カードローンの審査時間は金融機関によって異なる!
即日融資を受けるポイントを解説
公開日:2024年4月24日
カードローンのサービスには「即日審査」を掲げるものがありますが、審査時間は金融機関ごとに異なります。申込みの受付は24時間可能であっても、実際に審査ができるのは営業時間内に限られる場合もあります。
できるだけスムーズにお借入れをしたい場合、金融機関ごとの審査時間の傾向や具体的な審査の流れ、審査を短くするポイントを知っておくと便利でしょう。
この記事では、急いでお金を用意したい人や比較的審査時間が短いカードローンを知りたい人のために、各金融機関の審査の傾向や特徴を紹介します。
カードローンの審査時間は金融機関ごとに異なる
カードローンの審査期間は消費者金融や銀行、クレジットカード会社など、サービスを提供する金融機関ごとに異なり、主に次のような傾向があります。
消費者金融系カードローンは最短で数十分
消費者金融系カードローンは、最短数十分で審査結果の通知を受けられるところがほとんどです。
消費者金融では、お申込みから融資開始までの手続きをできるだけスムーズに行えるように、各社が工夫をこらしています。たとえば、お申込みや必要書類の提出、契約に至るまでの手続きがWebやスマートフォンで完結するなど、スムーズに進む仕組みを確立しています。
銀行系カードローンは最短で即日
銀行系カードローンの審査は、お申込みから最短で即日に結果が通知されます。
銀行の窓口は土曜日・日曜日・祝日に営業していませんが、無人契約機やコールセンターは営業している場合もあります。お申込みの時間帯によっては当日中に結果が通知されない場合もあるため、最短の結果通知がいつになるのかを事前に確認しておきましょう。
信販系カードローンは最短で即日
クレジットカード会社(信販会社)が発行する信販系カードローンの多くは、最短即日で審査結果を通知しています。
ただし、審査に通って契約が済んだ後、ローン専用カードが手元に届くまでに数日から1週間程度かかります。そのため、お借入れまでに時間がかかる可能性があります。
即日審査と即時融資の違いに注意
「即日審査」と記載があるカードローンでも、融資のタイミングは即日とは限りません。
「即日審査」とは、申込当日の審査に対応していることを意味し、審査実施時間内にお申込みや必要書類の提出が済んだ場合に、その日のうちに審査を開始します。
一方「即日融資」は、申込当日に審査が完了して契約を結んだ場合、その日のうちに融資ができることを意味しています。
消費者金融系のカードローンは、即日融資に対応していることが多い傾向にあります。ただし、提出した書類に不備があったり、遅い時間帯にお申込みをしたりすると、即日融資ができない場合があります。即日融資の条件を確認したうえで、時間に余裕をもってお申込みをする必要があります。
カードローンの申込みからお借入れまでの流れ
カードローンの申込みからお借入れまでの流れは、主に次のとおりです。
- 申込みと審査
- 必要書類の提出
- 本人確認・在籍確認
- 審査結果の回答
- ご契約とお借入れ
どの金融機関であっても基本の流れは変わりませんが、消費者金融系・銀行系・信販系によって、それぞれの手順に違いがある場合があります。ここからは、具体的な手順と金融機関ごとの特徴を紹介します。
①申込みと審査
カードローンの申込方法には、Web、電話、店頭、郵送などがあります。近年は多くの金融機関が、24時間いつでも申込めるWeb窓口を用意しています。
店頭でお申込みをする場合、一般的には対面で契約をしますが、大手消費者金融の多くは自動契約機でお申込みからカード発行まで済ませることができるので、誰とも顔を合わせることなくお借入れができます。
②必要書類の提出
必要書類は、申込みのタイミングで提出するのが一般的です。ただし、銀行系は仮審査と本審査の2段階で審査をおこなうところも多く、仮審査を通過した後に提出となる場合があります。
必要書類には、本人確認書類と収入証明書類の2種類があります。
本人確認書類には、マイナンバーカードや運転免許証など氏名と住所、生年月日が記載されている公的書類が必要です。なお、現在は本人確認書類の提出と本人確認手続きをWebで実施できる金融機関が多く、従来よりもスムーズに手続きができます。
希望するお借入金額によっては収入証明書類の提出が求められます。源泉徴収票や確定申告書のコピーなど、年収が確認できる書類が収入証明書類に該当します。
③本人確認・在籍確認
申込書の申告内容や本人確認書類にもとづいて、金融機関による内容確認が行われます。
その際、多くの金融機関で行われるのが電話によるお勤め先への在籍確認です。すぐに在籍確認ができるよう、所属する部署の番号を申告しておくとスムーズです。
④審査結果の回答
申込方法によって異なりますが、メール、電話、郵送などの方法で審査結果が通知されます。審査結果の回答までにかかる時間は、先述のとおり申込先の金融機関によって差があります。
また、提出した書類の不備、希望するお借入金額や申告内容などによっては、回答までの時間が長引く可能性もあります。
⑤ご契約とお借入れ
審査を通過して契約が完了すると、登録した住所宛にローン専用カードが発送されます。受け取り後、カードを使ったお借入れが可能となります。
ただし、消費者金融系の自動契約機でお申込みからご契約まで済ませれば、その場でカードを入手できるため、その日から利用できます。
また、インターネットバンキングに対応しているカードローンや、スマートフォンアプリに対応したカードレスのサービスを提供するカードローンであれば、カードが手元に届かなくてもお借入れいただけます。
カードローンの審査時間を短縮するポイント
カードローンの審査時間は金融機関や申込内容ごとに変わります。しかし、いくつかのポイントを押さえれば、スムーズに審査を終えられる可能性が高まります。
Webからお申込みをする
カードローンの申込方法にはいくつかの選択肢がありますが、Web申込みであれば、24時間365日、いつでも申込めます。書類の提出や審査結果の通知もWebやメールで完結するため、書類の出力や郵送などにかかる時間を短縮できます。
早めの時間帯にお申込みをする
即日の審査に対応するカードローンであっても、申込んだ時間帯によっては、審査結果の回答が翌日以降にずれ込む場合があります。
すぐに審査結果を知りたい場合は、午前中などできるだけ早い時間に申込みを済ませるのがおすすめです。
提出書類の不備をなくす
申込書や必要書類など提出書類に不備があれば、事実確認に時間がかかり、審査が長引く原因となります。不備の内容によっては審査のやり直しや追加の審査に時間を要するため、1~2週間の違いが出る場合もあります。申告内容や書類は十分に確認してから提出しましょう。
金融機関からの電話やメールにすぐ対応する
申込時に申告した内容の確認などで、金融機関からメールや電話で問合せがくる可能性があります。在籍確認の電話が、お勤め先ではなく本人の携帯電話宛てに行われるケースも起こりえます。
このような連絡は、どれも申込者の返済能力や信用力を確認するための審査の一環です。できるだけすみやかな対応が大切です。
在籍確認の電話をしない金融機関に申込む
在籍確認でカードローンへの申込みが周囲に伝わることはありません。しかし、金融機関から会社に電話されるのが不安なら、在籍確認のないサービスを選ぶのも方法のひとつです。
銀行系や信販系のカードローンには少ないですが、消費者金融系のなかには原則として電話での在籍確認をしない会社もあります。電話の代わりに、源泉徴収票や給与明細の提出をもって在籍確認とする場合もあるので、事前に確認しておくとよいでしょう。
カードレスのカードローンに申込む
即日で審査に通過しても、ローン専用カードが手元に届くまでには通常数日から10日ほどかかります。
急ぎの場合には、カードレスのお借入れに対応するカードローンへの申込みがおすすめです。インターネットバンキングへのお振込みサービスや、専用アプリなどを使ったカードレスサービスを利用することで、契約手続き完了後すぐにお借入れができます。
消費者金融系のカードローンは土日や祝日も審査できる
土日祝日のお申込みを検討されているなら、土日祝日も審査を実施している可能性の高い消費者金融系カードローンを選びましょう。
とりわけ大手消費者金融では、土日祝日も審査を実施している場合が多く、Webからのお申込みの場合、最短数十分でお借入れができるサービスもあります。ただし、審査を実施している時間帯は金融機関によって異なります。
消費者金融系で即日お借入れをしたいなら、次の点をクリアしておきましょう。
- 年齢の条件を満たしている
- 安定した収入がある
- 本人確認書類など必要書類が手元に揃っている
- 信用情報に大きな問題がない
- 年収の3分の1以下のお借入れ額を希望する
カードローンには、総量規制が適用されます。総量規制とは、年収の3分の1を超える金額のお借入れを制限する法律上のルールです。総量規制が適用されるのは消費者金融など貸金業のみですが、銀行も独自のルールを設けており、返済能力を超えるとみなされる金額の貸付けをおこなっておりません。
お申込みの際は、年収の3分の1以下の金額を希望してください。
カードローンを利用する際の注意点
カードローンは、ご利用限度額の範囲内で繰り返しお借入れが可能です。このようなカードローンの特性上、ご利用の際には次の3点にご注意ください。
- 返済計画を立てる
- 金利や無利息期間などの契約内容を確認する
- 余裕がある場合は多めの金額を返済する
以下で詳しく解説します。
返済計画を立てる
お金を借りると返済が始まります。借りる前に無理のない返済計画を立てておくことが重要です。毎月無理なくご返済できる金額はどのくらいなのか、いつまでに完済するのか計画を立ててから、カードローンにお申込みください。
また、カードローンはほかのローンとは異なり、ご利用限度額の範囲内で繰り返しお借入れが可能です。追加でお借入れすると毎月のご返済額やご返済期間が変わることもあるため、その都度、返済計画を立て直すことが大切です。
カードローン会社の公式サイトには、返済シミュレーション機能があります。
レイクの場合、「ご返済シミュレーション」でご返済額やご返済回数をシミュレーションできます。ご希望契約額の入力と無利息期間を選択すれば、毎月のご返済額とご返済回数が試算できます。
毎月のご返済額からお借入れ可能額を調べることもできます。ぜひご活用ください。
- このシミュレーションでの試算結果は参考値です。実際のご返済内容とは異なる場合があるので、あくまでもめやすとしてご確認ください。
金利や無利息期間などの契約内容を確認する
カードローンをご利用の際は、必ず金利やご利用限度額などのご契約内容をご確認ください。また、無利息サービスをご利用の場合は、いつまで適用されるのか無利息期間もご確認ください。
レイクでは、はじめてご契約するお客さま限定で、ご都合にあわせていずれかの無利息サービスをお選びいただけます。
- 60日間無利息(Web申込み限定)
- 30日間無利息
- 5万円まで180日間無利息
ご都合にあわせて無利息期間を選択いただけますので、ご自身に適用される無利息期間を確認し、ぜひ有効活用してください。
ご自身の借り方によって、どの無利息期間を選べば利息のご負担が軽くなるか調べられる「無利息診断」もございます。
なお、レイクの無利息期間開始日は「ご契約日の翌日から」となります。「お借入れ日の翌日から」ではありませんのでお気をつけください。
無利息期間中にもご返済日があります。会員ページでご返済日をご確認いただき、ご返済に遅れないようご注意ください。
余裕がある場合は多めの金額を返済する
収入に余裕がある場合は、多めの金額をご返済いただくことで利息が少なくなり、返済総額も減ります。カードローンの利息はお借入れ額が多いほど、またお借入れ期間が長いほど増え、ご返済総額が多くなります。
多くの金融機関では、約定返済日に限らず追加のご返済を受け付けています。
利息の負担を減らすためにも、余裕がある場合は約定返済額よりも多めの金額をご返済ください。
まとめ
カードローンのサービスは、銀行や消費者金融、信販会社が提供しており、それぞれで審査にかかる時間が異なります。
最近は、多くの金融機関でWeb申込みができ、即日審査に対応しているサービスもあります。しかし、審査結果の回答は早くても、実際のお借入れまでに時間がかかる場合もあるので注意が必要です。
お申込みからお借入れまでをできるだけスムーズに進めたいなら、消費者金融が提供するカードローンがおすすめです。お借入れの際は、レイクの「ご返済シミュレーション」のようなサービスを活用して、無理のない範囲で計画的に利用してください。
監修者:
新井 智美
プロフィール:
コンサルタントとして個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン・住宅購入のアドバイス)のほか、資産運用など上記相談内容にまつわるセミナー講師(企業向け・サークル、団体向け)をおこなうと同時に、金融メディアへの執筆および監修にも携わっている。現在年間300本以上の執筆及び監修をこなしており、これまでの執筆及び監修実績は2,500本を超える。
資格情報:
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員