車検費用を分割払いする方法は?
注意点や分割払い以外の対処法も解説
公開日:2022年11月2日
車検にはまとまった費用がかかりますが、分割払いする方法もいくつかあります。
この記事では、車検に充てるまとまった資金を用意できない方向けに、車検費用を分割払いする方法や注意点を解説します。
車検費用を抑える方法やお金をつくる方法も紹介するので、参考にしてください。
車検費用の相場はどのくらい?
車検費用は、車の状態や年月などさまざまな条件で異なりますが、一般的な相場は4〜10万円前後です。以下の費用で構成されています。
車検費用=法定費用+車検基本料金+整備費用
法定費用とは、自動車重量税、自賠責保険料、法定手数料をさします。乗用車・軽自動車の違いや重量、年月などに応じてかかる必須費用です。国や機関に納める費用なので、どの車検会社に依頼しても金額は変わりません。
一方、車検基本料金は車検会社が独自に設定するため、依頼する車検会社によって合計費用が異なります。
整備費用は車検を通すために必要な整備にかかる費用です。上記で説明した法定費用、車検基本料金、整備費用の合計が車検費用となります。
車検費用を分割払いにする方法
車検費用は4〜10万円ほどかかるため、お金を一括で用意するのが難しい場合もあるでしょう。以下で車検費用を分割払いにする方法を紹介します。
クレジットカードで支払う
車検費用をクレジットカードで支払えば、リボ払いや分割払いが可能です。クレジットカードによっては、一括で支払った後に分割払いに変更することもできます。
クレジットカード払いに対応していない場合もあるので、事前の確認が必要です。クレジットカードの支払いが可能でも、法定費用は現金のみの対応になるケースも多いので、併せて確認してください。
また、一般的にクレジットカードで3回以上の分割払い、リボ払いを利用する際は、手数料がかかる場合があるので注意しましょう。
車検ローンを利用する
車検会社によっては、車検時に利用できるローンを取り扱っています。車検会社が提携している信販会社のローンを利用し、分割払いで返済していくのが一般的です。
車検会社のローンは車検と同時に依頼できるため、手続きの手間を省けます。ただし、法定費用は現金でしか支払えないケースが多いため、事前に確認してください。
マイカーローンを利用する
銀行が取り扱うマイカーローンの多くは、車検費用にも利用できる場合もあります。使い道が決められた目的ローンであるため、比較的低金利で借入れできるのが特徴です。また、銀行によっては、住宅ローン利用などによる金利優遇が受けられる場合があります。
一般的に、マイカーローンは申込みの際に見積書や注文書などの使い道がわかる書類を提出しなければなりません。また、一部のマイカーローンでは、年収や勤続年数などの制限が設けられています。あらかじめ申込み条件を満たしているかどうかの確認が必要です。
フリーローンを利用する
銀行のフリーローンを利用するのも手段のひとつです。原則として使い道が自由なので、車検費用にも充てられます。
マイカーローンと同様に、申込みの際に資金使途確認書類として車検の見積書などの提出を求められる場合があります。
目的ローンと比べて金利は高めに設定されていますが、より幅広い資金に利用できるのが特徴です。
カードローンを利用する
マイカーローンなどが利用できない場合やお借入れを急いでいる場合には、カードローンのご利用もご検討ください。
カードローンは、利用限度額の範囲内で繰り返し借入れができます。使い道が自由なので、使途確認書類の提出が必要なく、幅広い用途に使用できます。
消費者金融系カードローンなら、最短即日で借入れが可能です。契約がはじめての方向けに、無利息期間が設けられている場合もあります。
レイクは、Webからのお申込みで21時(日曜日は18時)までに審査・必要書類の確認を含むご契約手続きが完了した場合、最短25分でお借入れが可能です。ただし一部金融機関および、メンテナンス時間などを除きます。
その日のうちにお借入れできる可能性があるため、急な出費にも対応できます。
また、はじめてご契約の方なら無利息サービスもご利用いただけます。なるべくお利息を抑えたい方はぜひ、ご利用ください。
カードローンを利用する際の注意点
カードローンは、ご利用限度額の範囲内で繰り返しお借入れが可能です。このようなカードローンの特性上、ご利用の際には次の3点にご注意ください。
- 返済計画を立てる
- 金利や無利息期間などの契約内容を確認する
- 余裕がある場合は多めの金額を返済する
以下で詳しく解説します。
返済計画を立てる
お金を借りると返済がはじまります。借りる前に無理のない返済計画を立てておくことが重要です。毎月無理なく返済できる金額はどのくらいなのか、いつまでに完済するのか計画を立ててから、カードローンにお申込みください。
また、カードローンはほかのローンとは異なり、ご利用限度額の範囲内で繰り返しお借入れが可能です。追加でお借入れすると毎月のご返済額やご返済期間が変わることもあるため、その都度、返済計画を立て直すことが大切です。
カードローン会社の公式サイトなどには、返済シミュレーション機能があります。
レイクの場合、「ご返済シミュレーション」でご返済金額やご返済回数をシミュレーションしていただけます。ご希望契約額の入力と無利息期間を選択すれば、毎月のご返済額とご返済回数が試算できます。
毎月のご返済額からお借入れ可能額を調べることも可能です。ぜひご活用ください。
- このシミュレーションでの試算結果は参考値です。実際のご返済内容とは異なる場合があるので、あくまでも目安としてご確認ください。
金利や無利息期間などの契約内容を確認する
カードローンをご利用の際は、必ず金利やご利用限度額などのご契約内容をご確認ください。また、無利息サービスをご利用の場合は、いつまで適用されるのか無利息期間もご確認ください。
レイクでは、はじめてのご契約なら、ご都合にあわせていずれかの無利息サービスをお選びいただけます。
- 60日間無利息(Web申込み限定)
- 30日間無利息
- 5万円まで180日間無利息
ご自身に適用される無利息期間を確認し、ぜひ有効活用してください。
ご自身の借り方によって、どの無利息期間を選べばお利息のご負担が軽くなるか調べられる「無利息診断」もございます。
なお、レイクの無利息期間開始日は「ご契約日の翌日から」となります。「お借入れ日の翌日から」ではありませんのでお気をつけください。
無利息期間中にもご返済日は訪れるので、会員ページでご返済日をご確認いただき、ご返済に遅れないようご注意ください。
余裕がある場合は多めの金額を返済する
家計に余裕がある場合は、多めの金額をご返済いただくことでご利用残高が減り、お利息も少なくなります。カードローンのお利息は、以下の計算式で算出します。
お利息=お借入れ額×貸付利率(年率)÷365日(うるう年は366日)×お借入れ日数
上記の式からわかるとおり金利の高さだけでなく、お借入れ額が多いほどお利息額が増え、お支払い総額も大きくなります。
お利息の負担を減らすためにも、余裕がある場合は約定返済額よりも多めの金額をご返済ください。
車検費用を分割払いにする際に気を付けたいこと
車検費用を分割払いすれば、まとまった資金がなくても支払えるため便利ですが、注意点もあります。以下で詳しく解説します。
審査に通過しないと利用できない
車検ローンやマイカーローン、カードローンなどは、お申込みの際に必ず審査がおこなわれます。審査に通過できなかった場合、お借入れはできません。
審査基準は公表されていませんが、申込条件を満たしていない場合は審査に通らないと考えておきましょう。そのため、年収や勤続年数などの条件を満たしているかを確認したうえでお申込みください。
クレジットカードを持っている場合は、新たな審査なくリボ払いや分割払いを利用できます。ただし、クレジットカードを持っていない場合は発行の際に審査が必要です。
分割払いは利息(手数料)がかかる
一般的に、クレジットカードのリボ払いや分割払い(3回以上)、マイカーローン、カードローンなどを利用すると、いずれも手数料や利息がかかります。
支払い回数を増やせば、月々の負担は抑えられます。しかし、借入れ額が大きいほど手数料や利息の総額も増えるため、早めの完済を心がけて利息の負担を抑えることが重要です。
法定費用は分割払いできない場合が多い
車検会社によっては、車検費用の全額を分割払いにすることはできません。クレジットカード払いやローンに対応している車検会社でも、法定費用は現金支払いとなるケースが多いです。
分割払いを検討している場合は、クレジットカードや車検会社のローンで支払える費用をあらかじめ確認しておくといいでしょう。
支払いに遅延すると信用情報機関に登録される
クレジットカードやローンでのお支払いに遅延すると、信用情報機関に遅延の履歴が一定期間記録されます。
信用情報とは、クレジットカードやローンの申込状況や支払い状況などを記録した個人情報です。延滞などをすると、ほかのクレジットカードやローンなどの審査通過が難しくなります。ご利用前に計画を立て、必ず返済日までに返済することが大切です。
車検費用を分割払いにする前にできること
車検費用をまとめて支払うのが難しい方のために、車検費用を安く抑える方法やお金をつくる方法を解説します。
分割払いにする前に、利用できる方法がないか検討してみましょう。
相見積もりをとって安い会社を利用する
複数の会社から見積もりをとれば、車検費用を抑えられる可能性があります。
車検費用には、法定費用・車検基本料金・整備費用が含まれています。なかでも、車検基本料金は車検を依頼する会社によって異なる部分です。
車検をおこなっているのは主にディーラー、ガソリンスタンド、カー用品店などであり、それぞれ車検の料金や整備内容に違いがみられます。相見積もりをとれば、料金を比較できるため、より安い会社を見つけられます。
複数の会社に車をみてもらう必要があるため、余裕をもっての手続きが必要です。
不要な整備を外してもらう
整備内容は車検会社によりさまざまです。車検に通すための必要最低限の整備のみおこなう場合もあれば、車検に通すために必要でない整備も含まれている場合もあります。
見積もりの時点で整備内容をしっかり確認し、車検会社にその整備が本当に必要なのか細かく質問し、ご自身が納得したうえで整備ができるように相談しましょう。
家の不用品を売って車検費用に充てる
フリマアプリで不用品を売れば、物によってはまとまったお金が手に入ります。スマートフォンでだれでも気軽に出品できるのがメリットです。
ただし、車検にかかる費用は安くないため、ある程度高値のつく物がある場合にのみ検討できる方法です。また、いつ売れるかがわからない点、お金が入金されるまでに日数がかかる点にも注意してください。
急ぎの場合は、リサイクルショップの店舗に持ち込めば、その場で現金を受け取れるケースが多いです。
親族に相談してお金を借りる
親族や知人に相談すれば、第三者からの審査や利息無しで借りられるかもしれません。車検時にまとまったお金を用意できない事情と返済日をきちんと伝え、慎重に借りてください。
また、安易な借入れはトラブルにつながります。約束の日までに返済できなければ、相手との関係も壊れてしまうため、借用書を交わすなどの対策も必要です。
まとめ
車検費用を用意できない場合は、クレジットカードやローンを利用すれば分割払いもできます。
ただし、法定費用は現金しか対応していないケースも多いため、事前に調べておく必要があります。
車検費用が一時的に足りない場合は、カードローンのご利用もご検討ください。
監修者:
松崎 観月
プロフィール:
大学卒業後、金融機関にて個人営業を担当し、資産運用の相談・保険販売などを経験する。退社後、CFP認定を取得。現在は金融に関する記事の執筆・監修を行う。これまでに執筆した記事は500本を超える。
資格情報:
CFP®、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、日商簿記検定2級