歯科矯正のお金がない!
費用を抑える方法や使えるローンの種類について解説
公開日:2023年12月18日
審美目的の歯科矯正は自由診療であることがほとんどで、高額な費用がかかります。そのため、まとまったお金が用意できないと矯正治療を受けられません。
今回は、歯科矯正の具体的な費用のめやすや高額になる理由、費用を抑えて歯科矯正をする方法についてまとめました。また、お金がないときでも歯科矯正を受ける方法も紹介します。歯科矯正を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
歯科矯正で必要なお金はいくら?
歯科矯正にかかる費用は、矯正前の咬み合わせの状態や使用する装置の種類、矯正治療にかかる期間によって異なります。また、医療機関によっても異なりますが、矯正器具を装着する場合は、初診から検査・診療を含めて80万円~100万円程度になることが一般的です。
目立たない裏側矯正などはさらに費用がかかるため、100万円~150万円程度を想定しておきましょう。
以下は、歯科矯正に含まれる費用のめやすです。なお、子どもの矯正治療は乳歯・混合歯列と永久歯列になってからの2回にわけて実施することもあり、大人よりも高額になる傾向にあります。
初回検査費・診断費 | 約130,000円~ | |
---|---|---|
矯正治療費 | 大人 | 440,000円~ |
子ども | 480,000円~ | |
調整費 | 1回あたり5,000円~15,000円程度 | |
歯のクリーニング | 1回あたり5,000円~ |
出典:当社調べ(歯科矯正費用についてインターネットで調査し、歯科医院5事業者の費用の概要を記載)
歯科矯正はなぜ高額なのか
厚生労働省が指定する先天的な疾患や手術をともなう矯正治療を除き、一般的な歯科矯正は自由診療です。そのため、保険が適用されず全額自己負担となるため、高額になる傾向にあります。
また、治療期間が長くかかることも、歯科矯正が高額になる理由のひとつです。矯正治療の進み具合にもよりますが、1ヵ月に1~2回程度は受診する必要があります。受診のたびに調整費用がかかることが一般的なため、治療が長引けば長引くほど費用もかさみます。
お金がないときに検討したい!歯科矯正の費用を抑える方法
歯科矯正の費用は、次の方法で抑えられる場合があります。
- 保険が適用できないか調べる
- 表側のブラケット矯正を選択する
- 複数の歯科医院から見積もりを取る
それぞれの方法を解説します。
保険が適用できないか調べる
歯科矯正は基本的には自由診療ですが、以下に該当する場合には保険適用となることがあります。
- 厚生労働大臣が定める疾患に起因した咬合異常の治療
- 顎離断などの手術を必要とする顎変形症の手術前後に実施する矯正治療
咬合異常とは、あごや顔面、歯などが遺伝的あるいは環境的な原因によって、形態や機能に異常をきたし、噛み合わせが正常でなくなった状態のことです。
また、顎変形症とは、上あごや下あごの形状や大きさに異常がある、もしくは上あごと下あごのバランスに問題があって噛み合わせに異常が見られるなどの症状を示す疾病です。
これらの診断を受けて、矯正治療を開始する場合は、保険適用となるため、自己負担額を抑えられます。
表側のブラケット矯正を選択する
矯正治療には、歯の表側にブラケット(ワイヤー矯正で使用する装置)を装着する方法や裏側にブラケットを装着する方法、マウスピースを使って歯列を調整する方法などさまざまな方法があります。
このなかでも、表側にブラケットを装着する方法はほかの方法と比較すると価格を抑えられます。矯正中の見た目を重視したい場合は裏側矯正が向いていますが、費用を抑えたい場合は表側のブラケット矯正を検討してみましょう。
なお、裏側ブラケット矯正と表側ブラケット矯正の治療期間は医療機関の方針や歯の状態によって変わるため、一概にどちらの治療期間が短いか判断できません。
複数の歯科医院から見積もりを取る
先述のとおり、治療法や料金は歯科医院によって異なります。ほとんどの歯科医院では見積もりを取れるので、複数の歯科医院に矯正相談に行き見積もりを取りましょう。そうすることで相場を理解できるため、極端に割高なところを避けられます。
ただし、歯科医院によっては、見積もりの前にレントゲン撮影などの精密検査が必要な場合もあります。精密検査を受けるとより正確な見積もりが出せるものの、検査費がかさみかえって割高になってしまうこともあるかもしれません。
検査費用を抑えながら比較したい場合は、無料見積もりや金額めやす表などを提供している歯科医院で矯正費用を比較するようにしましょう。
歯科矯正のお金がないときに使えるローンの種類と特徴
歯科矯正の費用は、初回検査費は初回検査時、矯正治療費は矯正治療を開始するとき、調整費は受診のたびに支払います。
初回検査費と矯正治療費は高額になるため、まとまったお金をすぐに用意できない場合は分割払いも検討してみましょう。主な選択肢としては、次のものが挙げられます。
- デンタルローン
- クレジットカードの分割払い
- カードローン
それぞれの方法の特徴について解説します。
デンタルローン
デンタルローンとは、歯科治療専門のローンのことです。歯科医院で紹介してもらえるケースと、直接金融機関のサービスを利用するケースがあります。ローンによって金利が異なるので、比較して選びましょう。
矯正治療費を分割で支払える点はメリットですが、必ずしも利用できるとは限らないため注意が必要です。たとえば、デンタルローンの斡旋をしていない歯科医院や、デンタルローンを提供していない金融機関もあります。
また、デンタルローンを利用する際には、必ず審査が実施されます。審査に通過しないときは矯正治療費を借りられない点にも注意が必要です。
クレジットカードの分割払い
クレジットカードの分割払いに対応している歯科医院もあります。また、歯科医院で分割払いができない場合でも、後から分割払いに変更できるクレジットカードもあります。
なお、分割払いには手数料がかかります。事前に手数料を含めた総返済金額や支払い回数などをよく確認したうえで、無理なく利用しましょう。
カードローン
カードローンでお金を借りて、歯科医院にまとめて支払う方法もあります。
カードローンとは、ご契約時に定めるご利用限度額の範囲内で繰り返しお借入れができる個人向けのローンで、原則として使い道が自由なため、歯科矯正の費用に充てることも可能です。ただし、カードローンによって金利が異なるため、お申込みの前にご確認ください。
また、消費者金融系カードローンなら、最短即日融資にも対応している場合があります。急いで矯正治療費を支払わなくてはいけないときには、消費者金融系のカードローンをご検討ください。
レイクは、Webからのお申込みで最短25分融資が可能なカードローンです。21時(日曜日は18時)までのご契約手続き完了(審査・必要書類の確認含む)で、当日中のお振込みが可能です(※)。お急ぎの際にも、ぜひご検討ください。
- 一部金融機関および、メンテナンス時間などを除きます。
カードローンを利用する際の注意点
カードローンは、ご利用限度額の範囲内で繰り返しお借入れが可能です。このようなカードローンの特性上、ご利用の際には次の3点にご注意ください。
- 返済計画を立てる
- 金利や無利息期間などの契約内容を確認する
- 余裕がある場合は多めの金額を返済する
以下で詳しく解説します。
返済計画を立てる
お金を借りると返済が始まります。借りる前に無理のない返済計画を立てておくことが重要です。毎月無理なくご返済できる金額はどのくらいなのか、いつまでに完済するのか計画を立ててから、カードローンにお申込みください。
また、カードローンはほかのローンとは異なり、ご利用限度額の範囲内で繰り返しお借入れが可能です。追加でお借入れすると毎月のご返済額やご返済期間が変わることもあるため、その都度、返済計画を立て直すことが大切です。
カードローン会社の公式サイトには、返済シミュレーション機能があります。
レイクの場合、「ご返済シミュレーション」でご返済額やご返済回数をシミュレーションしていただけます。ご希望契約額の入力と無利息期間を選択すれば、毎月のご返済額とご返済回数が試算できます(※)。
毎月のご返済額からお借入れ可能額を調べることもできます。ぜひご活用ください。
- このシミュレーションでの試算結果は参考値です。実際のご返済内容とは異なる場合があるので、あくまでもめやすとしてご確認ください。
金利や無利息期間などの契約内容を確認する
カードローンをご利用の際は、必ず金利やご利用限度額などのご契約内容をご確認ください。また、無利息サービスをご利用の場合は、いつまで適用されるのか無利息期間もご確認ください。
レイクでは、はじめてご契約するお客さま限定で、ご都合にあわせていずれかの無利息サービスをお選びいただけます。
- 60日間無利息(Web申込み限定)
- 30日間無利息
- 5万円まで180日間無利息
ご都合にあわせて無利息期間を選択いただけますので、ご自身に適用される無利息期間を確認し、ぜひ有効活用してください。
ご自身の借り方によって、どの無利息期間を選べば利息のご負担が軽くなるか調べられる「無利息診断」もございます。
なお、レイクの無利息期間開始日は「ご契約日の翌日から」となります。「お借入れ日の翌日から」ではありませんのでお気をつけください。
無利息期間中にもご返済日があります。会員ページでご返済日をご確認いただき、ご返済に遅れないようご注意ください。
余裕がある場合は多めの金額を返済する
家計に余裕がある場合は、多めの金額をご返済いただくことで利息が少なくなり、返済総額も減ります。カードローンの利息は、以下の計算式で算出します。
利息=お借入れ額×貸付利率(年率)÷365日(うるう年は366日)×お借入れ日数
上記の式からわかるとおり金利の高さだけでなく、お借入れ額が多いほど利息額が増え、ご返済総額も多くなります。
利息の負担を減らすためにも、余裕がある場合は約定返済額よりも多めの金額をご返済ください。
まとめ
歯科矯正は自由診療のため、原則として全額自己負担です。また、長期間の通院が必要で、受診のたびに調整費がかかることも多く、高額になりがちです。
保険が適用できない場合は、表側にブラケットを装着する方法を選ぶことや、いくつかの歯科医院で見積もりを比較することで、少しでも費用を抑える工夫をしてみましょう。
また、分割払いやローンを利用すると、高額な治療費をすぐに用意できない場合にも対応できます。即日融資に対応しているカードローンを選択すれば、急ぎの場合にも対応しやすくなるでしょう。
分割払いやローンをご利用の際は、返済計画を立ててから申込むことが大切です。余裕があるときは多めに返済するように心がければ、利息の負担が減ることもあります。ぜひご自身にあう方法で、歯科矯正の支払いを検討してみましょう。
監修者:
古関 俊祐
プロフィール:
東京都江戸川区出身。中央大学法学部卒。弁護士登録後から大手法律事務所にて消費者金融、銀行ローン各社との債務整理、過払金請求事件を多数取り扱い、現在も多くの依頼者からの相談を受けている。これまでの債務整理案件の取扱い実績は数百件に上る。また、債務整理案件だけでなく、保険や不動産など財産にまつわる問題、離婚や相続といった家庭内の問題などさまざまな問題について手広く対応し多角的視点から問題解決を図るプロフェッショナルとして活躍している。現在は、地元である東京都葛飾区の新小岩駅前にて弁護士法人新小岩法律事務所の代表弁護士として活動している。
資格情報:
弁護士