カードローンの仮審査とは?
本審査との違いや審査を通過しない場合の対処法など紹介

公開日:2022年7月28日

カードローンの仮審査とは?本審査との違いや審査を通過しない場合の対処法など紹介

カードローン会社によっても異なりますが、カードローンの仮審査とは、機械で自動対応できる信用情報照会などのチェックを指すことが一般的です。カードローンの中には仮審査と本審査を分けているものもあり、そのようなカードローンでは、仮審査を通過しないと本審査に進めません。
この記事では、カードローンの仮審査を通過するための準備や、通過できなかったときの対応策について解説します。ぜひカードローンに申込む前にご覧ください。

カードローンの仮審査の概要

カードローンの仮審査は、一般的に、申込みの際に申告した内容を点数化して合計得点で判別するスコアリングや、申告された個人情報を信用情報機関に照会することなどを指します。信用情報は迅速に照会できるため、比較的早く結果がわかります。
ただし、仮審査と本審査の区分けはカードローン会社によって異なります。また、仮審査と本審査を分けていないカードローン会社もあるため注意しましょう。

カードローンの仮審査で見られるポイント

カードローン会社によっても異なりますが、仮審査の段階で、チェックする項目としては、次の3つが挙げられます。

  • 年齢
  • 収入
  • 信用情報

それぞれのポイントがどのようにチェックされるのか、わかりやすく解説します。

年齢

カードローン会社では、申込みに年齢制限を定めています。申込みの際には生年月日や年齢などの情報を申告してもらい、本人確認書類とともに条件に合致しているか確認します。
例えば、レイクでは申込み可能な年齢を満20歳から満70歳までの方と定めています。

収入

融資を受けるためには、「安定した収入のある方」を条件としている会社が多くあります。
お申込みの際にはご自身に当てはまるのかご確認ください。

信用情報

信用情報は信用情報機関に登録された情報を照会します。例えば、今まで利用したローンの返済状況や、クレジットカードの支払いに遅延がなかったか、現在滞納していないかなどをチェックされます。
また、消費者金融のカードローンは、総量規制という年収の3分の1を超える金額は貸付できない貸金業法に基づいた制限があるため、他社からの借入れも調べて、総量規制に抵触していないか確認されます。

カードローンの仮審査を通過したら次は本審査!チェックされる内容とは?

カードローンの仮審査を通過したら次は本審査!チェックされる内容とは?

仮審査を通過すると本審査に進みます。本審査では、カードローン会社によって異なりますが申込者が申告した勤務先に本当に在籍しているのかを確認する「在籍確認」や、申込み時に申告した内容や提出書類(本人確認書類、場合によっては収入証明書類)に記載された内容の確認などが実施されます。
また、書類ではわからない部分にカードローン会社側が確認したい部分があるときは、申込者へ電話などで尋ねることもあります。本審査がスムーズにおこなわれるためにも、カードローン会社が提出を求める書類は不備がないように事前に揃えておきましょう。

仮審査に通らない原因

仮審査の時点で通過できないこともあります。原因は、主に次の2つです。

  • 信用情報に問題がある
  • 虚偽の申告をしている

それぞれの原因について、詳しく見ていきましょう。

信用情報に問題がある

仮審査では信用情報機関に登録されている信用情報が確認されます。例えば、次の事柄に該当する場合には、信用情報に問題があると判断されるかもしれません。

  • ローンの返済やクレジットカードの支払いを滞納している
  • 今までにローンの返済やクレジットカードの支払いを滞納したことがある
  • すでに総量規制の限度額まで借りている

なお、信用情報の内容は、ご自身でも調べることができます。カードローンの申込み先が登録している信用情報機関で情報照会をしてからカードローンに申込むのも一つの方法です。

虚偽の申告をしている

虚偽の申告をすると、審査通過しない場合があります。例えば他社から借りているのに借りていないと申告する、収入や年齢を偽るなどの行為は、申込み先からの信用を得にくくなると考えられます。
カードローンを申込む際に申告する内容は、ほとんどが真偽を確かめることができます。
カードローンは基本的に無担保です。カードローン会社は申込者の信用に基づいて貸付するので、信用できないと判断されないように、正確な情報を申告するようにしましょう。

カードローンの仮審査に通らなかった場合の対処法

カードローンの仮審査を通過できなかった場合は、すぐに他のカードローンに申込むのは得策ではありません。他のカードローンでも収入や年齢、信用情報に基づいて仮審査を実施すると考えられるため、まずは審査通過しなかった理由について考え、問題を解消しておくことが大切です。
仮審査を通過できなかったときは、次の3つの対処法を検討してみましょう。

  • 延滞や滞納を解消する
  • 借入れ希望額を減らす
  • 再申込みには6ヶ月以上開ける

それぞれの方法について解説します。

延滞や滞納を解消する

信用情報機関には、延滞や滞納についての情報が記録されています。過去の情報は利用者自身で解消することはできませんが、現在の延滞や滞納はきちんと支払うことで解消できます。返済や支払いが遅れているローンやクレジットカードがある場合は、早めに支払うようにしましょう。
なお、今までの延滞・滞納の記録も、永久的に信用情報機関に登録されるわけではありません。利用しているカードローンやクレジットカードが加盟している信用情報機関を調べ、情報が登録されている期間を調べてみると良いでしょう。
ただし、完済しても契約している限りは記録が残りつづける場合があるので、注意が必要です。

再申込みには6ヶ月以上開ける

信用情報機関では、カードローンやクレジットカードなどに申込んだ履歴が6ヶ月間記録されます。カードローン会社では過去の申込みの情報を信用情報機関で確認するので、再申込みには6ヶ月以上は開けると良いかもしれません。

カードローンの申込みを考えている場合はお借入れ診断がおすすめ

カードローンの申込みを考えている場合はお借入れ診断がおすすめ

仮審査から本審査に進めなかった場合でも、信用情報機関に申込み情報は残ります。そのため、適当に複数のカードローンに申込むのではなく、慎重にカードローンを選び、使いやすさや借入れの条件などがご自身に合うと判断してから申込むようにしましょう。
また、カードローンにいきなり申込むのではなく、「お借入れ診断」を利用してから申込むほうがよいでしょう。レイクのお借入れ診断では、年齢、年収と他社お借入れ額の3つの情報をご入力いただくと、お借入れが可能かどうか簡易的にチェックすることができます。お申込みの前にぜひお試しください。

  • お借入れ診断は、お借入れをご検討される場合の目安です。そのため、お借入れ時の審査結果とは異なることもあります。

まとめ

カードローンによっては、仮審査と本審査の2段階に分けて審査を実施していることがあります。仮審査では年齢や収入、信用情報などの項目が調べられることが一般的です。
カードローンの仮審査を受けたときでも、申込みの情報が信用情報機関に記録されます。カードローンへの申込みを検討している方は、仮審査の前に各カードローン会社のホームページで公開しているお借入れ診断で融資を受けられる可能性があるのか確認してみましょう。

監修者:内山 貴博

監修者:

内山 貴博

プロフィール:

1978年生まれ。証券会社の本社部門に勤務後、2006年に独立。金融リテラシーを高めることがFPの役割だと感じ、FP相談やセミナーなどの活動をおこなっている。また動画チャンネル「FPお金レッスン」では投資初心者向け、FP学習者向けのコンテンツを提供中。主な著書に「駆け出しFPの事件簿」(きんざい)、「お金の使い方テク」(朝日新聞出版)がある。

資格情報:

CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士