借入れの金利相場とは?
金利のルールや計算方法も紹介

公開日:2023年7月6日

借入れの金利相場とは?金利のルールや計算方法も紹介

借入れ先を選ぶ際に、金利の相場がどれくらいなのか気になる方もいるのではないでしょうか。
ここでは、消費者金融系カードローンと銀行系カードローン、クレジットカードのキャッシングに分けて金利の相場を紹介します。また、金利のルールや計算方法も紹介するので、ぜひご覧ください。

借入れの際の金利相場

金利の相場は、借入れ先によって異なります。借入れ先ごとの上限金利の相場を知っておくと、自身に適用される金利も予想しやすく、返済計画を立てる際の参考になるでしょう。

次の3つに分けて金利相場を紹介します。

  • 消費者金融系カードローン
  • 銀行系カードローン
  • クレジットカードのキャッシング

消費者金融系カードローンの金利相場

消費者金融系カードローンの上限金利の相場は、年18.0%ほどです。
ただし、利息の上限を定める利息制限法では、お借入れ額が100万円以上の場合は年15.0%が上限とされているため、利用限度額が100万円以上になる場合は年15.0%が上限です。

銀行系カードローンの金利相場

銀行系カードローンの上限金利は、年14.0%〜15.0%ほどとしている銀行が多いです。
利用限度額が100万円未満でも適用金利が年15.0%以下になる事例が多く、消費者金融系カードローンよりも低金利が適用される傾向にあります。

クレジットカードのキャッシングの金利相場

クレジットカードのキャッシングの上限金利相場は、一般的に年15.0~18.0%程度です。
ご利用限度額が大きいほど金利が低くなることが一般的ですが、クレジットカードのキャッシングは利用限度額が100万円以下の場合が多く、適用金利も高い傾向にあります。
なお、いずれも適用される金利は利用限度額だけでなく、審査結果によっても個々で異なるため、すべての方に上限金利が適用されるわけではありません。

借入れの際の金利について知っておきたいこと

カードローンやクレジットカードのキャッシングの上限金利の相場を知っておくと、計画的なご利用に役立てることができます。

お借入れの前に知っておきたいことをまとめて紹介します。

  • 利息制限法によって上限金利が決まっている
  • 返済に遅れると遅延損害金が請求される
  • 借入れ中に適用金利が変わることがある
  • 利息は金利で計算する

それぞれについて見ていきましょう。

利息制限法によって上限金利が決まっている

利息制限法により、お借入れ時の上限金利はお借入れ額に応じて年15.0%〜20.0%と定められています。

お借入れ額 上限金利(実質年率)
10万円未満 年20.0%以下
10万円以上100万円未満 年18.0%以下
100万円以上 年15.0%以下

そのため、上記の上限金利を超えた金利を設定して貸付をおこなっている業者は、闇金などの違法業者である可能性が高いため、絶対に関わらないようにしてください。
なお、利息制限法はお借入れ額に対して適用される法律ですが、カードローンやクレジットカードのキャッシングに関してはお借入れ額ではなくご利用限度額に適用される傾向にあります。

返済に遅れると遅延損害金が請求される

ご返済に遅れると遅延損害金(年率)が請求されます。遅延損害金(年率)はお借入れ額に関係なく年20.0%が上限金利となります。
遅延損害金(年率)は、多くの金融機関で年20.0%を超えない範囲で高い金利に設定されています。ご返済に遅れた場合は、ご返済が滞った金額に対し遅れた日数分だけ遅延損害金(年率)を加算して支払うことになるので、ご返済額が増えるため注意が必要です。

借入れ中に適用金利が変わることがある

カードローンやクレジットカードのご利用中に適用金利が変わることがあります。
たとえば、ご利用限度額が50万円、適用金利が年18.0%の条件でカードローンをご利用していたとしましょう。ご利用限度額を100万円に増額したら、利息制限法により適用金利は年15.0%以下になります。
反対にご利用限度額が下がる場合も、利息制限法の範囲内で適用金利が変わることがあるので注意しましょう。
なお、カードローンやクレジットカードのキャッシングは、原則としてご利用限度額によって適用金利が決まります。ご利用限度額が増えて適用金利が下がった場合、実際のお借入れ額を増やさなくても引下げ後の金利が適用されます。
適用金利が下がると、追加借入をしない限り、利息の負担が軽減されます。お借入れしすぎないように管理できれば、ご利用限度額を多めに申請し、適用金利が低くなるように工夫するのもひとつの手段です。

利息は金利で計算する

利息は金利とお借入れ額、お借入れ日数から計算します。

  • お借入れ額×金利(年率)÷365(うるう年は366)×お借入れ日数

利息は日割り計算で求めるため、1日お借入れ日数が伸びると1日分の利息も増えます。少しでも利息を減らしたい場合は、1日でも早く返済するといいでしょう。

レイクははじめてなら無利息期間が選べる

レイクははじめてなら無利息期間が選べる

レイクははじめてのご契約なら、選べる無利息サービスのご利用が可能です。次のいずれかの無利息サービスをご利用になり、利息の負担を減らしましょう。

  • 60日間無利息(Web申込み限定)
  • 30日間無利息
  • 5万円まで180日間無利息

どの無利息サービスにするか迷った場合は、無利息サービス別に利息を調べるシミュレーション機能をご利用ください(※1)。
また、Web申込みで21時(日曜日は18時)までにご契約手続きが完了する(審査・必要書類の確認含む)と、当日中のお振込みによるお借入れが可能です(※2)。お急ぎのときもレイクをご検討ください。

  • シミュレーションでの試算結果は参考値です。実際のご返済内容とは異なる場合がありますので、あくまでもめやすとしてご確認ください。
  • 一部金融機関および、メンテナンス時間等を除きます。

カードローンを利用する際の注意点

カードローンは、ご利用限度額の範囲内で繰り返しお借入れが可能です。このようなカードローンの特性上、ご利用の際には次の3点にご注意ください。

  • 返済計画を立てる
  • 金利や無利息期間などの契約内容を確認する
  • 余裕がある場合は多めの金額を返済する

以下で詳しく解説します。

返済計画を立てる

お金を借りると返済がはじまります。借りる前に無理のない返済計画を立てておくことが重要です。毎月無理なくご返済できる金額はどのくらいなのか、いつまでに完済するのか計画を立ててから、カードローンにお申込みください。
また、カードローンはほかのローンとは異なり、ご利用限度額の範囲内で繰り返しお借入れが可能です。追加でお借入れすると毎月のご返済額やご返済期間が変わることもあるため、その都度、返済計画を立て直すことが大切です。
カードローン会社の公式サイトには、返済シミュレーション機能があります。
レイクの場合、「ご返済シミュレーション」でご返済額やご返済回数をシミュレーションしていただけます。ご希望契約額の入力と無利息期間を選択すれば、毎月のご返済額とご返済回数が試算できます。
毎月のご返済額から検討可能お借入れ額を調べることもできます。ぜひご活用ください。

  • このシミュレーションでの試算結果は参考値です。実際のご返済内容とは異なる場合があるので、あくまでもめやすとしてご確認ください。

金利や無利息期間などの契約内容を確認する

カードローンをご利用の際は、必ず金利やご利用限度額などのご契約内容をご確認ください。また、無利息サービスをご利用の場合は、いつまで適用されるのか無利息期間もご確認ください。

レイクでは、ご自身の借り方によって、どの無利息期間を選べば利息のご負担が軽くなるか調べられる「無利息診断」がございます。
なお、レイクの無利息期間開始日は「ご契約日の翌日から」となります。「お借入れ日の翌日から」ではありませんのでお気をつけください。
無利息期間中にもご返済日があります。会員ページでご返済日をご確認いただき、ご返済に遅れないようご注意ください。

余裕がある場合は多めの金額を返済する

家計に余裕がある場合は、多めの金額をご返済いただくことで利息が少なくなり、返済総額も減ります。カードローンの利息は、以下の計算式で算出します。

利息=お借入れ額×貸付利率(年率)÷365日(うるう年は366日)×お借入れ日数

上記の式からわかるとおり金利の高さだけでなく、お借入れ額が多いほど利息額が増え、ご返済総額も多くなります。
利息の負担を減らすためにも、余裕がある場合は約定返済額よりも多めの金額をご返済ください。

まとめ

借入れの金利相場を把握しておくと、返済計画が立てやすくなります。特に上限金利相場を知っておくと、利息の上限も計算でき毎月のご返済額とご返済期間を把握できるため、より一層、返済計画を立てやすくなるでしょう。
レイクでは、ご利用限度額によって金利が細かく定められています。そのため、お申込みの前でも返済計画をある程度立てることができます。
無理のないご返済のためにも、ぜひお申込みの前にお借入れ額と上限金利、お借入れ日数から利息などの計算をしてみてください。
ご返済シミュレーションを利用すれば、簡単な入力だけで参考値を算出できます。ぜひご活用ください。

監修者:古関 俊祐

監修者:

古関 俊祐

プロフィール:

東京都江戸川区出身。中央大学法学部卒。弁護士登録後から大手法律事務所にて消費者金融、銀行ローン各社との債務整理、過払金請求事件を多数取り扱い、現在も多くの依頼者からの相談を受けている。これまでの債務整理案件の取扱い実績は数百件に上る。また、債務整理案件だけでなく、保険や不動産など財産にまつわる問題、離婚や相続といった家庭内の問題などさまざまな問題について手広く対応し多角的視点から問題解決を図るプロフェッショナルとして活躍している。現在は、地元である東京都葛飾区の新小岩駅前にて弁護士法人新小岩法律事務所の代表弁護士として活動している。

資格情報:

弁護士