カードローンの在籍確認とは?
実施される際の流れや注意点など紹介

公開日:2022年7月26日

更新日:2024年3月13日

カードローンの在籍確認とは?実施される際の流れや注意点など紹介

カードローンは申込みにあたって審査を通過する必要があります。
カードローン申込み時に多くの会社では、審査の一環で、勤務先に電話をして申込者が実際にその会社に在籍しているかを確認する「在籍確認」をおこないます。
在籍確認がスムーズに完了しないと、審査が長引いて、借入れまでに時間を要する可能性があります。
この記事では「カードローンの申込みを家族や会社に知られたくない」と在籍確認について不安を感じている方や、「スムーズに在籍確認を終わらせたい」という方に向けて、カードローンの在籍確認に関する具体的な内容や注意点をわかりやすく解説します。
「カードローンの利用を検討しているが、在籍確認について不安がある」という方は参考にしてください。

カードローンの在籍確認の概要について

カードローンは申込みにあたり必ず審査がおこなわれます。カードローン各社の審査基準や内容についての詳細は公表されていませんが、一般的に、信用情報の確認や返済能力の確認がおこなわれます。
申込時には、返済能力を示す情報のひとつとして勤務先情報や年収などの申告が必要です。
審査ではこれらの申告された勤務先情報などが正しいか、また本当にその企業に勤務しており安定した収入があるかなどをチェックすることが目的です。

カードローン審査で在籍確認はなしにできる?

基本的にほとんどのカードローン審査では在籍確認がおこなわれます。
申告された勤務先で実際に働いているかを確認し、返済能力があるかを判断する材料にします。
貸金業法では返済能力の確認義務が定められており、消費者金融系カードローンやクレジットカード会社など、貸金業法に則ってサービスを提供している会社では、在籍確認をなしにできません。
返済能力の確認は、貸し倒れのリスク低減や消費者への過剰な貸付を抑制する目的があります。

在籍確認は電話や書類確認によっておこなわれる

在籍確認の方法はカードローン会社によって異なりますが、電話でおこなわれることが一般的です。
諸事情により電話での在籍確認が難しい場合、事前にカードローン会社に相談することで書類による在籍確認に切り替えてもらえるケースもあります。
在籍確認を電話でおこなうか、書類でおこなうかはカードローン会社の判断となりますが、事前に相談することは無駄ではないでしょう。
レイクでは、原則としてご自宅やお勤め先への確認はお電話ではおこなっておりません。
審査の結果によりお電話での確認が必要となる場合がありますが、電話での在籍確認をおこなう際には、お客さまのプライバシーには十分な配慮をしています。

在籍確認に必要な書類

書類にて在籍確認をおこなう場合、提出が必要になる一般的な書類は以下のとおりです。

  • 会社名が記載されている健康保険証
  • 最新の給与明細
  • 最新の源泉徴収票
  • 写真付きの社員証写し
  • 雇用契約書
  • 勤務先の在籍証明書 など

提出が必要になる書類はカードローン会社によって異なる場合があるため、求められた書類を用意して提出しましょう。

電話で在籍確認がおこなわれる際の流れ

在籍確認は、カードローンに申込んで、本人確認書類などの提出が完了した後の段階でおこなわれることが一般的です。
在籍確認は申告された勤務先に申込者が在籍していることがわかれば完了するため、必ずしも申込者本人が電話に出る必要はありません。
基本的に自宅や職場に在籍確認の電話がかかってきますが、いずれにしてもプライバシーを尊重しているため、過度に心配する必要はありません。

在籍確認の電話の内容は?

カードローンに申込みを検討している方のなかには「周囲に知られずに利用したい」という方もいるのではないでしょうか。
在籍確認の電話は、金融機関名や会社名ではなく、担当者の個人名でかかってきます。そのため、カードローンの在籍確認だと知られる可能性は低いでしょう。
たとえば、レイクの在籍確認の場合、非通知もしくは発信専用の番号で、「レイク」という名称ではなく担当者の個人名でお電話をおかけしていますのでご安心ください。
また、レイクではお電話でのご連絡の際、男性か女性かなどの担当者のご希望があればできる限り考慮しています。詳しくはフリーダイヤルへのお問合せをご検討ください。

監修者:新井 智美

監修者:新井 智美

一般的な在籍確認は、担当者個人の名前で勤務先に電話をかけ、本人が出ればそれで確認終了となります。もし、本人が不在で電話に出られなくても、「○○はただいま外出中です」などの回答が得られれば在籍確認が取れたことになります。
ただし、大きい会社だと代表電話にかかってくるとどの部署に在籍しているのか調べる時間がかかる可能性がありますので、部署直通の電話番号を記載しておくと安心です。

カードローンの在籍確認が完了せず審査が進まないケースとは?

カードローン申込み時に多くの会社で審査の一環で在籍確認をおこない、申告先の企業に勤めていることの確認が取れるまで基本的には審査が完了しません。
在籍確認が完了しない理由として、下記のようなものが考えられます。

  • 会社の規模が大きく在籍確認がしにくい
  • 勤務先が個人情報を教えてくれない
  • 夜間や休日で勤務先につながらない

それぞれについて以下で詳しく解説します。

会社の規模が大きく在籍確認がしにくい

会社の規模が大きく、電話を受けた人が申込者を認識していない場合、在籍の確認が取れない可能性があります。
たとえば、社員数が多い場合や、多数の部署があるなどの企業で考えられるパターンです。
そのため、申告する電話番号は自分が所属している部署直通の電話番号を記載するなどして、自分がその企業で働いていることを認知している窓口につながるように注意しましょう。

勤務先が個人情報を教えてくれない

もし働いている企業で、外部からの電話を受ける代表部署(コールセンターなど)があり、そこから各部署に電話をつなげる仕組みになっている場合にも注意が必要です。
個人情報の漏洩に対して厳しい会社であれば、カードローン会社からの「〇〇さん(申込者名)はいらっしゃいますか?」という質問に対して「お答えできません」といった回答になる場合があります。
このようなケースでも在籍確認が完了できず、審査が長引く可能性があります。そのため、申込時には内線番号や所属部署直通の電話番号、所属部署などを申告し、スムーズに在籍確認ができるように注意するといいでしょう。
もし電話窓口にて個人情報の取扱いなどの観点から在籍を確認できない可能性がある企業の場合、事前にカードローン会社に相談してみるといいかもしれません。

夜間や休日で勤務先につながらない

勤務先の企業が、夜間や土日祝日、創業記念日などにより営業時間外で、会社に人がおらず在籍確認の電話に出る人がいない場合も審査が進まないことがあるので注意しましょう。
スムーズに在籍確認を完了させたい場合、会社の営業時間内に電話がかかってくるようなタイミングで申込むことをおすすめします。
たとえば、会社が休みの日や、休みの前日などに申込むと、在籍確認のタイミングが営業時間外になってしまい、スムーズに在籍確認が完了できないかもしれません。
もし勤務先が特殊な営業時間(営業開始時間が夕方から、曜日によって営業時間が異なる、など)で在籍確認の完了が難しい場合、事前にカードローン会社に事情を説明し、電話の時間を指定するなど相談をするといいでしょう。

カードローンの在籍確認に関するポイント

カードローンの在籍確認に関するポイント

カードローンの在籍確認に関する注意点としては、下記のようなものが挙げられます。

  • 増額審査でも在籍確認がおこなわれる場合がある
  • 派遣・アルバイト・パートでも在籍確認はある
  • 転職した場合は必ず勤務先情報を変更しておく

それぞれ詳しく解説します。

増額審査でも在籍確認がおこなわれる場合がある

一般的にカードローンの限度額は審査によって決まりますが、足りないと感じた場合は増額を申込める場合があります。
増額にあたって新規契約時と同じく審査がおこなわれる可能性があることは覚えておきましょう。
審査の明確な基準などは各社公表していませんが、増額審査の際にも在籍確認がおこなわれる可能性があります。そのため、勤務先が変わっている場合などは、増額を申込む前に変更しておくことが大切です。
また、過去に延滞を起こした場合などは、返済能力を再度確認するために在籍確認の可能性が高くなったり、審査が長引いたり、または審査に通らない可能性があるため注意しましょう。

派遣・アルバイト・パートでも在籍確認はある

在籍確認は正社員の方だけにおこなわれるわけではなく、派遣社員やアルバイト・パートの方でも原則としておこなわれます。
そのため、出勤の日時が不定期なシフト制の仕事でも、勤務先の情報は正確に申告するおくことが大切です。
なお、派遣社員や派遣アルバイトの場合、申告する勤務先の情報は一般的に「派遣先」ではなく「派遣元」となります。
派遣先の場合は派遣社員の入れ替わりが激しく個別に認知していない可能性があり、在籍確認が取れない場合があります。連絡先は代表番号ではなく営業所にする、内線番号や部署直通の電話番号、所属部署も申告する、その他担当者に事前に話を通しておくなど対策しておきましょう。
ただし、申込みしたカードローン会社によって、派遣元、派遣先どちらに在籍確認をするかが異なる場合もあるため、スムーズかつ確実に審査を完了させたい場合には、事前にどちらへ連絡が来るかをカードローン会社に確認しておくことをおすすめします。

転職した場合は必ず勤務先情報を変更しておく

審査のタイミング以外でも在籍確認がおこなわれる可能性があるため、勤務先が変わった場合には必ず勤務先情報を変更しておきましょう。
在籍確認のタイミングはカードローン会社の判断にもよるため一概にはいえませんが、再度勤務先の確認が必要な場合におこなわれる可能性があります。
転職の際に勤務先情報を変更せず放置し、転職の事実が発覚すると、カードローン会社の裁量によっては利用停止になる可能性があります。

レイクの在籍確認はプライバシーに配慮

前述のとおり、レイクでは原則として、ご自宅やお勤め先への確認はお電話ではおこなっておりません。
審査の結果により、お電話での確認が必要となる場合がありますが、その際もお客さまのプライバシーには十分に配慮し、ご本人さま以外には「レイク」や「新生フィナンシャル」という名称はお出しいたしません。
非通知もしくは発信専用の番号で、担当者の個人名にてお電話をさせていただき、男性か女性かなどの担当者のご希望がありましたら、できる限り考慮いたします。
また、電話確認が難しい際には、書類提出で代替の確認とするご相談も承っておりますので、フリーダイヤルでお問合せください。

カードローンを利用する際の注意点

カードローンは、ご利用限度額の範囲内で繰り返しお借入れが可能です。このようなカードローンの特性上、ご利用の際には次の3点にご注意ください。

  • 返済計画を立てる
  • 金利や無利息期間などの契約内容を確認する
  • 余裕がある場合は多めの金額を返済する

以下で詳しく解説します。

返済計画を立てる

お金を借りると返済がはじまります。借りる前に無理のない返済計画を立てておくことが重要です。毎月無理なくご返済できる金額はどのくらいなのか、いつまでに完済するのか計画を立ててから、カードローンにお申込みください。
また、カードローンはほかのローンとは異なり、ご利用限度額の範囲内で繰り返しお借入れが可能です。追加でお借入れすると毎月のご返済額やご返済期間が変わることもあるため、その都度、返済計画を立て直すことが大切です。
カードローン会社の公式サイトには、返済シミュレーション機能があります。
レイクの場合、「ご返済シミュレーション」でご返済額やご返済回数をシミュレーションしていただけます。ご希望契約額の入力と無利息期間を選択すれば、毎月のご返済額とご返済回数が試算できます。
毎月のご返済額から検討可能お借入れ額を調べることもできます。ぜひご活用ください。

  • このシミュレーションでの試算結果は参考値です。実際のご返済内容とは異なる場合があるので、あくまでもめやすとしてご確認ください。

金利や無利息期間などの契約内容を確認する

カードローンをご利用の際は、必ず金利やご利用限度額などのご契約内容をご確認ください。また、無利息サービスをご利用の場合は、いつまで適用されるのか無利息期間もご確認ください。
レイクでは、はじめてご契約するお客さま限定で、ご都合にあわせていずれかの無利息サービスをお選びいただけます。

  • 60日間無利息(Web申込み限定)
  • 30日間無利息
  • 5万円まで180日間無利息

ご都合にあわせて無利息期間を選択いただけますので、ご自身に適用される無利息期間を確認し、ぜひ有効活用してください。
ご自身の借り方によって、どの無利息期間を選べば利息のご負担が軽くなるか調べられる「無利息診断」もございます。
なお、レイクの無利息期間開始日は「ご契約日の翌日から」となります。「お借入れ日の翌日から」ではありませんのでお気をつけください。
無利息期間中にもご返済日があります。会員ページでご返済日をご確認いただき、ご返済に遅れないようご注意ください。

余裕がある場合は多めの金額を返済する

家計に余裕がある場合は、多めの金額をご返済いただくことで利息が少なくなり、返済総額も減ります。カードローンの利息は、以下の計算式で算出します。

利息=お借入れ額×貸付利率(年率)÷365日(うるう年は366日)×お借入れ日数

上記の式からわかるとおり金利の高さだけでなく、お借入れ額が多いほど利息額が増え、ご返済総額も多くなります。
利息の負担を減らすためにも、余裕がある場合は約定返済額よりも多めの金額をご返済ください。

監修者:新井 智美

監修者:新井 智美

金融機関が融資をおこなうにあたり、その人の返済能力を審査することが法律で義務づけられています。そして在籍確認は返済能力を判断するための審査の一環であるため、なしにすることはできません。
在籍確認を省略して融資をおこなうことは法律に違反することになるからです。ただ、最近では一定の書類を提出するなどの条件を満たすことで電話での在籍確認を省略している大手の金融機関もあります。

まとめ

カードローン申込時の審査では、基本的に在籍確認がおこなわれます。電話で在籍確認がおこなわれる場合、会社名ではなく個人名で電話がかけられるため、周囲の人にカードローンの在籍確認だと知られる可能性は低いです。
在籍確認は申告した勤務先で働いていることの確認が取れれば完了するため、必ずしも在籍確認の電話に本人が出る必要はありません。
しかし、「個人情報の観点から在籍を教えてくれない」、「営業時間外で勤務先につながらない」といったケースでは在籍確認が完了せず審査が長引く可能性があります。
在籍確認について何か不安が残る場合は、一度カードローン会社に相談してみることをおすすめします。
レイクでもお客さまのプライバシーを尊重する形での在籍確認をおこなっています。もし何か不安な点がある場合はフリーダイヤルへ問合せを検討するといいでしょう。

監修者:新井 智美

監修者:新井 智美

基本的に在籍確認をなしにすることはできません。ただし、金融機関も利用者からの相談にできるだけ寄り添う姿勢を取っています。在籍確認に不安がある場合はカードローン会社に相談してみることをおすすめします。
どうしてもほかの人には聞かれたくない場合は、「自分が会社にいる時間帯にかけて欲しい」などの希望を聞いてもらえる可能性もありますので、不安があればまず相談してみましょう。

監修者:新井 智美

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新井 智美

プロフィール:

コンサルタントとして個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン・住宅購入のアドバイス)のほか、資産運用など上記相談内容にまつわるセミナー講師(企業向け・サークル、団体向け)をおこなうと同時に、金融メディアへの執筆および監修にも携わっている。現在年間300本以上の執筆及び監修をこなしており、これまでの執筆及び監修実績は2,500本を超える。

資格情報:

CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員