リボ払いの手数料は高い?
仕組みや計算方法、利用時の注意点について解説

公開日:2022年11月17日

リボ払いの手数料は高い?仕組みや計算方法、利用時の注意点について解説

リボ払いとは、リボルビング払いの略称で、主にクレジットカードの支払い方法として利用されています。
リボ払いを利用する際には手数料がかかります。どの程度の手数料が必要になるのか、また計算方法について解説するので、リボ払いを利用している方は計算してみましょう。リボ払いを利用する際の注意点についても紹介するので、リボ払いを検討している方はチェックしてみてください。

リボ払いとはどんな支払い方法?

リボ払いとは、あらかじめ決まった金額を毎月返済する支払い方法のことです。主にクレジットカードで利用される支払い方法です。
リボ払いの仕組みや返済方式について詳しく解説します。

リボ払いの仕組み

分割払いはあらかじめ支払い回数を決め、利用額と回数に応じた金額を毎月支払いますが、リボ払いは利用残高に応じて毎月の支払い額を決め、一定の金額を毎月支払います。
リボ払いはクレジットカードを使いすぎてしまい、利用残高が増えてしまったとしても、毎月の返済額は一定の金額になります。
たとえば毎月の支払い額を5,000円と決めている場合であれば、クレジットカードの利用額が増えても毎月の支払い額は5,000円となります。

リボ払いの返済方式

リボ払いには、定額方式と残高スライド方式の2つの返済方式があります。
定額方式とは、利用残高に関わらず、毎月の返済額は同じ方式です。クレジットカードのリボ払いは、この定額方式であることが多いです。
一方、残高スライド方式とは利用残高によって毎月の返済額が変わる方式です。たとえば、利用残高が10万円以下の場合であれば毎月の返済額は5,000円、利用残高が10万円超20万円以下であれば毎月の返済額は1万円というように、利用残高に応じて毎月の返済額が変わります。残高スライド方式は、カードローンの支払いに用いられていることが多いです。
定額方式では利用残高に関わらず、毎月の返済額が同じなので、家計管理がしやすいというメリットがあります。しかし、利用残高が多い場合には返済が長引き、手数料額が高くなることもあるので注意が必要です。
残高スライド方式では利用残高が多くなると毎月の返済額が高くなるため、返済が長引きにくく、手数料額も比較的高くなりすぎないというメリットがあります。しかし、利用残高によって毎月の返済額が変わるため、多く借りている場合にはそれに応じて返済額も多くなるなり、家計が厳しくなる可能性があります。借りる前に毎月の返済額がいくらになるのか調べておき、返済計画を立てましょう。

リボ払いの手数料とは

リボ払いでは利用残高と手数料率に応じた手数料が発生します。一般的なリボ払いの手数料や計算方法を詳しく解説します。

一般的な手数料率はどれくらい?

クレジットカードのリボ払い手数料率は、一般的には年15.0〜18.0%です。ただし、クレジットカード会社や利用者ごとに異なるので、会員ページや利用明細書などで確認しておきましょう。

リボ払い手数料の計算方法

リボ払いの手数料は、以下の計算式で求めます。

リボ払いの利用金額×手数料率(実質年率)÷365(うるう年は366日)×利用日数

たとえば、5万円のバッグをクレジットカードで購入し、リボ払いで毎月1万円ずつ支払うとしましょう。適用される手数料率が年18.0%の場合、購入してから30日間で発生したリボ払い手数料は次の式から739円(小数点以下切り捨ての場合)となります。

50,000円×18.0%÷365(うるう年は366日)※×30日=739.7円

リボ払いの手数料を安く抑える方法

リボ払いの手数料を安く抑える方法

クレジットカードの支払い方法は「1回払い」「2回払い」「ボーナス1回払い」を選べば一般的には手数料は発生しません。しかし、リボ払いに手数料がかかるとわかっていても、大きな出費があった際などにリボ払いを利用したい場合もあるでしょう。
リボ払いにすると月々の支払額が一定になり、月々の負担を抑えることができますが、手数料が気になる方も多いのではないでしょうか。以下で手数料を抑える方法を2つ紹介します。

  • 毎月の返済額を多くする
  • 金利の低いローンに借り換える

それぞれの方法を見ていきましょう。

毎月の返済額を多くする

リボ払いの手数料は、借入れ日数が増えると高くなります。少しでも借入れ日数を減らすためにも、毎月の返済額を多めに設定しておくようにしましょう。毎月の返済額を多くすれば、手数料の総額を減らすことができます。

金利の低いローンに借り換える

リボ払いの手数料は手数料率(金利)をかけて求めるため、金利が低いローンであれば手数料の負担が減ります。もし現在の金利が高い場合は、金利の低いローンに借り換え、クレジットカードによるリボ払いを一括で返済することで総返済額を軽減できる可能性があります。
ただし、借換えを検討する場合は総量規制に注意が必要です。総量規制とは、貸金業者からの借入れ総額が年収の3分の1を超えてはならないというルールがあり、銀行でも総量規制に準じた自主規制をおこなっています。
借入れ状況や収入によっては、審査に通らない可能性があります。また通っても希望どおりの金額を借りられるとは限りません。
適用される金利は審査によって決まるため、借換える前に正確に知ることは不可能です。各ローン会社で公開されている貸付条件を確認し、リボ払いの手数料率と比較して上限金利が高すぎないものを選ぶようにしましょう。

カードローンの返済方式もリボ払い

カードローンは、契約時に決められたご利用限度額の範囲内で繰り返しお借入れができる借入れ方法です。
カードローンの返済方式は、基本的にリボ払いです。ただし、クレジットカードで適用されることが多い定額方式とは異なり、残高スライド方式が適用されることが一般的です。
残高スライド方式ではご利用残高にあわせて毎月のご返済額が増減するため、利用残高が多い場合は毎月のご返済額も多くなり、ご返済期間が長引きにくいというメリットがあります。
しかし、利用残高が少ない場合はそれにあわせて毎月のご返済額も減るため、ご返済期間が長引き、なかなか完済しないように感じることがあるかもしれません。
毎月決まったご返済額だけを返済するのではなく、無理のない範囲で追加返済をし、ご返済期間が長引かないようにしましょう。

レイクでは毎月決まった返済額(約定返済)に加え、好きなタイミングで好きな金額を追加でご返済することができます。家計に余裕がある場合は追加でご返済をして、利用残高を減らすようにしましょう。
また、Webからのお申込みで21時(日曜日は18時)までに審査・必要書類の確認を含むご契約手続きが完了した場合、最短25分でお借入れが可能です。ただし一部金融機関および、メンテナンス時間などを除きます。
その日のうちにお借入れできる可能性があるため、急な出費にも対応できます。
また、はじめてご契約の方ならご都合に合わせて3つの無利息サービスから選んでご利用いただけます。なるべくお利息を抑えたい方は、ぜひご利用ください。

カードローンを利用する際の注意点

カードローンは、ご利用限度額の範囲内で繰り返しお借入れが可能です。このようなカードローンの特性上、ご利用の際には次の3点にご注意ください。

  • 返済計画を立てる
  • 金利や無利息期間などの契約内容を確認する
  • 余裕がある場合は多めの金額を返済する

以下で詳しく解説します。

返済計画を立てる

お金を借りると返済がはじまります。借りる前に無理のないご返済計画を立てておくことが重要です。毎月無理なくご返済できる金額はどのくらいなのか、いつまでに完済するのか計画を立ててから、カードローンにお申込みください。
また、カードローンはほかのローンとは異なり、ご利用限度額の範囲内で繰り返しお借入れが可能です。追加でお借入れすると毎月のご返済額やご返済期間が変わることもあるため、その都度、ご返済計画を立て直すことが大切です。
カードローン会社の公式サイトには、返済シミュレーション機能があります。
レイクの場合、「ご返済シミュレーション」でご返済金額やご返済回数をシミュレーションしていただけます。ご希望契約額の入力と無利息期間を選択すれば、毎月のご返済額とご返済回数が試算できます。
毎月のご返済額からお借入れ可能額を調べることも可能です。ぜひご活用ください。

  • このシミュレーションでの試算結果は参考値です。実際のご返済内容とは異なる場合があるので、あくまでもめやすとしてご確認ください。

金利や無利息期間などの契約内容を確認する

カードローンをご利用の際は、必ず金利やご利用限度額などのご契約内容をご確認ください。また、無利息サービスをご利用の場合は、いつまで適用されるのか無利息期間もご確認ください。
レイクでは、はじめてご契約するお客さま限定で、ご都合にあわせていずれかの無利息サービスをお選びいただけます。

  • 60日間無利息(Web申込み限定)
  • 30日間無利息
  • 5万円まで180日間無利息

ご都合にあわせて無利息期間を選択いただけますので、ご自身に適用される無利息期間を確認し、ぜひ有効活用してください。
ご自身の借り方によって、どの無利息期間を選べばお利息のご負担が軽くなるか調べられる「無利息診断」もございます。
なお、レイクの無利息期間開始日は「ご契約日の翌日から」となります。「お借入れ日の翌日から」ではありませんのでお気をつけください。
無利息期間中にもご返済日は訪れるので、会員ページやアプリなどでご返済日をご確認いただき、ご返済に遅れないようご注意ください。

余裕がある場合は多めの金額を返済する

家計に余裕がある場合は、多めの金額をご返済いただくことでお利息が少なくなり、返済総額も減ります。カードローンのお利息は、以下の計算式で算出します。

お利息=お借入れ額×貸付利率(年率)÷365日(うるう年は366日)×お借入れ日数

上記の式からわかるとおり金利の高さだけでなく、お借入れ額が多いほどお利息額が増え、総返済額も大きくなります。
お利息の負担を減らすためにも、余裕がある場合は約定返済額よりも多めの金額をご返済ください。

まとめ

リボ払いは毎月の支払額を一定にできる便利な支払い方法ですが、手数料が発生します。手数料をかけたくない場合は、一括払いでお支払いするといいでしょう。
リボ払いを利用する場合は、毎月の返済額を大きくしたり、リボ払いの手数料率の低いクレジットカードを利用したりすることで手数料を抑えることができます。
また、消費者金融のカードローンであれば、無利息期間が設けられている場合があり、お利息の負担を抑えられる可能性があります。
レイクでは、はじめてご契約のお客様であれば、無利息期間をご利用いただけます。お利息の負担を軽減したい方は、ぜひご検討ください。

監修者:古関 俊祐

監修者:

古関 俊祐

プロフィール:

東京都江戸川区出身。中央大学法学部卒。弁護士登録後から大手法律事務所にて消費者金融、銀行ローン各社との債務整理、過払金請求事件を多数取り扱い、現在も多くの依頼者からの相談を受けている。これまでの債務整理案件の取扱い実績は数百件に上る。また、債務整理案件だけでなく、保険や不動産など財産にまつわる問題、離婚や相続といった家庭内の問題などさまざまな問題について手広く対応し多角的視点から問題解決を図るプロフェッショナルとして活躍している。現在は、地元である東京都葛飾区の新小岩駅前にて弁護士法人新小岩法律事務所の代表弁護士として活動している。

資格情報:

弁護士