運転免許ローンの審査基準とは?
通らない原因や通過するためのポイントなども紹介

更新日:2025年5月8日

公開日:2022年10月27日

運転免許ローンの審査基準とは?通らない原因や通過するためのポイントなども紹介

運転免許証の取得には、まとまった資金が必要です。手元の資金で用意できない場合は、ローンを利用することも選択肢のひとつです。
この記事では、運転免許ローンの審査基準や利用の流れをご紹介します。また、審査に通らない場合に考えられる原因や、運転免許ローン以外に検討できるローンに関しても解説します。
運転免許証の取得にローンの利用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

運転免許ローンの審査基準

運転免許ローンだけでなく、すべてのローンの審査基準は公開されていません。ここでは、一般的に考えられる運転免許ローンの審査基準を解説します。

  • 申込条件を満たしているか
  • 継続して安定した収入があるか
  • 過去に延滞や破産申立などをしていないか

それぞれ詳しく解説します。

申込条件を満たしているか

ローンごとに年齢などの申込条件が設定されています。申込条件を満たしていない場合、審査通過は難しいでしょう。ローンに申込む際は、まず申込条件をすべて満たしているのか確認することが必要です。
申込条件をすべて満たしていない場合は、そのローンに申込めません。別のローンを検討しましょう。

継続して安定した収入があるか

多くのローンでは、申込者本人に継続して安定した収入があることを求められます。そのため、無職の方など安定した収入を得ていない方は、ローンの利用は難しいかもしれません。
ただし、運転免許ローンでは学生が利用しやすいように、返済開始まで猶予期間があるローンも多くあります。学生で収入がない方でも、学生向けに猶予期間が設けられているローンであれば利用できる可能性があります。
在学中はローンの支払いが難しくても、就職が決まっているなどの理由で近い将来に安定した収入が得られる場合は、利用から返済開始までの間に猶予期間があるか確認してみましょう。

過去に延滞や破産申立などをしていないか

支払いの延滞や破産申立などの履歴は、信用情報機関に信用情報として一定期間記録されます。ローンに申込むと、ローン会社は信用情報機関に申込者の信用情報を照会します。
そのため、信用情報機関に延滞などの記録が残っていると、運転免許ローンに限らずローンの審査に通過するのは難しい可能性があります。

運転免許ローンの審査に通らない原因

運転免許ローンの審査に通らないこともあります。よくある原因としては、次の3つが挙げられます。

  1. 申込条件を満たしていない
  2. 信用情報に問題がある
  3. 申告した内容に間違いがある

それぞれどのような原因なのか、具体的に解説します。

申込条件を満たしていない

申込条件を満たしていない場合は、運転免許ローンの審査に通過できません。年齢だけでなく年収の基準が設けられていることもあるので、確認しましょう。
基本的に多くのローンでは、安定かつ継続した収入が必須条件となっています。収入が申込条件を満たしていない方は、ローン以外の方法も検討してみましょう。

信用情報に問題がある

信用情報機関に登録されている内容に問題がある場合は、審査通過が厳しくなることがあります。たとえば、今までにローンの返済に遅れたことがある場合や、クレジットカードの支払いが遅れたことがある場合などは、審査に通過しにくくなることがあるかもしれません。
下記記事では、信用情報に登録される内容や、問題があると判断されないためにはどうすべきかを詳しく解説しています。

また、信用情報が原因で審査に通過しないのではと心配な方は、下記記事で信用情報の開示申請について解説していますので、あわせてご覧ください。

申告した内容に間違いがある

ローン申込書に間違いがある場合も、審査通過が難しくなる可能性があります。たとえば、ローン申込書では、他社からのお借入れ額について記載する欄が設けられていることがあります。
他社からのお借入れ額は信用情報の照会により確認できるため、不正確な情報を記載するとすぐに誤りだと分かってしまいます。スムーズに審査を進めるためにも、ローン申込書は何度か見直し、間違いがない状態で提出しましょう。
ローン申込時に他社からのお借入れ状況の申告が必要となる理由や、対象となるお借入れについて、下記記事で詳しく解説しています。

運転免許ローンの審査に通過するためのポイント

審査通過のために押さえておきたいポイントをご紹介します。

  • 必要最低限のお借入れ希望額にする
  • 申込内容や提出書類の不備をなくす

それぞれのポイントで何を注意すべきか見ていきましょう。

必要最低限のお借入れ希望額にする

運転免許ローン審査では、お借入れ希望額に対して十分な返済能力があるのか確認されます。そのため、お借入れ希望額が多いと、それに見合う返済能力が要求されることになります。
返済能力は申込者の年収や他社からのお借入れ額などによって判断されるので、お借入れ希望額は必要最低限に設定するとよいでしょう。

申込内容や提出書類の不備をなくす

申込内容や提出書類に誤りや不備があると、審査がスムーズに進まなくなってしまいます。また、申告した内容が事実とは異なる場合は、審査結果に影響をおよぼす可能性も想定されます。
事前に必要書類を準備し、申込みの際に申告する内容は間違えがないか慎重に確認しましょう。

運転免許ローンの申込みからお借入れまでの流れ

運転免許ローンは、一般的には以下の流れに沿って利用します。

  • ①申込み
  • ②審査
  • ③契約
  • ④融資実行
  • ⑤返済開始

順に解説します。

①申込み

運転免許ローンは、スマートフォンやパソコンを使ってインターネットで申込むことが一般的です。
ただし、申込む前に、教習所で運転免許取得費用の見積もりをとっておくことが求められることもあります。申込時の提出書類を準備してから、申込手続きをしましょう。

②審査

申込みが完了すると、次は審査です。提出した書類や申込書に記入した情報などから審査が実施されます。
早ければ数分で審査結果が出ることもあります。なお、審査結果によっては、ローンを利用できないこともあるため注意が必要です。

③契約

審査に通過すると、契約に進みます。契約の際は、契約内容をしっかり確認しましょう。特にお借入れ額や金利、返済日は重要です。把握していないと返済が遅れる原因になるため注意しましょう。
契約書の内容を確認し問題がなければ、ローン会社の案内にしたがって契約手続きを進めましょう。

④融資実行

契約完了後、融資が実行されます。ローン会社によって、ローン契約者の口座に振込まれる場合と、教習所に直接支払われる場合があります。
ローン契約者の口座に振込まれる場合は、金額を確認し、支払期日までに教習所に支払いましょう。

⑤返済開始

融資実行後、返済が始まります。返済は口座振替を利用することが一般的です。
口座振替なら返済額が自動的に引落されるため、返済忘れを回避しやすくなります。ただし、口座残高が不足していると、引落しが実行できません。返済日が近づいたら、口座残高が十分にあるか確認しましょう。

運転免許ローンの審査に必要な書類

運転免許ローンの審査に必要な書類

運転免許ローンの審査には、次の書類の提出を求められます。

  • 本人確認書類
  • 運転免許取得費用の見積もりが分かる書類

また、収入証明書類が必要になることもあります。学生の場合には、世帯主や親権者の氏名や収入証明書類が必要となることもあります。スムーズに審査を進めるためにも、申込みの前に書類を準備しておきましょう。

本人確認書類

ローンの申込時には、本人確認書類の提出を求められます。
本人確認書類として提出可能な書類は、主に以下のとおりです。

  • 健康保険証
  • マイナンバーカード(個人番号カード)
  • パスポート

ローンや提出書類によっては、住民票とあわせて提出が必要です。なお、ほかの種類の運転免許証を持っている場合は、その運転免許証も提出可能です。

運転免許取得費用の見積もりが分かる書類

運転免許取得費用の見積もりが分かる書類も提出します。教習所で見積書を発行してもらいましょう。
また、運転免許ローンによっては、既に支払った運転免許取得費用と同等の金額を借りられます。この場合は、運転免許取得費用の領収書を提出することが必要です。不明なときは、ローン会社に問合せて確認しましょう。

運転免許ローン以外の選択肢

運転免許ローン以外でも、運転免許の取得費用を借りられます。主な選択肢としては、次のローンが挙げられます。

  • マイカーローン
  • フリーローン
  • カードローン
  • 学生なら大学生協のローンも検討可能

それぞれのローンに関して詳しく解説します。

マイカーローン

マイカーローンは、主に銀行や信用金庫で取り扱っています。一般的に車の購入時に利用するローンですが、運転免許取得費用にも利用できるマイカーローンもあります。
運転免許取得費用に利用できるかどうかは、ホームページなどで確認できます。申込む前に運転免許取得費用にも利用可能か確認しましょう。
マイカーローンでも、基本的に資金使途を証明する書類の提出を求められるため、運転免許取得費用の見積もりが分かる書類を用意しましょう。

フリーローン

フリーローンは、使い道が自由なローンです。そのため、運転免許取得費用にも利用できます。
フリーローンもマイカーローンと同様で主に銀行や信用金庫で取り扱っており、資金使途を証明する書類の提出を求められます。
使い道が自由なため、運転免許取得費用以外にも利用できますが、マイカーローンと比べると金利がやや高くなります。
フリーローンと他のローンとの違い、審査や金利については下記記事で詳しく解説しています。

カードローン

カードローンは、主に銀行や消費者金融が取り扱っているローンです。カードローンも使い道が自由なローンのため、運転免許取得費用にも利用できます。
カードローンは、利用限度額の範囲内で繰り返しお借入れが可能ですが、マイカーローンやフリーローンに比べて金利が高い傾向にあります。
なお、カードローンは、お借入れの際に資金使途を証明する書類の提出は求められません。
カードローンには、銀行系カードローンと消費者金融系カードローンがあります。それぞれのカードローンの一般的な特徴は、以下のとおりです。

銀行系カードローン 消費者金融系カードローン
最短即日融資 対応していないことが多い 対応していることが多い
上限金利 消費者金融系カードローンより低め 銀行系カードローンより高め
無利息期間 設けているケースは少ない 大手は設けているケースが多い

無利息期間とは、利息が発生しない期間です。無利息期間の間に返済を終えれば、利息がかからずにお金を借りられます。
カードローンの特徴や利用の流れを詳しく知りたい方は、下記記事もあわせてご覧ください。

学生なら大学生協のローンも検討可能

大学生の場合、大学生協のローンも選択肢として検討できます。大学生協のローンは満18歳以上なら申込めることが多く、大学生が利用しやすいローンです。
ただし、大学生協のローンだからといって、ほかのローンと比べて特別低金利というわけではありません。利用する際は、ほかのローンと同様にしっかり返済計画を立てることが大切です。

レイクは運転免許の取得費用にも利用可能

レイクは、使い道が自由なカードローンです。そのため、運転免許の取得費用にも利用が可能です。運転免許証の取得費用以外にもさまざまな用途にご利用いただけます。
レイクは、Webからのお申込みで21時(日曜日は18時)までに審査・必要書類の確認を含むご契約手続きが完了した場合、最短25分でお借入れが可能です。ただし、一部金融機関および、メンテナンス時間などを除きます。
カードの到着を待つことなくその日のうちにお借入れできる可能性があるため、教習所への支払期限が迫っている場合にも対応できます。
また、はじめてご契約の方なら無利息サービスをご利用いただけます。なるべく利息を抑えたい方はぜひ、ご利用ください。

消費者金融系カードローンが提供する無利息サービスの注意点については、下記記事で詳しく解説しています。

カードローンを利用する際の注意点

カードローンは、ご利用限度額の範囲内で繰り返しお借入れが可能です。このようなカードローンの特性上、ご利用の際には次の3点にご注意ください。

  • 返済計画を立てる
  • 金利や無利息期間などの契約内容を確認する
  • 余裕がある場合は多めの金額を返済する

以下で詳しく解説します。

返済計画を立てる

お金を借りると返済が始まります。借りる前に無理のない返済計画を立てておくことが重要です。毎月無理なくご返済できる金額はどのくらいなのか、いつまでに完済するのか計画を立ててから、カードローンにお申込みください。
また、カードローンはほかのローンとは異なり、ご利用限度額の範囲内で繰り返しお借入れが可能です。追加でお借入れすると毎月のご返済額やご返済期間が変わることもあるため、その都度、返済計画を立て直すことが大切です。
カードローン会社の公式サイトには、返済シミュレーション機能があります。
レイクの場合、「ご返済シミュレーション」でご返済額やご返済回数をシミュレーションできます。ご希望契約額の入力と無利息期間を選択すれば、毎月のご返済額とご返済回数が試算できます。
毎月のご返済額からご利用可能額を調べることもできます。ぜひご活用ください。

  • このシミュレーションでの試算結果は参考値です。実際のご返済内容とは異なる場合があるので、あくまでもめやすとしてご確認ください。

カードローンの返済期日に遅れてしまった場合に生じるリスクや、遅れた場合の対処法について下記記事で詳しく解説していますので参考にしてください。

金利や無利息期間などの契約内容を確認する

カードローンをご利用の際は、必ず金利やご利用限度額などのご契約内容をご確認ください。また、無利息サービスをご利用の場合は、いつまで無利息期間が適用されるのかもご確認ください。
レイクでは、諸条件を満たしたはじめてご契約されるお客さま限定で365日間の無利息サービスをご利用いただけます。

  • 365日間無利息

ご利用条件:Webでお申込み・ご契約、ご契約額が50万円以上かつご契約後59日以内に収入証明書類の提出とレイクでの登録完了が必要
上記ご利用条件を満たさない方は60日間無利息または30日間無利息をご利用いただけます。

  • 60日間無利息(Web申込みかつご契約額が50万円未満)
  • 30日間無利息(自動契約機または電話申込み)

さらに、「1秒診断」では、簡単な項目を入力するだけで、お借入れが可能かどうかを事前に診断することも可能です。
なお、レイクの無利息期間開始日は「ご契約日の翌日から」となります。「お借入れ日の翌日から」ではありませんのでお気をつけください。
また、無利息期間経過後は通常金利が適用されます。

無利息期間中にもご返済日があります。会員ページでご返済日をご確認いただき、ご返済に遅れないようご注意ください。なおご返済が遅れた場合等、無利息期間が終了いたします。

カードローンの金利については下記記事でも詳しく解説しています。金利の仕組みや計算方法についても分かりやすい内容になっていますので、ぜひ参考にしてください。

余裕がある場合は多めの金額を返済する

家計に余裕がある場合は、多めの金額をご返済いただくことで利息が少なくなり、ご返済総額も減ります。カードローンの利息は、以下の計算式で算出します。
利息=お借入れ額×貸付利率(年率)÷365日(うるう年は366日)×お借入れ日数
上記の式から分かるとおり金利の高さだけでなく、お借入れ額が多いほど利息の負担が増え、ご返済総額も多くなります。
利息の負担を減らすためにも、余裕がある場合は約定返済額よりも多めの金額をご返済ください。

下記記事では、カードローンの一括返済の方法や注意について詳しく解説しています。

運転免許ローンの審査基準に関するよくある質問

運転免許ローンの審査基準に関するよくある質問とその答えをまとめました。ぜひ参考にして、疑問を解消してください。

運転免許ローンの審査は甘い?

運転免許ローンを含め、審査が甘いローンはありません。
ローン申込者の返済能力を判断し、返済能力を超えた貸付を防ぐ必要があるためです。

運転免許ローンの審査は学生でも通過できる?

学生でも申込みが可能な運転免許ローンであれば、審査に通過できる可能性があります。
ただし、運転免許ローンごとに申込基準が異なります。申込む際は、学生に対応したローンなのか、年齢や収入の条件を満たしているのか確認しましょう。

まとめ

運転免許ローンなどのローンを利用する際には、審査が不可欠です。審査ではお借入れ希望額に応じた返済能力が確認されるので、お借入れ希望額は必要最低限にしましょう。また、お借入れ額を抑えることで、ご返済の負担を軽減できます。
どのローンで運転免許の取得費用を借りようか迷った際は、消費者金融系カードローンもご検討ください。カードローンであれば運転免許取得費用以外にもご利用いただけるため、急な支出にもご利用できます。

監修者:古関 俊祐

監修者:

古関 俊祐

プロフィール:

東京都江戸川区出身。中央大学法学部卒。弁護士登録後から大手法律事務所にて消費者金融、銀行ローン各社との債務整理、過払金請求事件を多数取り扱い、現在も多くの依頼者からの相談を受けている。これまでの債務整理案件の取扱い実績は数百件に上る。また、債務整理案件だけでなく、保険や不動産など財産にまつわる問題、離婚や相続といった家庭内の問題などさまざまな問題について手広く対応し多角的視点から問題解決を図るプロフェッショナルとして活躍している。現在は、地元である東京都葛飾区の新小岩駅前にて弁護士法人新小岩法律事務所の代表弁護士として活動している。

資格情報:

弁護士