愛犬の手術費用が払えない場合はどうする?
リスクや事前にできる対策を紹介

公開日:2023年12月18日

愛犬の手術費用が払えない場合はどうする?リスクや事前にできる対策を紹介

日本は国民皆保険制度の国です。そのため、人が医療を受ける際は、原則健康保険が適用されます。しかし、犬に対しては健康保険制度がないため、診療にかかる費用は全額飼い主の自己負担です。
また、人に関しては診療報酬点数制度により診療内容で医療費が決まりますが、犬の医療費には特定の基準がないため、高額になることも少なくありません。
この記事では、犬の手術費用の相場や、払えない場合の対策をご紹介します。ぜひ参考にして、いざというときのために備えてください。

犬の手術費用の相場

犬の診療費は人間とは異なり、自由診療で公的保険制度がなく、高額になる傾向があります。また、診療費の基準がないため、動物病院によってはさらに高額になることもあります。
疾患別の診療費のめやすは、以下をご覧ください。

疾患 軽度(1回あたり) 中度・重度(1回あたり)
循環器疾患 1,000~10,000円 14,000~21,000円
呼吸器疾患 1,000~4,000円 14,000~26,000円
消化器疾患 1,000~4,000円 17,000~21,000円
腫瘍 1,000~5,000円 3,000~14,000円

出典:当社調べ(動物病院の疾患別診療費についてインターネットで調査し、動物病院5社の費用の概要を記載)

このほか、初診料または再診料が別途かかります。また、愛犬の体重により処方される薬の量が変わるのと、処方日数が長期にわたる場合は、診療費がめやすよりも高くなる可能性があるため注意してください。
さらに手術や入院が必要な場合は、診療費が10万円~と、上述しためやすよりも高額になる可能性もあります。

愛犬の診療費や手術費用を払えないときのリスク

愛犬の診療費や手術費用を払えない場合は、手術を受けさせられず、治療ができなくなります。
お金がある、ないにかかわらず、犬に必要なケアや病気を治療しないで放置することは、虐待にあたる点に注意が必要です。動物の虐待や遺棄は、罪に問われる行為です。大切な愛犬のためにも、いざというときのために診療費や手術費用が払えるように備えておきましょう。

愛犬の診療費や手術費用が払えない状況になる前にできること

愛犬の診療費や手術費用が払えない状況になる前にできること

愛犬の診療費や手術費用が払えない状況になる前にできることを3つ紹介します。

  • こまめに動物病院で健康診断を受診する
  • 犬にとって健康的な生活を心がける
  • ペット保険に加入する

それぞれの方法を解説します。

こまめに動物病院で健康診断を受診する

こまめに動物病院で健康診断を受けることで、病気の早期発見につながり、病気が深刻化する前に治療を開始できる可能性があります。それにより手術を回避できる場合もあるため、定期的に健康診断を受けましょう。
また、定期的な健康診断以外でも、食欲が急激に落ちた、鼻水が出ているなどの不調が見られる場合は、早めの受診が大切です。

犬にとって健康的な生活を心がける

犬にとって適切かつ健康的な食事を与えることも大切です。たとえば、人間の食べ物には犬にとって好ましくないものもあるため、誤って与えないように注意してください。
また、適度に運動をさせることも大切です。犬種によっても異なるため一概にはいえませんが、1日2回、1回につき30分程度の散歩をするように心がけましょう。
犬に適した室温調整も、健康維持につながることがあります。愛犬が快適に生活できるように、食事と運動、環境を見直してみるとよいでしょう。

ペット保険に加入する

ペット保険に加入しておくと、診療費の負担を軽減できる可能性があります。たとえば、診療費の7割をカバーできるペット保険なら、手術に20万円かかっても、自己負担金額は6万円程度に抑えられます。
なお、ペット保険によって、保険金の受取り方や補償内容、免責金額が異なります。ご契約前に確認しておきましょう。

愛犬の診療費や手術費用が払えない場合の対策

愛犬の診療費や手術費用が払えない場合の対策

ペット保険に加入していない場合は、手術費用の支払いが厳しくなることも想定されます。支払いが難しい場合は、次の方法をご検討ください。

  • 愛犬の診療費や手術費用を分割で払えないか動物病院に事前に相談する
  • ペットローンを利用する
  • カードローンを利用する

以下で、各方法のメリット・デメリットをご紹介します。

愛犬の診療費や手術費用を分割で払えないか動物病院に事前に相談する

愛犬の診療費や手術費用を一括で払えない場合は、動物病院に分割払いを利用できないか、事前に相談してみましょう。分割払いにすると、1回あたりのお支払い額が減るため、負担が軽減します。
ただし、すべての動物病院で分割払いに対応しているわけではありません。分割払いができない場合は、別の方法を検討するか分割払いに対応している動物病院を探してみましょう。
また、クレジットカードによっては、後から分割払いやリボ払いに変更できるケースもあります。その場合、分割払いに対応していない動物病院でも、クレジットカードで支払いをし、後からカード会社で手続きをおこなって分割にすれば、一括での支払いが難しい状況でも対応できます。
ただし、クレジットカード決済もすべての動物病院で対応しているわけではありませんので、クレジットカードが利用できるか事前に確認しましょう。

ペットローンを利用する

ペットローンとは、ペットの医療費向けのローンです。金融機関によっては、ペットローンを提供していることがあるため、お借入れ条件を確認しておきましょう。
金融機関にもよりますが、クレジットカードの分割払いよりも金利が低い傾向にあります。どちらも利用できる場合は、金利の低さや1回あたりのご返済金額で選ぶとよいでしょう。

カードローンを利用する

カードローンを利用して、愛犬の診療費や手術費用を借りる方法もあります。消費者金融系カードローンなら最短即日融資に対応しており、すぐに手術費用を支払う必要がある場合にもご利用いただけます。
レイクでは、Webからのお申込みで最短25分融資に対応しています。21時(日曜日は18時)までのご契約手続き完了(審査・必要書類の確認含む)で、当日中にお振込みが可能です(※)。お急ぎの場合にも、ぜひご検討ください。

  • 一部金融機関および、メンテナンス時間などを除きます。

カードローンを利用する際の注意点

カードローンは、ご利用限度額の範囲内で繰り返しお借入れが可能です。このようなカードローンの特性上、ご利用の際には次の3点にご注意ください。

  • 返済計画を立てる
  • 金利や無利息期間などの契約内容を確認する
  • 余裕がある場合は多めの金額を返済する

以下で詳しく解説します。

返済計画を立てる

お金を借りると返済が始まります。借りる前に無理のない返済計画を立てておくことが重要です。毎月無理なくご返済できる金額はどのくらいなのか、いつまでに完済するのか計画を立ててから、カードローンにお申込みください。
また、カードローンはほかのローンとは異なり、ご利用限度額の範囲内で繰り返しお借入れが可能です。追加でお借入れすると毎月のご返済額やご返済期間が変わることもあるため、その都度、返済計画を立て直すことが大切です。
カードローン会社の公式サイトには、返済シミュレーション機能があります(※)。
レイクの場合、「ご返済シミュレーション」でご返済額やご返済回数をシミュレーションしていただけます。ご希望契約額の入力と無利息期間を選択すれば、毎月のご返済額とご返済回数が試算できます。
毎月のご返済額から検討可能なお借入れ額を調べることもできます。ぜひご活用ください。

  • このシミュレーションでの試算結果は参考値です。実際のご返済内容とは異なる場合があるので、あくまでもめやすとしてご確認ください。

金利や無利息期間などの契約内容を確認する

カードローンをご利用の際は、必ず金利やご利用限度額などのご契約内容をご確認ください。また、無利息サービスをご利用の場合は、いつまで適用されるのか無利息期間もご確認ください。
レイクでは、はじめてご契約するお客さま限定で、ご都合にあわせていずれかの無利息サービスをお選びいただけます。

  • 60日間無利息(Web申込み限定)
  • 30日間無利息
  • 5万円まで180日間無利息

ご都合にあわせて無利息期間を選択いただけますので、ご自身に適用される無利息期間を確認し、ぜひ有効活用してください。
ご自身の借り方によって、どの無利息期間を選べば利息のご負担が軽くなるか調べられる「無利息診断」もございます。
なお、レイクの無利息期間開始日は「ご契約日の翌日から」となります。「お借入れ日の翌日から」ではありませんのでお気をつけください。
無利息期間中にもご返済日があります。会員ページでご返済日をご確認いただき、ご返済に遅れないようご注意ください。

余裕がある場合は多めの金額を返済する

家計に余裕がある場合は、多めの金額をご返済いただくことで利息が少なくなり、返済総額も減ります。カードローンの利息は、以下の計算式で算出します。

利息=お借入れ額×貸付利率(年率)÷365日(うるう年は366日)×お借入れ日数

上記の式からわかるとおり金利の高さだけでなく、お借入れ額が多いほど利息額が増え、ご返済総額も多くなります。
利息の負担を減らすためにも、余裕がある場合は約定返済額よりも多めの金額をご返済ください。

まとめ

愛犬の診療費や手術費用が払えない状況になる前に、こまめに動物病院で健康診断を受診する、食事や運動、環境を見直す、ペット保険に入るなどの対策をとっておきましょう。
しかし、対策をとっていても、愛犬が病気やケガをすることがあります。愛犬の診療費や手術費用が払えない場合は、クレジットカードの分割払いやペットローン、カードローンなどを利用する方法をご検討ください。
大切な愛犬にいざというときに適切な治療を受けさせるためにも、普段からしっかりと備えておくことが大切です。

監修者:古関 俊祐

監修者:

古関 俊祐

プロフィール:

東京都江戸川区出身。中央大学法学部卒。弁護士登録後から大手法律事務所にて消費者金融、銀行ローン各社との債務整理、過払金請求事件を多数取り扱い、現在も多くの依頼者からの相談を受けている。これまでの債務整理案件の取扱い実績は数百件に上る。また、債務整理案件だけでなく、保険や不動産など財産にまつわる問題、離婚や相続といった家庭内の問題などさまざまな問題について手広く対応し多角的視点から問題解決を図るプロフェッショナルとして活躍している。現在は、地元である東京都葛飾区の新小岩駅前にて弁護士法人新小岩法律事務所の代表弁護士として活動している。

資格情報:

弁護士