生活費を10万円以下に抑えるには?
平均的な家計の内訳や節約のアイデアをご紹介

公開日:2022年9月30日

生活費を10万円以下に抑えるには?平均的な家計の内訳や節約のアイデアをご紹介

さまざまなモノの値上げが続き、できるだけ生活費を抑えようと考えている方も多いのではないでしょうか。生活費を低く抑えられれば、貯蓄に回すお金も増え、老後の選択肢も増えるでしょう。
この記事では、生活費を10万円以下に抑える方法を解説します。一人暮らしと二人暮らしの世帯での平均的な生活費の内訳も紹介するので、ぜひ、生活費を見直す際の参考にしてください。

生活費は10万円以下に抑えられる

生活費を月10万円以下に抑えるためには実際のところ、さまざまな工夫や節約は必要ですが、一人暮らしの方であれば月10万円以下に生活費を抑えることが可能です。
また、持ち家で住宅ローンの支払いが終わっている二人以上の世帯も生活費を10万円以下で抑えられる可能性があります。
生活費を抑えるためには、毎月どの程度のお金を使っているのか把握し、家計の見える化が必要です。家計簿をつけたり、家計簿アプリなどを利用したりして、丁寧に収支を把握することが大切です。
しっかり家計管理すると、無駄な支出が見つかることもあります。無駄をなくせばより生活費がコンパクトになり、10万円以下に縮小できるでしょう。

平均的な生活費の内訳

日本では一般的にどの程度の生活費がかかっているのか、2021年度の家計調査の結果から紹介します。項目別の平均値も紹介するので、ご自身の家計と見比べてみてください。

一人暮らしの生活費の平均

総務省の家計調査の結果によれば、2021年の一人暮らしの平均生活費は約15.5万円です。内訳としては食費がもっとも多く、その他の消費支出、住居費、交通・通信費と続きます。
なお、その他の消費支出には交際費や理美容サービス、たばこなどが含まれています。

消費支出 155,046円
食料 38,410円
住居(持家率56.1%) 22,116円
光熱・水道 11,383円
家具・家事用品 5,687円
被服および履物 4,606円
保健医療 7,625円
交通・通信 18,856円
教育 7円
教養娯楽 17,106円
その他の消費支出 29,251円

毎月の生活費を10万円以下に抑えるには5万円以上の節約が必要となりますが、食費やその他の消費支出などの比較的多額の支出を減らすように工夫することで実現できるかもしれません。

二人暮らしの生活費の平均

総務省の家計調査の結果によれば、2021年の二人暮らしの毎月の平均生活費は約24.8万円です。内訳は食費がもっとも多く、その他の消費支出、交通・通信費、教養娯楽費と続きます。
住居費が一人暮らし世帯よりも低いのは、一人暮らし世帯よりも持家率が高いためだと考えられます。また、交通・通信費には自動車等の購入代金や維持費なども含まれており、交通・通信費の中で大きな比率となっています。

消費支出 248,144円
食料 66,327円
住居(持家率85.2%) 19,521円
光熱・水道 19,168円
家具・家事用品 11,048円
被服および履物 6,539円
保健医療 14,924円
交通・通信 34,529円
教育 507円
教養娯楽 21,481円
その他の消費支出 54,099円

二人暮らしで生活費を10万円以下に抑えることは難しいですが、食費やその他の消費支出、教養娯楽費などから削減できる支出はありそうです。
このあと、生活費を抑える方法を紹介するのでぜひ参考にしてください。

生活費を10万円以下に抑える方法

生活費を10万円以下に抑える方法

生活費を10万円以下に抑えることは難しくても、節約をすることである程度は抑えることができます。生活費を減らすアイデアを紹介するので、ぜひ無理のない範囲で実践してみてください。

食費を抑える

食費は家計において大きな割合を占めます。栄養バランスの取れた食事をすることが大前提となりますが、節約や工夫である程度食費を抑えることができるでしょう。
たとえば、外食を控えて自炊をする、コンビニよりスーパーを利用する、リストアップしてから買い物に行く、勤務先や外出先にお弁当や水筒を持参するなどを毎日続ければ大きな節約になります。

水道光熱費の削減

水や電気は生活に不可欠なものですが、使いたいだけ使っていると高額な請求がくることもあります。まずは電気会社やガス会社の料金プラン、アンペア数を見直し、割高な契約になっていないか確認しておきましょう。
また、待機電力やエアコンの温度設定なども、少し工夫するだけで電力消費量の削減につながります。水道代がかさむ場合は、トイレの水量は大小で使い分ける、お風呂の残り湯を洗濯で使用するなどの工夫もしてみましょう。

保険料を見直す

保険料が割高に感じる場合は、保証内容の見直しを検討してみましょう。
本当に必要な保証内容だけになっているか、手数料の負担が少ない支払い方法を選んでいるかなどを確認することも大切です。保険会社にもよりますが、年払いにすると割引が適用されることもあります。
また、同じような保証内容でも、保険会社によって保険料が異なります。条件を決めて、いくつかの保険会社で保険料を比較してみましょう。

通信費を見直す

大手通信キャリアでスマートフォンを利用している方は、格安SIMに変えることも検討してみましょう。通信会社を変える、おトクなプランを選択するなどの工夫で、通信費を抑えることができます。
総務省の令和元年の通信利用動向調査では、大手通信キャリアでスマートフォンを利用している方の月額料金は「6,000〜7,999円」が最も多く、格安SIMを利用している方の月額料金は「2,000~2,999円」が最も多いという結果でした。

通信容量上限や通話料などによって料金が変わる場合もあるため、自分のスマートフォンの使い方が料金プランに合っているかも確認しましょう。

飲み会などの頻度を減らして交際費を抑える

家計に占める交際費の割合が多過ぎる場合は、見直しが必要かもしれません。予算を決めずに使っているのであれば、月いくらまでと決めてやりくりすることも大切です。
また、本当に必要な交際か見直すことも、交際費の削減につながることがあります。仕事面だけでなくプライベート面でも有意義とはいえない集まりであれば、参加するかどうかを検討してもいいでしょう。

たばこを止める

たばこ料金の半分以上は税金が占めています。財務省の「たばこ税に関する資料」によると一箱580円のたばこであれば約358円が税金で、税率は61.7%(2021年10月時点)です。
一箱580円のたばこを一日一箱吸う場合、月に17,400円※がたばこ代にかかっており、そのうちの10,700円を税金として支払っていることになります。
たばこは健康に有害なだけでなく、周囲の人々の健康にも害を与えることがあります。家計のためだけでなく、健康のためにもたばこを止めることを検討してみるのもいいかもしれません。

  • 1ヵ月を30日で計算した場合の金額

家賃込みで生活費を10万円以下に抑えるには家賃を抑えることが重要

家賃が高く、家計を圧迫しているケースもあるでしょう。特に都市部の家賃は高いため、負担になりがちです。家賃を抑える方法をいくつか紹介します。

家賃の低い地域に住む

都心と郊外では家賃が大きく異なります。たとえば、東京都千代田区・中央区・港区の都心部ではワンルームや1Kの家賃は11~12万円が相場です。一方、東京23区外の郊外では、4~7万円がワンルームや1Kの家賃相場です。
また、2LDKや3DKなどのファミリー層向けの物件であれば、都心の家賃相場は25〜36万円、郊外の家賃相場は6〜12万円と家賃の差が拡大する傾向にあります。
現在住んでいる地域の家賃が高く、もう少し家賃を抑えたいと考えている方は賃貸契約の更新の際などに家賃の安い地域に引っ越すことを検討してもいいかもしれません。

シェアハウスの利用やルームシェアをする

シェアハウスとは賃貸物件を複数人でシェアする形態の住宅です。
国土交通省の「シェアハウスに関する市場動向調査結果について」によれば、シェアハウスの半分以上が家賃6万円未満、共益費や光熱費などは2万円未満となっています。家賃や共益費などを抑えやすい点が特徴です。
また、ルームシェアが可能な物件でルームシェアすることでも家賃を抑えることが可能です。たとえば10万円以下の物件を2人でルームシェアして家賃を半分ずつ出しあえば、家賃の負担分はそれぞれ5万円になります。

家賃を下げてもらえないか交渉してみる

近隣物件の相場や周辺環境の悪化、設備の不具合などの家賃を引き下げられる要素を細かくチェックして、家賃の値下げ交渉をするのもひとつの方法です。
家賃は賃貸契約で定めているため、賃貸契約更新の際に不動産会社や管理会社に相談してみるといいでしょう。
家賃を抑えるために割安な物件に引っ越すには引っ越し費用がかかってしまいますが、値下げ交渉が成功すれば、引っ越すことなく家賃の負担を軽くできます。

インターネット使用料無料の物件に住む

賃貸物件のなかには、インターネット使用料が無料の賃貸物件もあります。インターネット使用料は回線の種類や戸建てプランかマンションプランかによっても異なりますが、平均で4,000〜6,000円ほどかかる場合が多いです。
インターネットは生活に欠かせないものとなっていますが、月々固定でかかるインターネット使用料は安くはありません。インターネット使用料が無料であれば家計の負担も軽くなるでしょう。

早急に生活費が必要な場合はカードローンの利用も検討

どうしても生活費が足りなくなってしまい、早急にお金が必要な場合はカードローンに頼るのも手段のひとつです。消費者金融のカードローンのなかには、最短即日融資が可能なものもあります。
また、無利息期間を設けているカードローンを利用すれば、利息を抑えてお金を借りることができます。レイクでは、はじめてのご契約の方であれば選べる無利息サービスをご利用いただけます。ぜひチェックしてみてください。

カードローンを利用する際の注意点

カードローンを利用する際は、次の2点に注意しましょう。

  • 事前に返済計画を立てる
  • 金利や無利息期間などの条件を確認する

それぞれのポイントを解説します。

事前に返済計画を立てる

カードローンは、返済計画を立ててから借りることが大切です。借入れをすると、毎月の支出に返済も加わるため、より一層計画的に家計を管理する必要があります。
こまめに返済計画を立てると、無理なく返済を続けられ、家計管理もしやすくなります。各カードローン会社では返済シミュレーション機能があるので、活用して返済計画を立てましょう。
レイクでは、ご契約希望額から毎月の返済額と返済回数をご返済シミュレーションで調べることが出来ます。返済回数がわかるため、はじめてのお借入れ時に活用いただけます。

  • シミュレーションでの試算結果は参考値です。実際のご返済内容とは異なる場合がありますので、あくまでも目安としてご確認ください。

金利や無利息期間などの条件を確認する

カードローンの適用金利や無利息期間は、利用者ごとに異なります。まずはご自身の借入れの条件を正確に把握することが、計画的な利用につながるでしょう。
特に注意したいポイントとして、無利息サービスの適用時期が挙げられます。無利息期間内に完済すれば利息無しにカードローンを利用できます。ただし無利息期間内でも返済日は訪れます。こまめにご自身の条件を確認し、適切に利用していきましょう。
レイクでは、はじめてご利用の方であれば選べる3つの無利息サービスをご利用いただけます。

  • 60日間無利息(Web申込み限定)
  • 30日間無利息
  • 5万円まで180日間無利息

お急ぎの方、そして無利息期間を利用して利息を節約したい方は、ぜひご検討ください。
ご自身の借り方によってどの無利息サービスが利息の負担が軽くなるか調べられる「無利息診断」もあるので、ぜひ活用してください。

まとめ

生活費を抑えることで、家計にゆとりが生まれ、将来に備えることができます。しかし、無理に生活費を抑えすぎると、生活が窮屈し、楽しむ余裕がなくなることがあります。無理のない範囲で節約をし、家計と心のゆとりを両立できるようにしましょう。

監修者:古関 俊祐

監修者:

古関 俊祐

プロフィール:

東京都江戸川区出身。中央大学法学部卒。弁護士登録後から大手法律事務所にて消費者金融、銀行ローン各社との債務整理、過払金請求事件を多数取り扱い、現在も多くの依頼者からの相談を受けている。これまでの債務整理案件の取扱い実績は数百件に上る。また、債務整理案件だけでなく、保険や不動産など財産にまつわる問題、離婚や相続といった家庭内の問題などさまざまな問題について手広く対応し多角的視点から問題解決を図るプロフェッショナルとして活躍している。現在は、地元である東京都葛飾区の新小岩駅前にて弁護士法人新小岩法律事務所の代表弁護士として活動している。

資格情報:

弁護士