お金を借りる主な理由は?
親や知人に借りるときの伝え方や知っておきたいことを紹介

公開日:2022年9月21日

お金を借りる主な理由は?親や知人に借りるときの伝え方や知っておきたいことを紹介

お金を借りる必要が生じることは多々あります。この記事では、どのようなときにお金を借りているのか、データをもとに解説します。
また、親戚や友人などの身近な人からお金を借りる状況もあるかもしれません。どのように伝えると相手から理解を得やすいのか、借りる前に誰に相談すればいいのかについても紹介するのでぜひ参考にしてみてください。

お金借りる理由にはどんなものがある?

個人がお金を借りる理由はさまざまです。日本貸金業協会が借入れの経験がある個人に対して直近3年以内にお金を借りた理由を尋ねたところ、割合が高かったものから順に趣味/娯楽(レジャー、旅行を含む)費、食費、外食等の遊興費となりました。

借入申込を行なった際の資金使途と借入希望額(複数回答 サンプル数=2000)

借入れの申込みをおこなった際の資金使途(上位10位) 割合(複数回答)
趣味/娯楽(レジャー、旅行を含む) 40.0%
食費 22.2%
外食等の遊興費 15.5%
衣料費 13.6%
家賃の支払い(住宅ローンの返済を除く) 11.3%
自動車の購入費(車検整備費等を含む) 10.7%
医療費 10.3%
住宅ローン等の返済資金不足の補てん 8.5%
水道・光熱(電気・ガス等)費 8.5%
納税・納付などの支払い 8.3%

住宅や自動車を購入する際、事業資金が不足する際などは、それぞれ専用のローンを利用することも検討できます。しかし、専用のローンがない生活費、遊興費などは、原則として使途自由に使えるカードローンなどを選択することがあるようです。
また、実際に借入れ先として検討したもので、もっとも多かったのは消費者金融などの貸金業者でした。

借入先として検討した先・選んだ理由 (複数回答 サンプル数=2000)

借入れ先として検討した先(上位3位) 割合(複数回答)
貸金業者 77.9%
預金取引金融機関 35.7%
家族・親族・友人・知人 15.0%

お金を借りるときは言い訳せず正直に伝える

借入れ先として、家族や親族、友人などの身近な方を検討するケースも少なくありません。身近な方から借りるときは、「なぜ必要なのか」という点について尋ねられることもあるでしょう。
お金を借りるときは、言い訳せずに正直に伝えることが大切です。「友人の結婚式が重なった」「一人暮らしを始めたいのでマンションを借りたいが、お金が足りない」のように、なぜ必要なのかを明確に伝えましょう。
もし嘘をついてしまうと、嘘とわかってしまった場合に関係性が崩れてしまうことにもなりかねません。また、虚偽の内容でお金を借りるのは詐欺罪に該当する可能性もあります。
レジャーや遊興費などの理由は少し言いづらいと感じるかもしれません。ですがそのような場合でも正直に話し「早く返す」ということを伝え、真摯な態度でお願いしましょう。

知人からお金を借りるときに気をつけたいポイント

前述したように、身近な方からお金を借りることには、今まで築いてきた関係性が崩れてしまうリスクがあります。大切な人間関係を良好に保ち続けるためにも、次のポイントに留意しましょう。

  • お金を借りたい理由によって相談相手を選ぶ
  • 返済計画を相手に伝える
  • 借用書を書く

それぞれのポイントについて解説します。

お金を借りたい理由によって相談相手を選ぶ

まずは家族に相談してみましょう。家族から借りることができない場合や、家族から借りられるお金では足りない場合は、金融機関の利用を検討してみてください。
また、遊興費やレジャーなどのプライベートな理由の場合は、家族や友人には相談しづらい方も多いでしょう。その場合は、直接金融機関に借入れを申し込んでもいいかもしれません。
消費者金融のような金融機関はお金を貸すことを業務としていますが、家族や友人はそうではありません。家族や友人の生活に配慮し、無理な要求は控えましょう。

返済計画を相手に伝える

家族や知人からお金を借りたときは、返済計画を相手に伝えることをおすすめします。たとえば「毎月25日に1万円ずつ返済する」のように、具体的に伝えましょう。月にいくら返済するかわかることで、相手も安心して貸すことができます。

借用書を書く

返済計画はもちろんのこと、借りたこと自体も、口頭で伝えると記憶があいまいになってしまうことがあります。トラブルにならないためにも、返済計画も含めた借用書を書くようにしましょう。
知人や家族に借りたことを示さないと「みなし贈与」と判断され、贈与税が発生する場合もあるので注意が必要です。なお、みなし贈与とは、借金の免除をしてもらうこと、返済能力もないのに親族などからあるとき払いの催促なしで多額の借金をすることなどを指します。
つまり、返せないのにお金を借りること、借りたのに途中でうやむやにすることは、いずれもみなし贈与となり、贈与税の課税対象になる恐れがあるのです。たとえ家族であっても返済できる以上のお金は借りないことが大切です。借用書を書き、きちんと返済意思があることを示し、返済計画を立てて計画的に返済しましょう。

親や知人にお金を借りることが難しいときはカードローンを検討

親や知人にお金借りることが難しいときはカードローンも検討

家族や友人に借りることが難しいときは、カードローンを検討してみましょう。カードローンは基本的に無担保・無保証人なので、周囲に理由を伝える必要がありません。
レイクのカードローンは最短即日融資に対応しています。21時(日曜日は18時)までにご契約手続きが完了すると、その日のうちのお振込みが可能です。急いでいるときにもご利用いただけます。ただし、一部金融機関および、メンテナンス時間等を除きます。

カードローン利用時の注意点

カードローンは利用限度額内で繰り返し借入れが可能なローンです。たとえば、利用限度額が30万円の場合は、最初に30万円を一度に借りるのではなく、30万円を超えない範囲で繰り返し借入れと返済をすることができます。
このようなカードローンの特性上、利用時には注意が必要な点もあります。特に次の3点に注意することが必要です。

  • 返済計画を立てて借入れる
  • 金利などの契約内容をしっかり確認する
  • 家計に余裕があるときは臨時返済する

それぞれのポイントについて解説します。

返済計画を立てて借入れる

カードローンの利用には利息がかかります。利息はご利用金額(元金)と貸付利率(年率)、お借入れ日数によって計算されるため、少しでも早く完済することで利息の負担を減らすことができます。
カードローンを利用する際は、できるだけ早く完済できるように無理なく返済できる金額を計算してから借りるようにしましょう。レイクでは、毎月の返済額からお借入れ可能な金額やお借入れ期間を調べる「ご返済シミュレーション」を提供しています。
無理のないご返済計画を立てる際にご活用ください。また、カードローンは利用可能限度額の範囲内で追加の借入れが可能なので、途中でご利用残高が増えることもあります。追加で借りる場合は再度返済計画を立て直し、無理なく返済できるか確認しておきましょう。

  • シミュレーションでの試算結果は参考値です。実際のご返済内容とは異なる場合がありますので、あくまでも目安としてご確認ください。

金利などの契約内容をしっかり確認する

利用残高や金利、無利息期間などの契約内容を確認し、利息の額や総支払い額を常に把握しておくことが必要です。
適用金利は審査や限度額によっても異なるため、契約後はご自身に適用された金利・限度額を把握しておく必要があります。
無利息期間が設定されている場合は、いつからいつまで適用されるのかについて正確に把握しておきましょう
レイクでははじめてご利用する方に下記3つの選べる無利息サービスを提供しています。

  • 60日間無利息(Web申込み限定)
  • 30日間無利息
  • 5万円まで180日間無利息

レイクの無利息開始日は「ご契約日の翌日」からとなります。お借入れ日の翌日からではありませんのでご注意ください。

家計に余裕があるときは臨時返済する

カードローンは原則として毎月決まった額を返済していきます。口座振替による返済を選択している場合は、毎月決まった返済額が引き落とされます。
決まった返済額に加えて任意のタイミングで臨時返済することで、より早く完済に近づくことができるでしょう。返済期間が延びるほど支払う利息の総額が大きくなるので、余裕がある場合は積極的に臨時返済することが大切です。
レイクのWeb返済サービスでのご返済は、手数料無料で臨時返済や一括返済をしていただけます。

まとめ

お金を借りる必要が生じたときには、理由ごとに適した相手に相談するようにしましょう。カードローンを活用すれば、家族や知人の負担になることを回避できます。
万が一のときに慌てずに対応できるよう、お金を借りるための手段を検討しておくことをおすすめします。

監修者:内山 貴博

監修者:

内山 貴博

プロフィール:

1978年生まれ。証券会社の本社部門に勤務後、2006年に独立。金融リテラシーを高めることがFPの役割だと感じ、FP相談やセミナーなどの活動をおこなっている。また動画チャンネル「FPお金レッスン」では投資初心者向け、FP学習者向けのコンテンツを提供中。主な著書に「駆け出しFPの事件簿」(きんざい)、「お金の使い方テク」(朝日新聞出版)がある。

資格情報:

CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士