信用情報の開示方法を解説!
開示のメリットや注意点も紹介

公開日:2023年6月21日

更新日:2023年11月20日

信用情報の開示方法を解説!開示のメリットや注意点も紹介

お金を借りる際やクレジットカードの申込みをする際には、申込先から信用情報機関に申込者の信用情報が照会されます。たとえば、銀行のローンに申込んだ場合はその銀行が、クレジットカード会社にクレジットカードの発行を申込んだ場合はそのクレジットカード会社が、信用情報機関に申込者の信用情報を照会します。
信用情報とは何か、どのように確認するのか紹介します。また、自分自身の信用情報を開示するメリットや注意点も説明するので、ぜひご覧ください。

信用情報とは

信用情報とは、ローンやクレジットカードの契約、申込みに関する情報のことです。利用限度額や滞納した履歴など、客観的な取引事実が記載されています。
信用情報は、金融機関やクレジットカード会社が申込者の「信用」を判断するための参考資料として利用されます。
信用情報には、ローンやクレジットカードに関する情報以外は含まれません。たとえば、人種や思想、病歴、犯罪歴などの項目はなく、客観的に申込者や顧客の信用を把握できるようになっています。

信用情報機関は主に3つある

主な信用情報機関として、次の3つが挙げられます。

  • 株式会社シー・アイ・シー(CIC)
  • 株式会社日本信用情報機構(JICC)
  • 全国銀行個人信用情報センター(KSC)

なお、信用情報機関では、それぞれが独自に保有している情報をほかの2つの信用情報機関と共有しています。そのため、3つの信用情報機関のどれかに登録された信用情報は、異なる信用情報機関から問合せをした金融機関でも知ることができるようになっています。

CIC

CICとは、割賦販売や消費者ローン等のクレジット事業を営む企業を主な会員とする信用情報機関です。会員には次の会社・業種などが含まれます。

  • 消費者金融
  • 信販会社
  • クレジットカード会社
  • リース会社
  • 保証会社
  • 銀行
  • 携帯電話会社

また、CICは、割賦販売法と貸金業法に基づく指定信用情報機関として指定を受けています。

JICC

JICCとは、信用情報の収集や管理、提供などに関する事業をおこなう機関です。次の会社・業種が会員に含まれています。

  • 貸金業法または割賦販売法に基づく登録事業者
  • 貸付けを業としておこなうにつきほかの法律に特別に規定がある事業者
  • 自社割賦業者
  • 信用保証業者
  • リース業者

KSC

KSCとは、消費者信用の円滑化等を図るために、全国銀行個人信用情報センター(KSC)が運営している個人信用情報機関です。
次の機関・団体などが加盟しています。

  • 銀行
  • 信用金庫や信用組合などの法令によって銀行と同視される金融機関
  • 日本政策金融公庫や日本学生支援機構などの政府関係金融機関

信用情報の開示方法

信用情報を照会できるのは、金融機関やクレジットカード会社だけではありません。個人でも、本人であれば信用情報機関に開示請求をおこなえます。
主な開示方法はオンラインと郵送です。実際に信用情報機関の窓口に出向く方法もありますが、もともと窓口での開示に対応していない機関や、新型コロナウイルス対策で一時的に対応していない信用情報機関もあるので注意してください。

オンライン開示

スマートフォンやパソコンからオンラインで開示請求ができます。開示報告の内容はPDFやスマートフォンアプリで確認するため、紙書類としては発行されません。
なお、開示手数料はクレジットカードや携帯キャリア決済などで支払います。開示請求する信用情報機関によって手数料の金額や支払方法が異なるため、開示請求前に確認しておきましょう。

郵送開示

郵送開示とは、開示請求をおこない、郵便で開示報告書を受取ることです。信用情報開示申込書に記入したり、本人確認書類をコピーして添付したりする必要があり、オンライン開示に比べると手間がかかります。また、郵送で受取るため、即時開示ができない点も注意が必要です。
なお、開示手数料はクレジットカードや郵便局(ゆうちょ銀行)で購入できる定額小為替証書やコンビニエンスストアで購入できる開示利用券(コンビニチケット)などで支払います。開示手数料のほかに切手代などの郵送費も必要になるので事前に確認しておきましょう。

信用情報を開示するメリット

信用情報を開示するメリット

信用情報の開示には費用がかかりますが、開示するメリットもあります。

主なメリットとしては、次のものが挙げられます。

  • 延滞履歴があるか確認できる
  • 申込情報がわかる
  • 利用残高がわかる

それぞれ詳しく説明します。

延滞履歴があるか確認できる

信用情報には、一定期間内の過去の延滞履歴も記録されています。延滞履歴があると新たにローンやクレジットカードに申込む際に影響がおよぶことがあります。
もし、解消されていない延滞がある場合は、未払金を支払い、延滞を解消してからローンやクレジットカードに申込みましょう。
ただし、延滞を解消した後も延滞の記録は一定期間残るため、延滞を解消してもローンやクレジットカードの審査に不利になる可能性があります。

申込情報がわかる

信用情報には、ローンやクレジットカードの申込情報も記録されています。信用情報に短期間での複数の申込履歴がある場合は、お金に困っていて返済能力がないと判断されやすくなる可能性もあるので注意が必要です。
なお、JICCやCICでは申込情報を6ヵ月間ほど保管しています。短期間での複数の申込みとなってしまいそうな方は、申込履歴が残っていないか確認しておきましょう。

利用残高がわかる

信用情報では、現在の利用残高も記録しています。
新たにローンやクレジットカードを申込む際には、他社借入額の申告が求められます。自分の利用残高がわからない場合には、信用情報の開示請求をおこなって確認しておきましょう。また、利用残高を知ることで、借りすぎを防げます。

信用情報を開示する際の注意点

信用情報を開示する際には、次のポイントに注意が必要です。

  • 開示手数料がかかる

ポイントを説明します。

開示手数料がかかる

どの信用情報機関に信用情報の開示を請求する際も、開示手数料が発生します。
各信用情報機関の開示手数料は、以下のとおりです。

オンライン 郵送 窓口
CIC 500円 1,500円
日本信用情報機構(JICC) 1,000円 1,000円
全国銀行個人信用情報センター(KSC) 1,000円 1,124~1,200円
  • いずれも税込
信用情報機関ごとの開示手数料
CIC
オンライン 500円
郵送 1,500円
窓口
日本信用情報機構(JICC)
オンライン 1,000円
郵送 1,000円
窓口
全国銀行個人信用情報センター(KSC)
オンライン 1,000円
郵送 1,124~1,200円
窓口
  • いずれも税込

ローンの審査が不安なら、まずはお借入れ診断から

「自身の信用情報では借入れができないのでは?」と不安を感じている方は、お申込みの前にお借入れ診断(※1)をしてみましょう。
レイクのお借入れ診断は年齢や年収など、計3項目を入力するだけで検討可能なお借入れ額がわかります。
また、レイクはWebからの申込みの場合、21時(日曜日は18時)までに審査・必要書類の確認を含むご契約手続きのすべてが完了すると、最短25分での融資が可能です(※2)。

  • 注意事項:この診断結果は、お借入れをご検討される場合のめやすです。実際のお申込みの審査結果とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
  • 一部金融機関および、メンテナンス時間等を除きます。

カードローンを利用する際の注意点

カードローンは、ご利用限度額の範囲内で繰り返しお借入れが可能です。このようなカードローンの特性上、ご利用の際には次の3点にご注意ください。

  • 返済計画を立てる
  • 金利や無利息期間などの契約内容を確認する
  • 余裕がある場合は多めの金額を返済する

以下で詳しく解説します。

返済計画を立てる

お金を借りると返済がはじまります。借りる前に無理のない返済計画を立てておくことが重要です。毎月無理なくご返済できる金額はどのくらいなのか、いつまでに完済するのか計画を立ててから、カードローンにお申込みください。
また、カードローンはほかのローンとは異なり、ご利用限度額の範囲内で繰り返しお借入れが可能です。追加でお借入れすると毎月のご返済額やご返済期間が変わることもあるため、その都度、返済計画を立て直すことが大切です。
カードローン会社の公式サイトには、返済シミュレーション機能があります。
レイクの場合、「ご返済シミュレーション」でご返済額やご返済回数をシミュレーションしていただけます。ご希望契約額の入力と無利息期間を選択すれば、毎月のご返済額とご返済回数が試算できます。
毎月のご返済額から検討可能お借入れ額を調べることもできます。ぜひご活用ください。

  • このシミュレーションでの試算結果は参考値です。実際のご返済内容とは異なる場合があるので、あくまでもめやすとしてご確認ください。

金利や無利息期間などの契約内容を確認する

カードローンをご利用の際は、必ず金利やご利用限度額などのご契約内容をご確認ください。また、無利息サービスをご利用の場合は、いつまで適用されるのか無利息期間もご確認ください。
レイクでは、はじめてご契約するお客さま限定で、ご都合にあわせていずれかの無利息サービスをお選びいただけます。

  • 60日間無利息(Web申込み限定)
  • 30日間無利息
  • 5万円まで180日間無利息

ご都合にあわせて無利息期間を選択いただけますので、ご自身に適用される無利息期間を確認し、ぜひ有効活用してください。
ご自身の借り方によって、どの無利息期間を選べば利息のご負担が軽くなるか調べられる「無利息診断」もございます。
なお、レイクの無利息期間開始日は「ご契約日の翌日から」となります。「お借入れ日の翌日から」ではありませんのでお気をつけください。
無利息期間中にもご返済日があります。会員ページでご返済日をご確認いただき、ご返済に遅れないようご注意ください。

余裕がある場合は多めの金額を返済する

家計に余裕がある場合は、多めの金額をご返済いただくことでご利用残高が減り、利息も少なくなります。カードローンの利息は、以下の計算式で算出します。

利息=お借入れ額×貸付利率(年率)÷365日(うるう年は366日)×お借入れ日数

上記の式からわかるとおり金利の高さだけでなく、お借入れ額が多いほど利息額が増え、返済総額も多くなります。
利息の負担を減らすためにも、余裕がある場合は約定返済額よりも多めの金額をご返済ください。

まとめ

信用情報を開示することで、お借入れ状況や過去のご返済状況などがわかります。ただし、開示手数料がかかるので、お借入れ診断があるカードローンで簡易的に調べてみてはいかがでしょうか。
レイクでは3項目で簡単に調べるお借入れ診断をご提供しています。ぜひお申込みの参考にしてください。

監修者:古関 俊祐

監修者:

古関 俊祐

プロフィール:

東京都江戸川区出身。中央大学法学部卒。弁護士登録後から大手法律事務所にて消費者金融、銀行ローン各社との債務整理、過払金請求事件を多数取り扱い、現在も多くの依頼者からの相談を受けている。これまでの債務整理案件の取扱い実績は数百件に上る。また、債務整理案件だけでなく、保険や不動産など財産にまつわる問題、離婚や相続といった家庭内の問題などさまざまな問題について手広く対応し多角的視点から問題解決を図るプロフェッショナルとして活躍している。現在は、地元である東京都葛飾区の新小岩駅前にて弁護士法人新小岩法律事務所の代表弁護士として活動している。

資格情報:

弁護士