記のとおり、距離が遠くなるほど費用も高くなるのが一般的です。特に、世帯人数が多く移動距離も長い引っ越しでは、費用の負担が大きく増します。

曜日や時間帯ごとの引っ越し費用の相場（全世帯平均）

続いて、曜日や時間帯ごとの引っ越し費用相場を解説します。

上記は、距離別の平日・土日祝日の費用相場を、繁忙期と通常期に分けて記載したものです。繁忙期・通常期でも結果に違いがありますが、50km未満までの引っ越しでは、平日のほうがやや安い傾向にあることがわかります。

次に、時間帯別の費用相場をみてみましょう。

時間帯	単身者	家族（カップル含む）
7時以前	26,885円	138,526円
8時ごろ	59,986円	104,584円
9時ごろ	54,808円	98,998円
10時ごろ	43,813円	80,793円
11時ごろ	38,617円	68,070円
12時ごろ	40,757円	63,509円
13時ごろ	38,849円	60,595円
14時ごろ	40,350円	60,843円
15時ごろ	35,422円	60,436円
16時ごろ	34,197円	66,537円
17時ごろ	30,741円	59,953円
18時ごろ	33,430円	75,874円
19時ごろ	39,500円	54,745円

時間帯別では、午前中の引っ越しが高い傾向にあります。
単身者の場合は、8時ごろが最も高く平均59,986円、7時以前が最も安く平均26,885円でした。最も高い時間帯と最も低い時間帯の差額は約33,000円です。
一方、家族の場合は、7時以前が最も高く平均138,526円、19時ごろが最も安く平均54,745円、差額は約84,000円です。単身者と比べて、時間帯による費用の違いが大きくなっています。

引っ越し費用の内訳

引っ越し費用がどのように決まるのか、内訳をみていきましょう。引っ越し費用は以下の項目で構成されます。

基準運賃+料金+実費+附帯サービス料

「基準運賃」は、時間制と距離制の2種類です。実際に荷物を運ぶ距離が100km以内の場合は時間制、100km超の場合は距離制が適用され、時間または距離と最大積載量に応じて、それぞれ基準となる運賃が決められています。
「料金」には、車両留置料や休日・深夜・早朝割増料などがあります。車両留置料とは、利用者の要請で荷物を留置した時間に応じてかかる料金のことです。引っ越しの時間帯などに応じて、休日割増量や深夜・早朝割増量などの割増料金がかかる場合もあります。
「実費」は、荷造り作業や段ボールなどの資材、有料道路料金などです。そのほかのサービスを利用した場合は、「附帯サービス料」としてエアコンの取付、防虫、不用品の処理などの費用がかかる場合もあります。

引っ越し業者を利用する際に気をつけたいポイント

引っ越し業者に依頼する際に、費用面で注意すべきポイントを解説します。

• 引っ越しの前々日からキャンセル料がかかる
• なるべく訪問見積もりをしてもらう
• 内金や手付金は基本的に支払う必要はない
• 引越事業者優良認定を受けている業者を選ぶ

引っ越しの前々日からキャンセル料がかかる

引っ越し業者への依頼を直前にキャンセルする場合、前々日からキャンセル料がかかる点に注意が必要です。
多くの引っ越し業者では「標準引越運送約款」というルールを採用しており、この約款においては以下のとおり解約・延期手数料が発生することが定められています。

キャンセルのタイミング	手数料
当日	運賃及び料金の50%以内
前日	運賃及び料金の30%以内
前々日	運賃及び料金の20%以内

引っ越しを延期した際も上記の手数料を支払わなくてはなりません。キャンセルしなければならないことがわかった時点で、速やかに引っ越し業者に連絡を入れましょう。
また、すでに引っ越し業者が着手した附帯サービスがある場合は、上記とは別に料金がかかることがあります。事前に見積書などで、キャンセル時にかかる費用をきちんと確認することが大切です。
ただし、事業者によっては「標準引越運送約款」を採用せず、国土交通大臣の許可を受けた独自の約款を定めている場合もあるため、契約約款を確認することが大切です。

なるべく訪問見積もりをしてもらう

引っ越し業者の見積もりは、なるべく訪問でおこなってもらいましょう。
電話やネットで見積もりをした場合、荷物の量や搬入経路などが正しく伝わらない場合があります。後々トラブルになりかねないため、電話やネットでの見積もりは避けましょう。国土交通省でも、訪問見積もりを推奨しています。

内金や手付金は基本的に支払う必要はない

内金や手付金は、事前に支払う料金のことです。
標準引越運送約款では、内金や手付金は請求しないとされているため、内金や手付金を請求してくる業者は少なくなっています。
ただし、全ての引っ越し業者が標準引越運送約款を採用しているとは限りません。内金や手付金を請求する旨の条項があるか、約款をよく確認してみましょう。
内金や手付金を支払いたくない場合は、標準引越運送約款を採用している引っ越し業者を選ぶといいでしょう。

引越事業者優良認定を受けている業者を選ぶ

どの引っ越し業者を選べばいいのかわからない場合は、引越事業者優良認定を受けた業者に依頼しましょう。
引越優良事業者とは、全日本トラック協会が定めた基準を満たした業者のことです。下見、見積もり、確かな作業などに関する一定のルールを守って運営する業者なので、基本的に安心して依頼できます。引越優良事業者には、「引越安心マーク」がついているので目印にしてください。

引っ越し費用を安く抑える方法

引っ越し費用は安いとは言えず、家計にとっては大きな負担です。そこで、引っ越し費用を抑える方法を解説します。

• 引っ越し業者の相見積もりをとる
• 引っ越しの繁忙期を避ける
• 荷造りや荷解きを自分でおこなう

引っ越し業者の相見積もりをとる

引っ越し業者を決める際は、複数社から見積もりをとりましょう。引っ越し業者により引っ越し料金が異なるため、相見積もりをとることで安い業者を見つけられる可能性が高まります。また、比較することで費用の相場もわかります。
複数の業者とのやりとりをおこない、自宅に訪問してもらう必要があるため、ある程度日数がかかります。引っ越しが決まったら、なるべく早い時点で見積もりを依頼しましょう。

引っ越しの繁忙期を避ける

最初に説明したとおり、繁忙期と通常期で引っ越し料金は大きく異なります。引っ越しの時期を調整できるなら、なるべく繁忙期を避けましょう。
1年のなかでも、3,4月は引っ越しをする人が多く価格が高めです。週末や月末も料金が高くなる傾向にあるので、可能なら避けましょう。
引っ越し業者によっては、料金カレンダーを公表しています。安い時期がわかるので、引っ越しの日時に融通が利く方は積極的に活用しましょう。

荷造りや荷解きを自分でおこなう

荷造りや荷解きを引っ越し業者に依頼すると、一般的に料金が高くなります。引っ越しまでに時間の余裕があるなら、自分で荷造りや荷解きをおこないましょう。
自分で荷造りや荷解きをすれば、整理ができるため荷物の減量にもつながります。
ただし、引っ越し当日までに荷造りが間に合わなければ迷惑をかけることになるので、必ず計画的に荷造りしましょう。

引っ越し費用を用意できない場合の対処法

引っ越し当日までにお金を用意するのが難しい場合の対処法を解説します。

• 不用品を売却する
• クレジットカードを利用する
• カードローンを利用する

不用品を売却する

フリマアプリを利用すれば、気軽に不用品を出品できます。引っ越しに向けて物も減らせるので、使っていない物がある方は検討しましょう。
ただし、売れるまでや、売れてから売上金が振り込まれるまでに日数がかかります。いつ売れるのかが分からないため、引っ越しの日まで余裕がない場合はフリマアプリでの売却は難しいでしょう。
リサイクルショップに持っていけば、すぐにお金が受け取れます。来店が難しい場合は、出張買取などの利用も検討するといいでしょう。

クレジットカードを利用する

引っ越し費用をクレジットカード払いにすれば、支払いを先送りにできます。クレジットカード払いならカードごとのポイントやマイルも貯まるため、現金よりおトクです。
クレジットカード払いに対応していない、または事前にクレジットカードで支払いたい旨を伝えなければならない業者もあるので、事前に確認しましょう。
また、クレジットカードはあくまでも支払いを先送りしているにすぎません。支払日に代金を支払う必要があるので、計画的に利用しましょう。

カードローンを利用する

カードローンは、利用限度額の範囲内で繰り返しお借入れできる、使い道が自由なローンのことです。
なかでも消費者金融系カードローンは、即日融資に対応しています。引っ越し費用が一時的に足りない場合も、最短即日で資金を用意することが可能です。
レイクは、Webからのお申込みで21時（日曜日は18時）までに審査・必要書類の確認を含むご契約手続きが完了した場合、最短25分でお借入れが可能です。ただし一部金融機関および、メンテナンス時間などを除きます。
カードの到着を待つことなくその日のうちにお借入れできる可能性があるため、急な出費にも対応できます。
また、はじめてご契約の方なら無利息サービスもご利用いただけます。なるべくお利息を抑えたい方はぜひ、ご利用ください。

カードローンを利用する際の注意点

カードローンは、ご利用限度額の範囲内で繰り返しお借入れが可能です。このようなカードローンの特性上、ご利用の際には次の3点にご注意ください。

• 返済計画を立てる
• 金利や無利息期間などの契約内容を確認する
• 余裕のある場合は多めの金額を返済する

以下で詳しく解説します。

返済計画を立てる

お金を借りると返済がはじまります。借りる前に無理のない返済計画を立てておくことが重要です。毎月無理なく返済できる金額はどのくらいなのか、いつまでに完済するのか計画を立ててから、カードローンにお申込みください。
また、カードローンはほかのローンとは異なり、ご利用限度額の範囲内で繰り返しお借入れが可能です。追加でお借入れすると毎月のご返済額やご返済期間が変わることもあるため、その都度、返済計画を立て直すことが大切です。
カードローン会社の公式サイトなどには、返済シミュレーション機能があります。
レイクの場合、「ご返済シミュレーション」でご返済額やご返済回数をシミュレーションしていただけます。ご希望契約額の入力と無利息期間を選択すれば、毎月のご返済額とご返済回数が試算できます。
毎月のご返済額からお借入れ可能額を調べることも可能です。ぜひご活用ください。

• このシミュレーションでの試算結果は参考値です。実際のご返済内容とは異なる場合があるので、あくまでも目安としてご確認ください。

金利や無利息期間などの契約内容を確認する

カードローンをご利用の際は、必ず金利やご利用限度額などのご契約内容をご確認ください。また、無利息サービスをご利用の場合は、いつまで適用されるのか無利息期間もご確認ください。
レイクでは、はじめてのご契約なら、ご都合にあわせていずれかの無利息サービスをお選びいただけます。

• 60日間無利息（Web申込み限定）
• 30日間無利息
• 5万円まで180日間無利息

ご自身に適用される無利息期間を確認し、ぜひ有効活用してください。
ご自身の借り方によって、どの無利息期間を選べばお利息のご負担が軽くなるか調べられる「無利息診断」もございます。
なお、レイクの無利息期間開始日は「ご契約日の翌日から」となります。「お借入れ日の翌日から」ではありませんのでお気をつけください。
無利息期間中にもご返済日は訪れるので、会員ページでご返済日をご確認いただき、ご返済に遅れないようご注意ください。

余裕のある場合は多めの金額を返済する

約定返済額よりも多めの金額をご返済いただくと、予定よりも早くご利用残高を減らすことが可能です。カードローンのお利息は、以下の計算式で算出します。

お利息=お借入れ額×貸付利率（年率）÷365日（うるう年は366日）×お借入れ日数

上記の式からわかるとおり金利の高さだけでなく、お借入れ額が多いほどお利息額が増え、お支払い総額も大きくなります。
お利息の負担を減らすためにも、余裕がある場合は約定返済額よりも多めの金額をご返済ください。

まとめ

家族の人数や時期、距離などによって引っ越しの費用はさまざまです。世帯人数が多い場合や繁忙期の引っ越し、月末などは費用が高くなる傾向にあります。
引っ越しの際には業者に支払う費用以外にもさまざまな費用がかかるため、計画的な準備が必要です。
引っ越しの費用が一時的に足りない場合は、カードローンのご利用もご検討ください。