カードローンの増額とは?
メリットや申込み前に知っておきたいことを解説

公開日:2022年11月29日

カードローンの増額とは?メリットや申込み前に知っておきたいことを解説

ご契約済みのカードローンがご利用限度額に達してしまい、増額をしたいと考えている人もいるのではないでしょうか。
この記事では、増額をするにはどのようなお手続きが必要なのか具体的に解説します。増額のメリットや注意点も紹介するので、増額するかどうか悩んでいる方はぜひご覧ください。

カードローンの増額とは利用限度額を増やすこと

カードローンの増額とは、既に契約しているカードローンのご利用限度額を増やすことです。ご利用限度額が増えることで、借りられる金額が増えます。
カードローンのご利用状況によっては、カードローン会社から増額についての案内が電話やメールなどで届くこともあります。

カードローンの限度額を増額する手順

カードローンのご利用限度額を増額したい場合は、次の手順でお手続きを進めていきます。

  1. カードローン会社に増額を申込む
  2. 審査
  3. 増額

カードローン会社によって増額の申込み方法は異なりますが、電話や会員ページから申込む方法があります。
申込みをすると増額が可能かどうか審査がおこなわれます。カードローン会社から増額の案内があった場合でも、審査はあるので審査の結果によっては増額できない可能性もあります。

カードローンの限度額を増額するメリット

カードローンのご利用限度額を増額すると、借りられる金額の上限が増えます。また、それ以外にも次のメリットがあります。

  • ほかのローンに申込むよりお手続きが簡単
  • お借入れ先が増えないため管理しやすい
  • 金利が下がる可能性もある

それぞれのメリットについて解説します。

ほかのローンに申込むよりお手続きが簡単

増額審査は、既に会員となっているカードローンに申込むので、会員ページや専用のダイヤルからお手続きができます。使い勝手もわかっているので、新たに別のローンに申込んでご契約するよりお手続きが簡単です。

お借入れ先が増えないため管理しやすい

お借入れ額を増やしたい場合は、現在ご利用しているカードローンの増額に申込む以外にも、別のローンに申込み、お借入れ先を増やす方法もあります。しかし、お借入れ先が複数になると、ご返済日も複数になり、管理に手間がかかる点に注意が必要です。
既にご利用しているカードローンのご利用限度額を増額するなら、お借入れ先を増やさずに借りられる金額を増やすことができます。ご返済日も増えず、管理の手間も増えません。ご返済計画も複雑化しないため、無理なくご返済し続けられるでしょう。

金利が下がる可能性もある

増額によって金利が下がる可能性もあります。金利は法律で次のように上限が定められています。

  • 元本の金額が10万円未満:上限金利は年20.0%
  • 元本の金額が10万円以上100万円未満:上限金利は年18.0%
  • 元本の金額が100万円以上:上限金利は年15.0%

カードローンでは、上限金利以下の金利が適用されています。たとえば、今まではご利用限度額が70万円で、年18.0%の金利が適用されていたとしましょう。増額によりご利用限度額が100万円以上になると、適用金利は年15.0%を超えることはないため、今までよりも低金利で借りられるようになります。

限度額の増額を申込む前に知っておきたいこと

限度額の増額を申込む前に知っておきたいこと

増額にはメリットも多いですが、注意すべきポイントもいくつかあります。カードローン会社に増額を申込む前に、次のポイントに注意が必要です。

  • 限度額が減ってしまう可能性もある
  • 支払いに遅れたことがあると増額が難しくなる
  • 収入証明書の提出が必要な場合がある

それぞれのポイントについて解説します。

限度額が減ってしまう可能性もある

カードローン会社にご利用限度額の増額を申込むと、審査が実施されます。審査により増額が決まることもありますが、反対にご利用限度額が減る可能性もあるので注意しましょう。
たとえば、前回の審査の際と比べて収入が下がっている場合や、他社からのお借入れが増えている場合などは、ご利用限度額が減る可能性もあります。

支払いに遅れたことがあると増額が難しくなる

カードローンのご返済が遅れてしまったことがある場合は、増額審査に通過しにくくなる可能性があります。増額審査では、現在の収入や他社からのお借入れだけでなく、そのカードローンのご利用状況なども総合的に確認されます。ご返済が遅れないようにご利用することが大切です。

収入証明書の提出が必要な場合がある

増額審査の際に、収入証明書の提出を求められる場合があります。一般的に、次のいずれかに該当するときは収入証明書のご提出が必要です。

  • 増額によりご利用限度額の総額が50万円を超えるとき
  • 増額によって予定されているご利用限度額と他社からのお借入れ総額が合計100万円を超えるとき

上記の状況に該当する場合は、あらかじめ収入証明書を用意しておきましょう。カードローン会社によって提出可能な書類の種類が異なる点にも注意が必要です。
また、上記のいずれにも該当しない場合でも、カードローン会社が収入証明書の提出を求めたときは提出が必要です。あらかじめ準備しておくことで、スムーズに増額審査が進められるでしょう。

レイクなら会員ページから増額の申込みが可能

レイクでは、会員ページから増額のお申込みができます。いつでもすぐに審査結果のご確認が可能なので、お急ぎの際にもご利用いただけます。
レイクをご利用中で増額をご検討中のお客さまは、ぜひご利用ください。

カードローンを利用する際の注意点

カードローンは、ご利用限度額の範囲内で繰り返しお借入れが可能です。このようなカードローンの特性上、ご利用の際には次の3点にご注意ください。

  • 返済計画を立てる
  • 金利や無利息期間などの契約内容を確認する
  • 余裕がある場合は多めの金額を返済する

以下で詳しく解説します。

返済計画を立てる

お金を借りると返済がはじまります。借りる前に無理のないご返済計画を立てておくことが重要です。毎月無理なくご返済できる金額はどのくらいなのか、いつまでに完済するのか計画を立ててから、カードローンにお申込みください。
また、カードローンはほかのローンとは異なり、ご利用限度額の範囲内で繰り返しお借入れが可能です。追加でお借入れすると毎月のご返済額やご返済期間が変わることもあるため、その都度、ご返済計画を立て直すことが大切です。
カードローン会社の公式サイトには、返済シミュレーション機能があります。
レイクの場合、「ご返済シミュレーション」でご返済額やご返済回数をシミュレーションしていただけます。ご希望契約額の入力と無利息期間を選択すれば、毎月のご返済額とご返済回数が試算できます。
毎月のご返済額から検討可能なお借入れ額を調べることもできます。ぜひご活用ください。

  • このシミュレーションでの試算結果は参考値です。実際のご返済内容とは異なる場合があるので、あくまでもめやすとしてご確認ください。

金利や無利息期間などの契約内容を確認する

カードローンをご利用の際は、必ず金利やご利用限度額などのご契約内容をご確認ください。特に新規で契約する際は、より注意深く確認するようにしましょう。また、無利息サービスをご利用の場合は、いつまで適用されるのか無利息期間もご確認ください。
レイクでは、はじめてご契約するお客さま限定で、ご都合にあわせていずれかの無利息サービスをお選びいただけます。

  • 60日間無利息(Web申込み限定)
  • 30日間無利息
  • 5万円まで180日間無利息

ご都合にあわせて無利息期間を選択いただけますので、ご自身に適用される無利息期間を確認し、ぜひ有効活用してください。
ご自身の借り方によって、どの無利息期間を選べばお利息のご負担が軽くなるか調べられる「無利息診断」もございます。
なお、レイクの無利息期間開始日は「ご契約日の翌日から」となります。「お借入れ日の翌日から」ではありませんのでお気をつけください。
無利息期間中にもご返済日があります。会員ページでご返済日をご確認いただき、ご返済に遅れないようご注意ください。

余裕がある場合は多めの金額を返済する

家計に余裕がある場合は、多めの金額をご返済いただくことでご利用残高が減り、利息も少なくなります。カードローンの利息は、以下の計算式で算出します。

利息=お借入れ額×貸付利率(年率)÷365日(うるう年は366日)×お借入れ日数

上記の式からわかるとおり金利の高さだけでなく、お借入れ額が多いほど利息額が増え、ご返済総額も大きくなります。
利息の負担を減らすためにも、余裕がある場合は約定返済額よりも多めの金額をご返済ください。

まとめ

お借入れ額を増やしたい場合は、新たに別のカードローンに申込むよりも増額をするほうがメリットは多いといえます。お借入れ先が増えないためご返済管理がしやすく、既にご利用し慣れたカードローンであれば使い勝手もいいでしょう。また、ご利用可能額が増えることで、適用金利が下がる可能性もあります。
ただし、増額の審査をおこなうことにより、ご利用限度額が減ってしまう可能性もあります。収入が減ってしまった場合や、他社からのお借入れが増えている場合は、慎重に増額をご検討ください。

監修者:古関 俊祐

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古関 俊祐

プロフィール:

東京都江戸川区出身。中央大学法学部卒。弁護士登録後から大手法律事務所にて消費者金融、銀行ローン各社との債務整理、過払金請求事件を多数取り扱い、現在も多くの依頼者からの相談を受けている。これまでの債務整理案件の取扱い実績は数百件に上る。また、債務整理案件だけでなく、保険や不動産など財産にまつわる問題、離婚や相続といった家庭内の問題などさまざまな問題について手広く対応し多角的視点から問題解決を図るプロフェッショナルとして活躍している。現在は、地元である東京都葛飾区の新小岩駅前にて弁護士法人新小岩法律事務所の代表弁護士として活動している。

資格情報:

弁護士