カードローンの複数申込みは可能?
審査時のデメリットや注意点を解説

公開日:2022年7月28日

カードローンの複数申込みは可能?審査時のデメリットや注意点を解説

原則として、カードローンには申込みの制限はありません。そのため、複数のカードローンに同時に申込むこともできます。しかし、必ずしも申込んだすべてのカードローンを利用できるとは限らず、またデメリットが生じることもあります。
この記事では、カードローンの複数同時申込みによってどのようなデメリットがあるか、また、1社に絞るほうが良い理由について解説します。カードローンの利用を検討している方は、ぜひご覧ください。

カードローンの複数同時申込みは可能

複数のカードローンに同時に申込むことはできます。しかし、全てで審査通過するとは限りません。
カードローンに申込むと審査が開始されますが、審査は各カードローン会社が定める基準に基づいて厳正におこなわれており、結果がくじ引きのように偶然に決まるわけではありません。そのため、複数のカードローンに申込んでも、申込んだ数だけ審査通過する確率があがるわけではありません。
これからカードローンに申込もうと考えている方は、複数のカードローンを比較して、使いやすいと思われるもの1つだけに申込むことをおすすめします。
複数のカードローンに同時に申込む際の懸念ポイントや、起こりうるデメリットについて以下で解説します。

カードローンの複数同時申込みによる懸念ポイント

カードローンを複数同時に申込んだ場合、次の2点が懸念されます。

  • 申込み履歴が残る
  • 総量規制が考慮される

それぞれ見ていきましょう。

申込み履歴が残る

信用情報機関では、ローンやクレジットカードに申込んだ履歴や利用記録を管理しています。そのため、複数のカードローンに申込むと、申込み先すべてのカードローン会社に情報が共有されます。尚、申込み履歴が保存されるのは一定期間で、CIC、JICCでは照会日から6ヵ月間としています。
申込み履歴が多すぎると収入面などに不安材料があるものとして、審査に影響を及ぼす場合があります。

総量規制が考慮される

貸金業法には、借入残高の合計が年収の3分の1を超える場合は、それ以上の借入れができない「総量規制」という制限があります。消費者金融などの貸金業者のカードローン、クレジットカードのキャッシングなどは総量規制の対象です。
複数のカードローンに同時申込みをすることにより、借入残高が総量規制に抵触してしまうと、審査を通過できません。

カードローン複数借入れのデメリット

契約中のカードローンの利用限度額が少ないときは、複数のカードローンを併用したいと考える方もいるでしょう。複数のカードローンを併用してはいけないという決まりはありません。
しかし、デメリットがあるので注意が必要です。特に注意したい点としては、次の3つが挙げられます。

  • 毎月の返済額が増え、完済まで時間がかかる
  • 返済日の管理が複雑になる
  • 信用情報機関に複数申込みの記録が残る

それぞれ詳しく解説します。

毎月の返済額が増え、完済まで時間がかかる

複数のカードローンを併用することで借入れ可能金額が増えるかもしれません。しかし、それぞれ利息も加算されて総返済額が増えることになるため、完済までに時間がかかってしまう場合があります。
カードローンは追加借入れが可能なので、最初は無理のない範囲で利用していても、つい無意識のうちに借入れ額を増やしてしまうこともあります。それにともない徐々に毎月の返済額が増えると、負担に感じるかもしれません。
カードローンを利用するときは、返済計画を立ててから借りるようにしましょう。また、追加で借入れたときは、その都度返済計画を立て直すことも大切です。

返済日の管理が複雑になる

複数のカードローンを併用すると、1ヵ月に何度も返済日を迎えることで、返済管理が複雑になる場合があります。
カードローンは借入れ額によって返済額が変動することが多いので、追加借入れを行うと、各社の返済額を確認し直す必要が生じ、さらに返済管理が複雑になります。せっかくのカードローンのメリットである、「毎月一定額を返済するので、計画を立てやすい」という良さが、なくなってしまいます。

信用情報機関に複数申込みの記録が残る

信用情報機関には、一定期間申込みや返済などの信用情報の記録が残ります。万が一、あるカードローンの返済を滞納すると、別で申込んだカードローン会社の審査に影響を及ぼす場合があります。
信用情報機関では申込み情報を管理しているため、複数のカードローンに申込みしたことの記録が残ります。複数のカードローンを利用するときは、信用情報機関に記録が残っている点を意識しておくようにしましょう。

カードローンの申込みは1社に絞るのがおすすめ

カードローンの申込みは1社に絞るのがおすすめ

複数のカードローンに申込み、すべての審査に通過した場合、複数のカードローンを並行して使うことも可能です。
しかし、複数のカードローンを並行して使うと、返済の管理が複雑になり、ついうっかりと返済が遅れることにもなりかねません。
返済額と返済日を正確に管理するためにも、カードローンを利用するときは1社に絞って申込むことをおすすめします。
カードローンをすでに利用している方は、借入れ先が増えないようにすることが大切です。
利用限度額が不足している場合は、新たに別のカードローンに申込むのではなく、現在利用中のカードローンで利用限度額を増額できないか利用中のカードローン会社に相談してみましょう。
増額を申込むと改めて審査が実施されますが、借入れ会社は増えないため、返済額や返済日の管理がこれまで通りで済みます。
また、増額をしたときもきちんと借入れ額を把握するのが大切です。
必要以上の借入れをしないよう、支出の見直しも同時に行いましょう。

最短即日融資を受けたいなら消費者金融のカードローン

銀行で取り扱っているカードローンは最短でも翌営業日以降の融資となる場合がほとんどです。一方、消費者金融のカードローンは最短即日融資に対応していることがあります。急ぎの方は、消費者金融のカードローンも検討してみてください。
一例をあげるとレイクはWeb申込みからお借入れまでが最短25分です。21時(日曜日は18時)までにご契約手続きを完了していただくと、当日中のお振込みが可能です。お急ぎの方はぜひご検討ください。

  • 一部金融機関および、メンテナンス時間等を除きます。

カードローンを利用する際の注意点

カードローンを利用する際の注意点

カードローンを利用する際には、カードローンの特性を理解し、適切に扱うことが必要です。特に注意したい点を2つご紹介します。

  • 事前に返済計画を立てる
  • 金利や無利息期間などの条件を確認する

それぞれ解説します。

事前に返済計画を立てる

お金を借りてからはじめて返済計画を立てるのではなく、借りる前にある程度返済計画を立てましょう。借りてから返済計画を立てると、予想以上に毎月の返済額が多い、返済期間が長いなどのトラブルが生じ、返済を続けることが難しくなるかもしれません。無理なく返済するためにも、借りる前に目安としてある程度の計画を立てるようにしましょう。
カードローンは追加借入れが可能です。借入れ額が変わった場合は、随時計画を立て直すことも大切なポイントです。
レイクではお借入れ額から毎月の返済額を調べるご返済シミュレーションをご利用いただけます。また毎月の返済額からお借入れ可能額を調べることもできるので、ぜひご活用ください。

金利や無利息期間などの条件を確認する

カードローンのなかには無利息期間が設定されているものもあります。無利息期間中は利息が発生しないため、返済の負担が軽減される点がメリットです。契約内容を詳しく確認し、無利息期間がいつまでか把握しておきましょう。
また、無利息期間中でも返済日は訪れます。返済に遅れることがないよう、無利息期間中も返済日を正確に把握し、余裕があるときは既定の返済額以上の金額を返済するようにしましょう。
レイクでは、はじめてレイクをご利用の方限定で無利息サービスを提供しております。60日間無利息(Web申込み限定)もしくは5万円まで180日間無利息のどちらかを選んでご利用いただけます。

  • はじめてのご契約かつ、契約額が200万円超の方は「30日間無利息」となります。
無利息サービス 60日間無利息(Web申込み限定) 5万円まで180日間無利息
申込み方法 Web

Web

自動契約機

電話

対象の方 レイクを初めてご契約いただいた方(Web申込み限定) レイクを初めてご契約いただいた方
無利息開始日 ご契約日の翌日から開始
無利息期間中の返済日 あり
  • 無利息期間中もご返済日がございます。お借入れ後のご返済日をご確認ください。
ご契約額(極度額) 1万円〜200万円まで
実質年率 無利息期間経過後の貸付利率
12.0%〜18.0%
無利息期間経過後または5万円超分の貸付利率
12.0%〜18.0%
遅延損害金(年率) 20.0%
  • 約定返済日に返済がなされなかった場合、遅延損害金がかかります。
無利息サービス
60日間無利息(Web申込み限定) 5万円まで180日間無利息
申込み方法
Web Web
自動契約機
電話
対象の方
レイクを初めてご契約いただいた方(Web申込み限定) レイクを初めてご契約いただいた方
無利息開始日
ご契約日の翌日から開始
無利息期間中の返済日
あり
ご契約額(極度額)
1万円〜200万円まで
実質年率
無利息期間経過後の貸付利率
12.0%〜18.0%
無利息期間経過後または5万円超分の貸付利率
12.0%〜18.0%
遅延損害金(年率)
20.0%
  • 約定返済日に返済がなされなかった場合、遅延損害金がかかります。
  • 無利息期間中にご返済が滞った場合、無利息期間が終了となります。ご返済日の翌日以降、遅延損害金およびお利息をご負担いただくことになります。
  • 無利息期間終了後は通常金利適用となります。

まとめ

複数のカードローンを利用することはできます。しかし、返済日も複数になり、管理が複雑になる可能性があるため注意が必要です。
利用限度額が不足したときは、利用状況を見直す、あるいは増額も検討し、できれば複数カードローンの同時利用はさけるようにしましょう。

監修者:内山 貴博

監修者:

内山 貴博

プロフィール:

1978年生まれ。証券会社の本社部門に勤務後、2006年に独立。金融リテラシーを高めることがFPの役割だと感じ、FP相談やセミナーなどの活動をおこなっている。また動画チャンネル「FPお金レッスン」では投資初心者向け、FP学習者向けのコンテンツを提供中。主な著書に「駆け出しFPの事件簿」(きんざい)、「お金の使い方テク」(朝日新聞出版)がある。

資格情報:

CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士