家賃が払えないときの対処法を紹介!
滞納するとどうなるのかも解説

公開日:2022年11月17日

家賃が払えないときの対処法を紹介!滞納するとどうなるのかも解説

家賃は毎月の支出のなかでも大きな割合を占めます。急な出費が発生したり、収入が減ってしまったりなどの理由で家賃が払えない場合もあるかもしれません。
この記事では家賃が払えない場合の対応法や、払えない状況を回避するための方法を紹介します。ぜひ参考にして、家賃トラブルを回避しましょう。

家賃が払えないときに滞納するとどうなる?

家賃を支払い日までに払えないと家から追い出されてしまうのではと不安に思う方もいるのではないでしょうか。家賃を滞納した場合、どのようなことが起きる可能性があるのか時系列で解説します。

  1. 家賃支払いの督促がくる
  2. 保証人に連絡される
  3. 強制退去させられる
  4. 信用情報機関に滞納の事実が記録される

それぞれの状況について解説します。なお、状況によっては上記の対応が前後することがあります。

家賃支払いの督促がくる

家賃を支払い日までに支払わないと、大家さんや管理会社から支払いの督促がきます。大家さんや管理会社によって督促の仕方は異なりますが、電話や督促状が送られてくる可能性があります。

保証人に連絡される

入居者へ督促をおこなっても家賃が支払われない状態が続くと、保証人をたてている場合は保証人に連絡されます。保証人が滞納分を支払ってくれれば、大家さんや管理会社から家賃を請求されることはなくなります。しかし、保証人との間でトラブルになることもあるので注意しましょう。

強制退去させられる

何度も督促をしても家賃が支払われない場合は、滞納した日数がある程度を超えると強制退去になることもあります。どの時点で強制退去になるのかは、管理会社や大家さんによって異なります。賃貸規約を確認しておきましょう。
なお、強制退去させられても、支払いの義務がなくなるわけではありません。また、滞納した家賃だけでなく、強制退去にかかった費用も合わせて請求される可能性があるため、強制退去前よりも経済的な負担が増えることになります。

信用情報機関に滞納の事実が記録される

賃貸契約を結ぶ際に保証人ではなく、保証会社を利用しているケースもあります。保証会社を利用している場合は、滞納すると滞納の事実が信用情報機関に記録されます。
今後、ローンやクレジットカードに申込むと、申込み先の会社で信用情報を照会するため、滞納の記録があることで審査にとおりにくくなることがあるでしょう。

家賃が払えないときの対処法

家賃の支払いが難しいことがわかったら、できるだけ早く何らかの手を打つことが大切です。家賃が払えないと思われる場合に実施したい対処法としては、次の3つが挙げられます。

  • 大家さんや管理会社に連絡する
  • 公的制度を利用する
  • 一時的にお金を借りる

それぞれの対処法を詳しく解説します。

大家さんや管理会社に連絡する

家賃を期日までに払えない場合は、大家さんや管理会社にすぐ連絡しましょう。すぐには支払えなくても支払う意思があることを伝えることが大切です。
期日までに払えないことを伝えたうえで、いつまで待ってもらえるか、分割での支払いは可能かなど相談してみましょう。

公的制度を利用する

家賃の支払いに利用できる公的制度も検討してみましょう。たとえば、離職や休業などにより家賃の支払いが難しくなった場合は、住居確保給付金を利用できる可能性があります。適用される場合は、原則として3ヵ月分、最大9ヵ月分の家賃相当額が自治体から家主に直接支払われます。
また、緊急小口資金は緊急かつ一時的に生計の維持が困難になった場合に原則として10万円まで無利子で借りることができます。使途は特に限定されていないので、家賃や食費などにも活用できます。
生活福祉資金貸付の総合支援資金(生活支援費、一時生活再建費)なども検討できます。生活支援費では生活再建までの間に必要な生活費用を月20万円以内(単身世帯は月15万円以内)、一時生活再建費では生活を再建するために必要な費用として60万円以内を借りることが可能です。
ただし、対象者が低所得者や障害者世帯などに限られている場合が多いため、注意しましょう。また、審査に時間がかかることもあるため、家計が厳しくなってきた場合は早めに申込むことも大切です。

一時的にお金を借りる

公的貸付制度は、対象者が低所得者や障害者世帯などに限られているため、利用できない場合もあります。そのような場合は、次の一時的に借りる方法も検討できます。いずれの方法も返せる目処がついている場合に利用しましょう。

  • 親族や友人に借りる
  • クレジットカードのキャッシング枠でお金を借りる
  • カードローンでお金を借りる

親族や友人からお金を借りる際は、借用書を作成して、借入れ額や返済期間、返済方法などを共有しておくことが重要です。お金を借りたことがきっかけで今まで築いてきた信頼関係を壊すことがないように注意が必要です。
また、クレジットカードにキャッシング枠が設定されている場合は、ATM経由ですぐにお借入れが可能です。ただし、キャッシング枠の設定がない場合は申込み、審査が必要になるため、すぐには借りられません。
カードローンでお金を借りる方法もあります。消費者金融系カードローンのなかには即日融資が可能なものもあり、審査に通過すれば急いでいる場合にも対応できます。また、金利は高めですが、無利息期間が設けられているカードローンもあり、無利息期間を活用すれば利息の負担を抑えることも可能です。
レイクは、Webからのお申込みで21時(日曜日は18時)までに審査・必要書類の確認を含むご契約手続きが完了した場合、最短25分でお借入れが可能です。ただし一部金融機関および、メンテナンス時間などを除きます。
また、はじめてご契約の方なら無利息サービスもご利用いただけます。無利息期間を上手に活用すれば、利息を抑えて家賃を用意することも可能です。滞納や強制退去を回避する方法としてチェックしておきましょう。

カードローンを利用する際の注意点

カードローンを利用する際の注意点

カードローンは、ご利用限度額の範囲内で繰り返しお借入れが可能です。このようなカードローンの特性上、ご利用の際には次の3点にご注意ください。

  • 返済計画を立てる
  • 金利や無利息期間などの契約内容を確認する
  • 余裕がある場合は多めの金額を返済する

以下で詳しく解説します。

返済計画を立てる

お金を借りると返済がはじまります。借りる前に無理のない返済計画を立てておくことが重要です。毎月無理なく返済できる金額はどのくらいなのか、いつまでに完済するのか計画を立ててから、カードローンにお申込みください。
また、カードローンはほかのローンとは異なり、ご利用限度額の範囲内で繰り返しお借入れが可能です。追加でお借入れすると毎月のご返済額やご返済期間が変わることもあるため、その都度、返済計画を立て直すことが大切です。
カードローン会社の公式サイトなどには、返済シミュレーション機能があります。
レイクの場合、「ご返済シミュレーション」でご返済金額やご返済回数をシミュレーションしていただけます。ご希望契約額の入力と無利息期間を選択すれば、毎月のご返済額とご返済回数が試算できます。
毎月のご返済額からお借入れ可能額を調べることもできます。ぜひご活用ください。

  • このシミュレーションでの試算結果は参考値です。実際のご返済内容とは異なる場合があるので、あくまでもめやすとしてご確認ください。

金利や無利息期間などの契約内容を確認する

カードローンをご利用の際は、必ず金利やご利用限度額などのご契約内容をご確認ください。また、無利息サービスをご利用の場合は、いつまで適用されるのか無利息期間もご確認ください。

レイクでは、はじめてご契約するお客さま限定で、ご都合にあわせていずれかの無利息サービスをお選びいただけます。

  • 60日間無利息(Web申込み限定)
  • 30日間無利息
  • 5万円まで180日間無利息

ご自身に適用される無利息期間を確認し、ぜひ有効活用してください。
ご自身の借り方によって、どの無利息期間を選べばお利息のご負担が軽くなるか調べられる「無利息診断」もございます。
なお、レイクの無利息期間開始日は「ご契約日の翌日から」となります。「お借入れ日の翌日から」ではありませんのでお気をつけください。
無利息期間中にもご返済日は訪れるので、会員ページでご返済日をご確認いただき、ご返済に遅れないようご注意ください。

余裕がある場合は多めの金額を返済する

家計に余裕がある場合は、多めの金額をご返済いただくことでご利用残高が減り、お利息も少なくなります。カードローンのお利息は、以下の計算式で算出します。

お利息=お借入れ額×貸付利率(年率)÷365日(うるう年は366日)×お借入れ日数

上記の式からわかるとおり金利の高さだけでなく、お借入れ額が多いほどお利息が増え、ご返済総額も大きくなります。
お利息の負担を減らすためにも、余裕がある場合は約定返済額よりも多めの金額をご返済ください。

家賃が払えない状況にならないために普段からできること

家賃が払えない状況に陥らないために、普段からできることをいくつか紹介します。

  • 家計の収支を見直す
  • 収入を増やす
  • 貯金をする
  • 家賃の安い物件に引っ越す

それぞれの方法について解説します。

家計の収支を見直す

今まで支払えていた家賃が払えなくなったのは、収支のバランスが崩れているからかもしれません。収入内で無理なく支出が収まっているのか、家計簿をつけて見直してみましょう。
特に毎月固定の支出が多すぎると、やりくりが難しくなります。家賃以外にもサブスクリプションサービスの費用や携帯電話代、保険料なども見直し、固定費の削減を目指しましょう。

収入を増やす

収入が少ないために家計が厳しくなっている可能性もあります。無駄な支出がないのに支払いが難しくなっている場合、収入を増やすことが必要です。
お勤め先の基本給が低く、今後も昇給を見込めない場合は、今よりも給与の高い会社へ転職することも1つの方法です。
また、副業が許可されている会社に勤めているのであれば、休日や夜間などに副業をして収入を増やす方法もあります。生活のゆとりを確保するためにも、収入を増やすことも、検討してみましょう。

貯金をする

急な出費が発生した際や、収入が減ってしまった場合でも慌てず対応できるよう、普段から貯金をすることも大切です。お金が残ったら貯金をするというスタイルでは、なかなかお金は貯まりません。毎月の貯金額をあらかじめ決めておき、残ったお金で生活する「先取り貯金」でいざというときのために資金を貯めていきましょう。
お勤め先に社内預金や財形貯蓄制度があれば利用するのも手段の1つです。また、金融機関の自動積立定期預金を利用することでも、無理なく貯金習慣をつけることができます。

家賃の安い物件に引っ越す

家賃は収入の3割ほどの金額が望ましいとされています。家賃が高く収入に見合っていない場合は、家賃の安い物件に引っ越すことも検討しましょう。
ただし、引っ越す際には新居の初期費用や引っ越し費用などもかさむので注意が必要です。数ヵ月以内に家計の状況が改善されることがわかっているのであれば、引っ越しをしない方がトータルでの支出を抑えられることもあります。

まとめ

家賃が払えない場合は、すぐに大家さんや管理会社に連絡して、支払う意思があることを伝えましょう。滞納を放置して督促にも応じない場合は、強制退去となる可能性も考えられます。
普段から家計管理をおこない、万一の場合に備えて生活防衛資金として貯金をしておくことが大切です。また、引っ越す際には、無理なく支払える家賃の住宅を選ぶようにしましょう。

監修者:古関 俊祐

監修者:

古関 俊祐

プロフィール:

東京都江戸川区出身。中央大学法学部卒。弁護士登録後から大手法律事務所にて消費者金融、銀行ローン各社との債務整理、過払金請求事件を多数取り扱い、現在も多くの依頼者からの相談を受けている。これまでの債務整理案件の取扱い実績は数百件に上る。また、債務整理案件だけでなく、保険や不動産など財産にまつわる問題、離婚や相続といった家庭内の問題などさまざまな問題について手広く対応し多角的視点から問題解決を図るプロフェッショナルとして活躍している。現在は、地元である東京都葛飾区の新小岩駅前にて弁護士法人新小岩法律事務所の代表弁護士として活動している。

資格情報:

弁護士