借入限度額とは?
決まり方や増額申請の方法、カードローン利用時の注意点を解説!
公開日:2025年12月18日
「借入限度額」とは、利用者ごとに設定されるお借入れが可能な上限金額のことです。カードローンやクレジットカードのキャッシング枠でお借入れできる上限金額を表す際に使われます。
この記事では、借入限度額の仕組みや決まり方、引き上げる方法を解説します。お借入れできる金額を増やしたい方、借入限度額を引き上げる際の注意点を知りたい方はぜひ参考にしてください。
借入限度額とは
「借入限度額」は、カードローンやクレジットカードのキャッシング枠などでお借入れできる上限金額を表すときに使われる言葉です。「契約極度額」や「利用限度額」、「利用可能枠」とも呼ばれます。
借入限度額には、以下2つの意味があります。
- ① 金融機関がサービスごとに設定している貸付の上限金額
- ② 金融機関が利用者ごとに設定する、お借入れが可能な上限金額
つまり、サービスとしての借入限度額が設定されており、その範囲内で利用者ごとに借入限度額が決まる仕組みです。
借入限度額と混同しやすい言葉に「利用可能額」があります。利用可能額は、借入限度額のうち「あといくらお借入れできるか」を示した金額です。つまり、借入限度額から利用残高を差し引いた金額が利用可能額となります。
利用可能額=借入限度額-利用残高
カードローンとクレジットカードのキャッシング枠に分けて、借入限度額の考え方を以下で詳しく解説します。
カードローンの借入限度額
カードローンによって異なりますが、サービスとしての借入限度額は最高500万円~800万円程度と、比較的高めに設定されています。
ただし、実際の借入限度額は利用者ごとに設定されるため、誰でも500万円や800万円をお借入れできるわけではありません。
たとえば、カードローンの借入限度額が最高500万円、ご契約時に設定された借入限度額が50万円の場合、50万円を超えるお借入れはできません。
ただし、借入限度額の範囲内であれば繰り返しお借入れできます。たとえば、50万円を20万円と30万円に分けてお借入れすることも可能です。また、仮に50万円までお借入れした後に20万円をご返済した場合、残りの30万円は再びお借入れできます。
クレジットカードのキャッシング枠の借入限度額
クレジットカードのキャッシング枠は、クレジットカードを利用して現金を借りられる枠のことです。カードローンと同様、借入限度額の範囲内であれば繰り返しお借入れできます。
ただし、キャッシング枠の借入限度額は、ショッピング枠に含まれている場合があります。
たとえば、ショッピング枠(総枠)が50万円、キャッシング枠が20万円に設定されており、既にショッピング枠を40万円利用している場合、キャッシング枠で実際にお借入れできるのは10万円までです。
つまり、ショッピング枠の利用状況によっては借入限度額までお借入れできない場合があります。反対に、キャッシング枠でお借入れするとショッピング枠で利用できる金額が減るため注意しましょう。
ただし、クレジットカードによっては、ショッピング枠とは別にキャッシング枠の借入限度額が設定されている場合もあります。
借入限度額の決まり方
借入限度額は、カードローンやクレジットカードの審査によって決まります。借入限度額を決める要素は、大きく以下の3つです。
- 年収
- 他社のお借入れ状況
- 信用情報
なお、住宅ローンの場合は、上記に加えて不動産の担保価値も借入限度額に影響します。
年収
年収や収入の安定性は、借入限度額を決める重要な項目のひとつです。
カードローンやクレジットカードのキャッシング枠の審査では、返済能力があるかどうかが重要となります。お借入れをした後、毎月元金に利息を加えてご返済していく必要があるからです。
そのため、年収などをもとに「ご返済できる見込みがある」と判断された範囲で借入限度額が設定されます。ただし、借入限度額は「総量規制」にもとづき、年収の3分の1以下の範囲内で決められます。
一般的に、年収が多い人は少ない人と比べると借入限度額が高くなる傾向があります。しかし、借入限度額は職業や勤続年数、雇用形態、家族構成などさまざまな要素から総合的に決定されるため、年収が高いからといって必ずしも希望どおりの金額を借りられるわけではありません。
総量規制とは
総量規制とは、貸金業者(貸金業登録を受けて貸付をおこなう業者)からのお借入れ合計を年収の3分の1までに制限する法律上の規制です。返済能力を超えるかどうかを判断するための具体的な基準のひとつとして定められています。
したがって、消費者金融が提供するカードローンやクレジットカードのキャッシング枠を利用する際、借入限度額が年収の3分の1を超えることはありません。
下記記事では、総量規制の概要や対象・対象外のローンを詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
他社のお借入れ状況
他社のお借入れ状況も借入限度額に影響する要素のひとつです。他社のお借入れ額が大きい人は、低い人と比べて借入限度額が低くなる傾向があります。
また、総量規制は他社のお借入れ額も含めて判断されます。たとえば、年収300万円のAさんがB社から既に50万円借りている場合、C社で新たにご契約するときの借入限度額は最大50万円です。
なお、住宅ローンや自動車ローン、奨学金、国や地方公共団体からのお借入れなどは、総量規制の対象外です。したがって、総量規制に抵触するか判断する際の「他社のお借入れ」には含まれません。
ただし、住宅ローンの場合は、返済負担率(年収に占める年間ご返済額の割合)が借入限度額の決定に影響します。下記記事では、カードローンと住宅ローンの関係やそれぞれにおよぼす影響について解説しています。あわせてご覧ください。
信用情報
信用情報とは、クレジットカードやローン、割賦払いのご契約に関する取引事実を登録した個人情報です。「信用情報機関」と呼ばれる機関が管理しています。
信用情報機関に加盟する金融機関は、申込者に返済能力があるかどうかを判断する目的で、審査の際に信用情報を確認します。信用情報から返済実績に問題があることが分かると、お借入れができない、または借入限度額が低くなる可能性があるでしょう。
借入限度額を引き上げる方法
利用者ごとに設定される借入限度額は、増額の申請をすれば引き上げられる可能性があります。増額の申請方法はカードローンやクレジットカードによって異なりますが、会員ページなどで手続きできるのが一般的です。
ただし、増額の際も新規契約と同様に審査がおこなわれ、通過した場合のみ引き上げられます。申請先や審査状況にもよりますが、審査結果の通知まで1~2週間程度かかる場合もあるため、余裕をもって手続きしましょう。
なお、ご契約後一定期間が経っていない場合や、現時点で延滞中の場合は増額申請ができない可能性があります。
借入限度額を引き上げるメリット
カードローンやクレジットカードのキャッシング枠で借入限度額を引き上げるメリットは、大きく以下の2つです。
- 急な出費に対応しやすくなる
- 金利が下がる可能性がある
急な出費に対応しやすくなる
借入限度額を引き上げれば、お借入れできる金額が増えるため、急な出費に対応しやすくなります。現時点でお借入れする予定がなくても、借入限度額に余裕があれば安心でしょう。
冠婚葬祭が続いた、急なケガで収入が減ったなどで想定外の出費が起きた場合も慌てずに対応できます。
金利が下がる可能性がある
借入限度額を増額できれば、金利が下がり、利息を抑えられる可能性があります。
お借入れの際の上限金利は、利息制限法によって以下のとおり定められており、一般的に借入限度額が高くなるほど、カードローンやクレジットカードのキャッシング枠の金利は低くなります。
| お借入れ額 | 上限金利(年率) |
|---|---|
| 10万円未満 | 年20.0% |
| 10万円以上100万円未満 | 年18.0% |
| 100万円以上 | 年15.0% |
お借入れの際に適用される金利は金融機関によって異なりますが、借入限度額が100万円以上の場合、金利が年15.0%を超えることはありません。
金利が下がり利息負担が減れば、その分余裕が生まれて元金の減りが早くなり、返済期間を短縮できる可能性もあります。
借入限度額を増額する際に知っておくべきポイント
借入限度額は、増額の申請をすれば引き上げられる可能性があります。ただし、以下の点には注意しましょう。
- 審査結果によっては増額できない場合がある
- 虚偽の申告をしてはならない
- 増額申請の際に収入証明書類の提出が必要な場合がある
- 在籍確認が実施される場合がある
審査結果によっては増額できない場合がある
前述のとおり、増額するには審査に通過しなければなりません。返済能力があると判断されると借入限度額が引き上げられますが、審査結果によっては引き下げられる場合もあります。
また、利用状況などによっては利用停止され、新たなお借入れができなくなる可能性もあるため注意が必要です。
増額の可否は、増額申請をした金融機関での利用実績や登録情報、他社のお借入れ状況などを踏まえて判断されます。たとえば、年収が下がった、他社からのお借入れが増えたなどの変化があると、増額の審査に通過しにくくなるでしょう。
虚偽の申告をしてはならない
年収やお勤め先、他社のお借入れ額などを偽ってお申込みすると、増額の審査に通過できません。虚偽の申告をすると、借入限度額を増額できないだけでなく、強制解約や一括返済の請求がおこなわれる可能性もあります。
他社のお借入れ状況は信用情報として登録されているため、嘘をついても審査で判明してしまいます。年収やお勤め先も提出書類や在籍確認などで把握できるため、必ず正しい情報を申告しましょう。
また、申告内容に誤りがあると、故意でなくても審査に影響する可能性があるためご注意ください。
増額申請の際に収入証明書類の提出が必要な場合がある
増額の審査を受ける際、収入証明書類の提出を求められる場合があります。貸金業法では、以下のいずれかに該当する場合、申込者に収入証明書類の提出を求めなければならないと定められています。
- ① 借入希望額が50万円超の場合
- ② 借入希望額とほかの貸金業者からのお借入れが100万円超の場合
また、借入希望額にかかわらず提出が必要な場合もあるため、提出できるよう備えておきましょう。
なお、収入証明書類は個人の収入を証明する書類の総称です。たとえば、以下のような書類が該当します。
- 源泉徴収票
- 給与明細書
- 住民税決定通知書/納税通知書
- 確定申告書
- 所得(課税)証明書
金融機関によって提出できる書類が異なるため、事前にご確認ください。
在籍確認が実施される場合がある
増額の審査過程で、在籍確認が実施される可能性があります。
在籍確認とは、申込者本人が申告したお勤め先に在籍していることを確認する手続きです。金融機関によって確認方法は異なりますが、お勤め先に電話が入る可能性があるため、お勤め先の電話番号に間違いがないか確認しましょう。
在籍確認が実施されるときに、休業日などでお勤め先に電話がつながらない場合は、在籍の事実を確かめられないため審査を完了できません。
なお、電話での確認が実施された場合、必ずしも本人が電話に出る必要はありません。本人以外が電話に出た場合も、申込者が在籍していることが分かれば確認は完了します。また、プライバシーに配慮されるため、第三者に要件を伝えられる心配はありません。
レイクでは最短15分でのご融資が可能
増額の審査には、日数がかかる場合があります。また、ご契約状況などによっては増額の申請ができないケースもあります。
カードローンの利用をお考えなら、最短15分でのご融資が可能なレイクをご検討ください。Webで21時(日曜日は18時まで)にご契約手続きが完了(審査・必要書類の確認含む)した場合、当日中のお振込みが可能です。(※)また、ご契約がはじめての場合、無利息期間がご利用いただけます。
なお、レイクでは会員ページから借入限度額(ご利用限度額)の増額申込みが可能です。ご利用限度額の増額が可能なお客さまは、会員ページの「ご利用限度額の増額」からご確認できます。
- 一部金融機関および、メンテナンス時間は除きます。お申込み時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。
カードローンを利用する際の注意点
カードローンは、ご利用限度額の範囲内で繰り返しお借入れが可能です。このようなカードローンの特性上、ご利用の際には次の3点にご注意ください。
- 返済計画を立てる
- 金利や無利息期間などの契約内容を確認する
- 余裕がある場合は多めの金額を返済する
以下で詳しく解説します。
返済計画を立てる
お金を借りると返済が始まります。借りる前に無理のない返済計画を立てておくことが重要です。毎月無理なくご返済できる金額はどのくらいなのか、いつまでに完済するのか計画を立ててから、カードローンにお申込みください。
また、カードローンはほかのローンとは異なり、ご利用限度額の範囲内で繰り返しお借入れが可能です。追加でお借入れすると毎月のご返済額やご返済期間が変わることもあるため、その都度、返済計画を立て直すことが大切です。
カードローン会社の公式サイトには、返済シミュレーション機能があります。
レイクの場合、「ご返済シミュレーション」でご返済額やご返済回数をシミュレーションできます。ご希望契約額の入力と無利息期間を選択すれば、毎月のご返済額とご返済回数が試算できます。
毎月のご返済額からご利用限度額を調べることもできます。ぜひご活用ください。
- このシミュレーションでの試算結果は参考値です。実際のご返済内容とは異なる場合があるので、あくまでもめやすとしてご確認ください。
金利や無利息期間などの契約内容を確認する
カードローンをご利用の際は、必ず金利やご利用限度額などのご契約内容をご確認ください。また、無利息サービスをご利用の場合は、いつまで無利息期間が適用されるのかもご確認ください。
レイクでは、Webでお申込み、はじめてご契約などの諸条件を満たしたお客さまは365日間の無利息サービスをご利用いただけます。
- 365日間無利息
ご利用条件:Webでお申込み・はじめてのご契約、ご契約額が50万円以上かつご契約後59日以内に収入証明書類の提出とレイクでの登録完了が必要
上記ご利用条件を満たさない方は60日間無利息または30日間無利息をご利用いただけます。
- 60日間無利息(Web申込みかつはじめてのご契約、ご契約額が50万円未満)
- 30日間無利息(自動契約機または電話申込みかつはじめてのご契約)
さらに、「1秒診断」では、簡単な項目を入力するだけで、お借入れが可能かどうかを事前に診断することも可能です。
なお、レイクの無利息期間開始日は「ご契約日の翌日から」となります。「お借入れ日の翌日から」ではありませんのでお気をつけください。
また、無利息期間経過後は通常金利が適用されます。
無利息期間中にもご返済日があります。会員ページでご返済日をご確認いただき、ご返済に遅れないようご注意ください。なお、ご返済が遅れた場合など、無利息期間が終了いたします。
余裕がある場合は多めの金額を返済する
家計に余裕がある場合は、多めの金額をご返済いただくことで利息が少なくなり、返済総額も減ります。カードローンの利息は、以下の計算式で算出します。
利息=お借入れ額×貸付利率(年率)÷365日(うるう年は366日)×お借入れ日数
上記の式から分かるとおり金利の高さだけでなく、お借入れ額が多いほど利息の負担額が増え、ご返済総額も多くなります。
利息の負担を減らすためにも、余裕がある場合は約定返済額よりも多めの金額をご返済ください。
まとめ
「借入限度額」は、カードローンやクレジットカードのキャッシング枠でお借入れできる上限金額のことです。サービスとしての借入限度額の範囲内で、審査によって利用者ごとの借入限度額が設定されます。
借入限度額は、増額の申請をすれば引き上げられる可能性があります。ただし、増額の際も審査がおこなわれ、通過できなければ引き上げられません。審査次第では、借入限度額が引き下げられる可能性もあります。
借入限度額の仕組みを正しく理解し、増額が必要かどうかを十分に検討しましょう。また、事前に返済シミュレーションをおこない、必要な金額だけを計画的にお借入れください。
監修者:
松崎 観月
プロフィール:
大学卒業後、金融機関にて個人営業を担当し、資産運用の相談・保険販売などを経験する。退社後、CFP認定を取得。現在は金融に関する記事の執筆・監修をおこなう。これまでに執筆した記事は500本を超える。
資格情報:
CFP®、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、日商簿記検定2級