カードローンの返済ができないときの対処法!
リスクや普段からできる対策も紹介
公開日:2023年7月6日
更新日:2024年9月19日
カードローンの返済ができない場合、カードローン会社から電話や郵便などで連絡があります。また、連絡以外にも、さまざまな影響が生じることもあるので注意が必要です。
カードローンを返済できないと何が起こるかをまとめて解説します。また、カードローンの返済ができない状況に陥らないために、普段からできることも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
カードローンの返済ができないとどうなる?
ご返済日を過ぎても返済をしない場合、電話や郵便などの方法でカードローン会社から連絡が届きます。
また、連絡がくるだけでなく、次のようなさまざまなリスクが生じる場合があります。
- 追加のお借入れができなくなる
- 遅延損害金が発生する
- 延滞の情報が信用情報機関に登録される
- 延滞が解消されないと強制解約や一括返済が求められる可能性も
それぞれのリスクを見ていきましょう。
追加のお借入れができなくなる
カードローンの既定のご返済日までに返済ができないと、追加のお借入れができなくなる場合があります。
また、ご利用限度額の枠が残っていた場合でも、お借入れができなくなるため、ご注意ください。
長期間の延滞でなければ、滞納している金額を返済した後に再びお借入れが可能になる場合もあります。しかし、延滞期間が長引くと、滞納した分を返済しても追加でお借入れができなくなることもあります。
遅延損害金が発生する
カードローンの返済ができない場合は、遅延損害金(年率)が発生する場合があります。
遅延損害金(年率)とは、返済の遅延にともなって発生する損害金のことです。返済が遅れた期間に対して発生し、通常の金利よりも高い金利で返済額が計算されます。
返済の負担がさらに増えることにもなるため、ご返済日までのご返済を心がけることが大切です。
延滞の情報が信用情報機関に登録される
返済ができず、延滞していると、信用情報機関に延滞の情報が登録されます。
信用情報機関とは個人の信用情報(ローンやクレジットカードなどの利用・返済状況など)を管理・保管する機関です。
個人がローンやクレジットカードに申込むと、ローン会社やクレジットカード会社は審査の一環として信用情報を照会します。
延滞の情報が信用情報機関に登録されていると、審査に影響をおよぼし、追加のお借入れや新規のローンお申込みができなくなる可能性があるので注意が必要です。
下記記事では、信用情報に登録される内容や、問題があると判断されてしまうケースについて詳しく解説しています。
また、現時点での信用情報が気になる方は、下記記事で開示申請の方法について解説していますので、あわせてご覧ください。
延滞が解消されないと強制解約や一括返済が求められる可能性も
延滞が解消されない場合は、カードローンが強制解約されたり、カードローン会社から一括返済を求められたりする可能性があります。
なお、強制解約となると、その情報も信用情報機関に登録されるため、別のローンなどに申込むことが難しくなります。
また、一括返済を求められた場合は、お借入れ額によってはまとまったお金を用意する必要も生じます。いずれにしても延滞する前よりも状況は悪化するので、延滞する前に何らかの対処をすることが不可欠です。
カードローンを利用する際は、ご自身で無理のない返済計画を立てることが重要です。下記記事では、カードローンの一括返済の方法や注意点、返済時に気をつけるべきポイントについて解説していますので、あわせてご覧ください。
カードローンを返済できない場合の対処法
カードローンのご返済日までに返済できない場合は、次の方法で対処しましょう。
- カードローン会社に連絡する
- どうしても返済できない場合は専門家に相談する
それぞれの方法を説明します。
カードローン会社に連絡する
まずは、お借入れをしているカードローン会社に連絡しましょう。カードローン会社によっては、ご返済日の変更などの相談に応じてもらえる可能性があります。
ただし、カードローン会社に連絡し、ご返済日の変更などの相談に応じてもらえたとしても、信用情報機関への情報登録がされないとは限らない点には注意が必要です。
レイクでは、会員ページからご返済予定日の登録が可能です。ただし、タイミングによってはご返済日の変更が難しいこともあるので、遅れそうな場合はお早めにご連絡ください。
どうしても返済できない場合は専門家に相談する
返済を数日待ってもらうだけでは対応しきれない場合は、弁護士などの専門家に相談することも検討できます。状況にもよりますが、カードローン会社との間に入って、債務整理などの手続きをサポートしてもらえる場合があります。
債務整理とは、借金の減額や免除、支払いの猶予などをしてもらう手続きのことです。返済の負担は軽減されますが、債務整理をおこなった事実も信用情報機関に登録される点に注意しましょう。
どうしても返済できない場合の最終手段として慎重に検討する必要があります。
カードローンの返済ができなくなりやすいケース
カードローンの返済ができなくなりやすいケースとしては、次のものが挙げられます。
- ご返済額やご返済日を把握していない
- 毎月の支払い額が支払い能力を超えている
- 返済計画を立てていない
それぞれの状況を見ていきましょう。
ご返済額やご返済日を把握していない
毎月のご返済額やご返済日を把握していない場合、カードローンの返済が滞りやすいといえます。
ご返済額が把握できていなければ、いざ返済をしようとしても、お金が足りず返済できないことも起こりえます。毎月の返済額を把握して、ご返済分のお金は使わずに確保しておくことが大切です。
また、ご返済日を把握していない場合も、返済忘れの原因になります。返済忘れを防ぐために口座振替でご返済するようにしていた場合でも、口座に残高がないと引き落とされません。ご返済日までに口座残高をチェックしておきましょう。
毎月の支払い額が支払い能力を超えている
貸金業者の貸付額の合計は、債務者の年収の3分の1を超えてはいけない決まりがあるため、消費者金融系カードローンでは返済専用ローンなど一部を除き、年収の1/3を上回る貸付はしていません。また、銀行系カードローンであっても多くは同様に返済能力を超えない貸付をするよう規制をかけています。
そのため、基本的には返済能力を超えるお借入れはできません。
しかし、カードローンの返済以外にも、家賃や公共料金、クレジットカードなどの支払いをあわせると支払い額の合計が支払い能力を超えることもあり、カードローンの返済にも影響が生じる可能性があります。
返済計画を立てていない
カードローンをご利用の際は、返済計画を立ててから利用することが大切です。毎月無理なく返済できる金額をお借入れし、完済までのスケジュールを立てておく必要があります。
返済計画を立てずに、お借入れをしてしまうと、毎月のご返済額が思った以上に多くなったり、返済期間が長引いてしまう可能性があります。
カードローンの返済ができない状態にならないためにできること
カードローンの返済ができない状況に陥らないために、普段から次の5つの対策を実施しておきましょう。
- 収支を把握する
- 収支を見直す
- 返済計画を立てる
- 金利や無利息期間などの契約内容を確認する
- 余裕がある場合は多めの金額を返済する
それぞれの対策を詳しく説明します。
収支を把握する
まずは自分の収支を正確に把握することが重要です。収支を把握していないと、ご返済に必要なお金が足りなくなってしまう可能性があります。
大まかに把握しているつもりでも、なぜかいつも足りない方は、家計簿をつけて、収入額やご返済に必要なお金、使えるお金がいくらなのかを理解しておくことが必要です。
クレジットカードや銀行口座と紐付けでき、管理の簡単な家計簿アプリもあるので、便利なツールを活用し、収支を把握しましょう。
収支を見直す
収支を把握した後は、見直しを実施します。毎月必要なお金に対して、収入が少ない場合は収入を増やすことも必要になるでしょう。たとえば、不要品を売る、副業をする、転職をするなど、自身にあった方法で収入を増やしましょう。
無駄な支出が多い場合は、支出を抑える工夫が必要です。浪費を抑えることはもちろんのこと、通信費などの毎月の固定費を削減することも有効な対策です。
スマートフォンを格安SIMにする、不要なサブスクリプションを解約する、保険を見直すなどすぐにできることから実施しましょう。
下記記事では収支を見直す参考として、生活費の平均や内訳、節約のポイントを解説しています。
また生活費を10万円以下に抑えるためのアイデアや生活費の内訳を下記記事で紹介しています。項目ごとに支出を抑えるための参考にしてください。
また下記記事では、公的支援制度などどうしても生活費が足りなくなった場合の対処法や家計見直しのコツを解説していますのであわせてご覧ください。
返済計画を立てる
お金を借りると返済がはじまります。借りる前に無理のない返済計画を立てておくことが重要です。毎月無理なくご返済できる金額はどのくらいなのか、いつまでに完済するのか計画を立ててから、カードローンにお申込みください。
また、カードローンはほかのローンとは異なり、ご利用限度額の範囲内で繰り返しお借入れが可能です。追加でお借入れすると毎月のご返済額やご返済期間が変わることもあるため、その都度、返済計画を立て直すことが大切です。
カードローン会社の公式サイトには、返済シミュレーション機能があります。
レイクの場合、「ご返済シミュレーション」でご返済額やご返済回数をシミュレーションしていただけます。ご希望契約額の入力と無利息期間を選択すれば、毎月のご返済額とご返済回数が試算できます。
毎月のご返済額から検討可能お借入れ額を調べることもできます。ぜひご活用ください。
- このシミュレーションでの試算結果は参考値です。実際のご返済内容とは異なる場合があるので、あくまでもめやすとしてご確認ください。
金利や無利息期間などの契約内容を確認する
カードローンをご利用の際は、必ず金利やご利用限度額などのご契約内容をご確認ください。また、無利息サービスをご利用の場合は、いつまで適用されるのか無利息期間もご確認ください。
レイクでは、はじめてご契約するお客さま限定で、ご都合にあわせていずれかの無利息サービスをお選びいただけます。
- 60日間無利息(Web申込み限定)
- 30日間無利息
- 5万円まで180日間無利息
ご都合にあわせて無利息期間を選択いただけますので、ご自身に適用される無利息期間を確認し、ぜひ有効活用してください。
ご自身の借り方によって、どの無利息期間を選べば利息のご負担が軽くなるか調べられる「無利息診断」もございます。
なお、レイクの無利息期間開始日は「ご契約日の翌日から」となります。「お借入れ日の翌日から」ではありませんのでお気をつけください。
無利息期間中にもご返済日があります。会員ページでご返済日をご確認いただき、ご返済に遅れないようご注意ください。
カードローンの金利については下記記事でも詳しく解説しています。金利の仕組みや計算方法についても分かりやすい内容になっておりますので、ぜひ参考にしてください。
また、下記記事では無利息でお金を借りる方法や、カードローンの無利息サービスを利用する際の注意点などを解説しています。
余裕がある場合は多めの金額を返済する
家計に余裕がある場合は、多めの金額をご返済いただくことで利息が少なくなり、返済総額も減ります。カードローンの利息は、以下の計算式で算出します。
利息=お借入れ額×貸付利率(年率)÷365日(うるう年は366日)×お借入れ日数
上記の式からわかるとおり金利の高さだけでなく、お借入れ額が多いほど利息額が増え、ご返済総額も多くなります。
利息の負担を減らすためにも、余裕がある場合は約定返済額よりも多めの金額をご返済ください。
レイクは相談しやすい環境を整えている
レイクは、お客さまが相談しやすい環境を整えています。
たとえば、Web会員ページからであれば、深夜でもフォームよりお問合せしていただけます。また、チャットでもご質問やご相談を承っておりますので、お気軽にご利用ください。
なお、「メールお知らせサービス」を活用することで、ご返済日の前にご返済日の確認メールが届くので、ご返済忘れを防ぐことができます。
まとめ
カードローンの返済ができない場合、ローンやクレジットカードなどの審査通過が難しくなる、遅延損害金(年率)が発生する、信用情報機関に延滞の情報が登録されるなどのリスクが生じます。場合によっては、強制解約や一括返済を求められる恐れもあるのでご注意ください。
カードローンの返済ができない状況に陥らないためにも、普段から自分の収支やご返済額、ご返済日をしっかり把握することが大切です。
どうしても返済できない場合は、カードローン会社や専門家に相談し、早期に解決しましょう。
監修者:
古関 俊祐
プロフィール:
東京都江戸川区出身。中央大学法学部卒。弁護士登録後から大手法律事務所にて消費者金融、銀行ローン各社との債務整理、過払金請求事件を多数取り扱い、現在も多くの依頼者からの相談を受けている。これまでの債務整理案件の取扱い実績は数百件に上る。また、債務整理案件だけでなく、保険や不動産など財産にまつわる問題、離婚や相続といった家庭内の問題などさまざまな問題について手広く対応し多角的視点から問題解決を図るプロフェッショナルとして活躍している。現在は、地元である東京都葛飾区の新小岩駅前にて弁護士法人新小岩法律事務所の代表弁護士として活動している。
資格情報:
弁護士