クレジットカードの支払いを待ってもらうことは可能?
起こり得るリスクや適切な対処法
公開日:2026年6月29日
クレジットカードを利用している方のなかには、引落し日までに資金を用意できず、支払いを待ってもらいたいと思っている方もいるのではないでしょうか。
万が一、引落し日に支払いを済ませられなければ、さまざまなリスクが生じます。支払いが遅れることでどのようなリスクがあるのか、リスクを回避するためにはどのような対処法があるのかを理解しておくことが大切です。
この記事では、クレジットカードの支払いを待ってもらうことの可否や、支払いが遅れた際のリスクについて解説します。あわせて、支払いが遅れそうなときの対処法も解説するので、詳しく知りたい方はぜひ参考にしてください。
そもそもクレジットカードの支払いを待ってもらうことは可能?
クレジットカードの支払いがどうしても間に合わない場合は、クレジットカード会社に事情を説明し支払えないことを伝えれば、待ってもらえる可能性はあります。ただし、支払いを待ってもらう際にはいくつかの注意点があります。
まず、クレジットカード会社によって支払いの遅れに対する方針は異なり、個別の状況も踏まえたうえで判断されることから、すべてのケースで支払いを待ってもらえるとは限らないと理解しておくことが大切です。
また、クレジットカード会社によっては、再引落し制度を設けているケースもありますが、あくまで例外的な措置として、適用条件が定められている可能性があることも理解しておきましょう。
クレジットカードの支払いが遅れた際に考えられる6つのリスク
クレジットカードの支払いが遅れることで、さまざまなリスクが生じることが予想されます。ここでは、起こり得るリスクについて解説するので、引落し日を迎える前に確認しておきましょう。
- クレジットカードのご利用が停止される
- 遅延損害金が発生する
- 信用情報機関に延滞した事実が登録される
- 督促状など支払いに関する案内がご自宅に届く
- 未払金が一括請求される
- 財産の差し押さえ措置が講じられる
クレジットカードのご利用が停止される
クレジットカードの引落し日にもかかわらず、ご利用代金の支払いがなされなかった場合、クレジットカードが利用できなくなる可能性があることに注意が必要です。
ご利用が停止されるタイミングは、クレジットカード会社固有の時期になります。引落しができなかった日から数日の猶予があるケースもあれば、1日遅れただけで利用できなくなるケースもあるでしょう。
また、ご利用停止までの期間は、ご利用の方の支払い履歴が影響するケースもあります。そのため、一概に何日でご利用停止になるとはいえません。
なお、光熱費などの定期的な支払いをクレジットカードでおこなっている場合は、これらの支払いもできなくなることに注意が必要です。
遅延損害金が発生する
クレジットカードの支払いが1日でも遅れると、遅延損害金を支払わなければならなくなる可能性があります。遅延損害金とお利息は別物のため、支払いが遅れた際にはどちらも支払わなければならないことを覚えておきましょう。
また、支払いが遅れる旨をクレジットカード会社に伝えていたとしても、遅延損害金を支払わなければならない可能性があることにも注意が必要です。
なお、再引落しの制度があるクレジットカード会社の場合は、遅延損害金が発生しないケースもあるため、事前に確認しておくとよいでしょう。
信用情報機関に延滞した事実が登録される
クレジットカードの支払いが遅れると、延滞した事実が信用情報機関に異動情報として登録されます。この情報は、引落し日から61日以上もしくは3ヵ月以上支払いが延滞した場合などに、信用情報機関に登録されるネガティブな情報です。
異動情報が登録されることで、今後クレジットカードを新規で取得する際や、ローンのお申込みの際に影響する可能性があるため注意が必要です。
なお、信用情報機関はおもに3つあり、すべての機関で情報が共有されています。ご自身の異動情報が登録されているかどうかは、手数料を支払えば確認することが可能です。万が一、延滞して不安な場合は、一度確認してみるとよいでしょう。
信用情報として登録される内容や問題がある履歴と判断されるケース、また信用情報機関に開示申請する方法について、下記記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
督促状など支払いに関する案内がご自宅に届く
引落し日を過ぎても支払いがなされない場合は、クレジットカード会社から督促状などの支払いに関する案内がご自宅に届きます。案内が届いた場合はすぐに内容を確認し、クレジットカード会社に連絡することが大切です。
クレジットカードのご利用を秘密にしていても、案内が届くことで周りの方にバレてしまうかもしれません。また、督促状などの案内が送られてきても対応しなかった場合は、クレジットカード会社から内容証明が送られてきたり、お勤め先に連絡が来たりします。
なお、支払いが遅れそうなことを事前にクレジットカード会社に連絡している場合は、このような案内がご自宅に届くことはありません。信用を必要以上に失わないためにも、クレジットカード会社に早めに連絡するのが賢明な判断といえます。
未払金が一括請求される
引落し日を過ぎても支払いできずに延滞を続けていると、未払金が一括請求される可能性があります。一括請求された場合、リボ払いや分割払いにしている分もすべて一括で支払わなければならなくなるため注意が必要です。
なお、一括請求がなされるということは、クレジットカード会社が法的手続きに着手する段階に差しかかっていることを示しています。このような状況を回避するためにも、一括請求される可能性があることを理解し、事前に対処しておくことが大切です。
財産の差し押さえ措置が講じられる
一括請求にも応じずに放置してしまうと、クレジットカード会社は裁判所に申立てをおこなうなど、法的手続きに移行せざるを得ない状況となります。
裁判所からの支払命令にも応じない場合は、財産が差し押さえられることに注意が必要です。例えば、預金や給与、家財道具、不動産などが差し押さえられることになります。
給与が差し押さえられた際は、給与の一部がクレジットカードの未払金に充当されたのち、その残額が口座に入金されます。お勤め先にも財産の差し押さえが知られてしまうため、このような状況になる前に対応することが大切です。
クレジットカードの支払いが遅れそうなときの対処法6つ
クレジットカードの支払いが遅れそうなときは、どのような方法でリスクを回避すればよいのでしょうか。ここでは、クレジットカードの支払いが遅れそうなときの対処法を6つ紹介します。
- 日雇いアルバイトなどで資金を調達する
- 親族や友人に相談して資金を用意する
- 分割払いやリボ払いで支払う
- 不用品を売却して資金を用意する
- クレジットカード会社に電話で相談する
- 債務整理をおこなう
日雇いアルバイトなどで資金を調達する
その場しのぎだとしても、支払いを遅らせないための方法としては、日雇いアルバイトなどで資金を調達する方法が挙げられます。即日払いのアルバイトなら、仕事が終わった際にすぐお金を受け取ることが可能です。
ただし、支払予定の金額が大きい場合は、アルバイトを数日こなさなければ資金が足りないことが予想されます。そのため、ご請求金額を事前に確認し、不足金額に応じてアルバイトを増やすことも検討する必要があるでしょう。
親族や友人に相談して資金を用意する
ご自身で資金を用意できない場合は、親族や友人に相談してお金を工面してもらう選択肢も検討するとよいでしょう。迷惑をかけたくないと思うかもしれませんが、支払いが遅れた際のリスクを考慮すれば、早めに相談しておくことも大切です。
たとえ資金を工面してもらうのが難しかったとしても、相談に乗ってもらうことで支払いを遅らせないための有効策が得られる可能性もあります。そのため、話し合いの時間を設け、ご自身が置かれている状況を共有しておくことも大切です。
なお、親族や友人とお金の貸し借りをおこなう場合は、ご自身で借用書を作成し、借りた金額や返す期日などを明確にしておきましょう。
下記記事では、親族や友人にお金を借りる際にどのように伝えれば理解を得やすいのか、またトラブルを防ぐためにはどうすべきかを詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
分割払いやリボ払いで支払う
クレジットカードの多くは、カードを利用したのちに1回払いから分割払い、リボ払いに変更できる仕組みになっています。手数料はかかるものの、1回払いによる経済的負担を軽減できるのが魅力の一つといえるでしょう。
ただし、分割払いやリボ払いへの変更には期限があるため注意が必要です。また、期限はクレジットカードによって異なるため、早い段階で確認しておきましょう。
クレジットカードのリボ払いの仕組みや手数料、利用時の注意点について、下記記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
不用品を売却して資金を用意する
近年では、フリマアプリやインターネットオークションなど、インターネット上で不用品を売却できるサービスが普及しています。ご自宅にいながら出品や集荷が可能なことから、負担の少ない資金調達方法といえるでしょう。
支払いを分割払いやリボ払いにすると手数料がかかりますが、不用品の売却によって資金を調達できれば手数料を支払わずに済みます。
ただし、売却や入金までに時間を要する可能性があることや、必ずしも売れるとは限らないことに注意が必要です。
クレジットカード会社に電話で相談する
引落し日に支払いできそうにない場合でも、状況によっては支払いを待ってもらえることがあります。まずはクレジットカード会社に連絡し、どのように対応すればよいかを相談することが大切です。
支払えない理由や支払いできそうな期日を正直に話すことで、信用失墜につながる可能性が低くなります。誠実な対応により、支払方法の変更に応じてもらえたり、ほかの方法を検討するための相談に乗ってもらえたりする可能性もあるでしょう。
のちの取引に悪影響をおよぼさないためにも、電話を一本入れることの重要性を理解しておくことが大切です。
債務整理をおこなう
どうしても支払いの目途が立たない場合は、債務整理を検討するのも方法の一つといえます。
債務整理とは、借金のご返済負担を軽減する目的でおこなう手続きのことです。債務整理には、おもに「任意整理」「個人再生」「自己破産」の3つがあります。財産の差し押さえなどを回避したいときは、債務整理をおこなうことが有効策の一つになり得るでしょう。
ただし、債務整理をおこなうことで、信用情報機関に債務整理を実施した事実が登録されます。支払いが遅れるよりは賢明な判断かもしれませんが、ご自身にとってのデメリットになり得ることも理解したうえで検討することが大切です。
下記記事でも、クレジットカードの支払いが遅れそうなときの対処法について解説していますので、参考にしてください。
クレジットカードの支払いを遅らせないためにやるべきこと
前述のように、クレジットカードの支払いが遅れることで、さまざまなリスクが生じます。リスクを回避するためにも、引落し日は厳守したいものです。しかし、支払いを遅らせないようにするには、どのような対策を講じればよいのでしょうか。
ここでは、クレジットカードの支払いを遅らせないためにやるべきことを解説します。
- ご利用状況や口座残高をこまめに確認しておく
- 家計を見直して支出管理を徹底する
ご利用状況や口座残高をこまめに確認しておく
クレジットカードの支払いを遅らせないためには、クレジットカードのご利用状況を把握したり、引落し口座の残高を確認したりする癖をつけるのがおすすめです。日頃からご利用状況を確認しておけば、使いすぎの防止や口座残高の不足による延滞を防げるでしょう。
利用しているクレジットカードによっては、スマートフォンアプリや会員専用サイトでご利用状況を確認することも可能です。
また、スマートフォンのリマインダー機能を活用して、引落し日が近づいてきたら通知するように設定するのもよいでしょう。
なお、クレジットカード会社によっては、メールで引落し日を通知してくれるシステムが備わっています。支払い忘れが心配な場合は、メール通知サービスを積極的に利用しましょう。
家計を見直して支出管理を徹底する
家賃や光熱費、車の維持費、動画の月額サービスなど、毎月支払わなければならない固定費は家庭によってさまざまです。現状で無駄になっている固定費がないか洗い出し、削減したり安価なサービスに乗り換えたりすることで経済的余裕を作れます。
家計の見直しによって余裕ができれば、クレジットカードの支払いに回せるお金を増やすことにもつながるでしょう。
支出を管理するためには、家計簿をつけるのが効果的です。近年では家計簿アプリなどがあるため、家計簿をつけるのが苦手な方でも、簡単な操作で管理できるようになりました。
また、クレジットカードや金融機関の口座などと連携できる家計簿アプリも開発されており、自動で明細の仕分けまでしてくれる利便性の高さも魅力の一つです。
下記記事では、生活費の平均や家計を見直すポイントについて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
クレジットカードの支払いが遅れそうなときの注意点
クレジットカードの支払いが遅れそうなことで、冷静な判断ができなくなってしまう可能性もあります。しかし、そのようなときほど判断を見誤らないように注意することが大切です。
特に、以下のことには十分注意が必要といえます。
- クレジットカード会社からの連絡を無視しない
- クレジットカードを現金化しない
クレジットカード会社からの連絡を無視しない
クレジットカードのご利用代金を支払っていない状況のなか、クレジットカード会社からの連絡を無視するような行為は厳禁です。このような対応をしてしまうと、クレジットカードのご利用停止や遅延損害金の増額、一括請求といったリスクが生じます。
クレジットカード会社が未払いの方に連絡をするということは、督促の電話であることは想像に難くありません。しかし、事情を話すことで、適切な対応策を提案してくれる可能性もあります。
連絡を無視すると財産の差し押さえなども起こり得るため、リスクを回避したい場合は連絡を取ることが大切です。
クレジットカードを現金化しない
クレジットカードの現金化とは、ショッピング枠を換金することを意味します。例えば、高価なものを購入し、専門業者に売却するといった方法です。
クレジットカードの現金化自体は違法とはいわれていないものの、違法性がないと保証されているわけではありません。また、クレジットカードの規約違反に該当することや、トラブルに巻き込まれる危険性があることに注意が必要です。
万が一、現金化したことが発覚した場合は、クレジットカードの強制解約などの可能性が高まることを覚えておきましょう。
一時的にお金が足りない場合はレイクのカードローンが便利
クレジットカードの支払いが一時的に難しい場合は、カードローンを利用して支払うのも延滞を回避する方法の一つです。カードローンで借りたお金でクレジットカードの支払いを済ませれば、信用情報機関への異動情報の登録や、強制解約などを回避できるでしょう。
レイクでは、Web申込みで最短10分融資が可能なため、早急に資金を調達したい方にご検討いただけます。はじめてご契約の方は、21時(日曜日は18時)までのご契約手続き完了(審査・必要書類の確認含む)で、当日中にお振込みが可能です。
- 一部金融機関および、メンテナンス時間などを除きます。お申込時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。
また、ご自宅への郵送物などはなく、周りの方にご利用を秘密にしたい方でも安心感を持って利用することが可能です。
ただし、カードローンはお利息がかかるサービスのため、一時的な支払いを目的としたご利用をご検討ください。
では、実際にご利用いただいたお客さまのお声をご紹介します。
前述のように、カードローンは、早急に資金を調達したい方にとって、利便性の高いサービスです。ただし、ご利用の際は目的を明確に持ち、適切に利用することが大切です。
下記記事では、カードローンの特徴やメリット・デメリット、審査の流れについて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
お金がないときのよくあるご質問
お金がなくて困っている方は、以下のよくあるご質問も参考にしながら、支払い方法をご検討ください。
- 無職でもお金を借りられる?
- 学生でもお金を借りられる?
無職でもお金を借りられる?
クレジットカードのキャッシング枠やカードローンをご利用の場合、基本的には安定した収入が必要です。そのため、無職でのお申込みでは審査を通過することができません。
ただし、公的融資制度であれば、要件を満たすことで無職でもお金を借りられる可能性があります。
学生でもお金を借りられる?
学生の方でも、アルバイトなどで安定した収入があれば、金融機関からお金を借りられる可能性はあります。
ただし、高校生の場合は、たとえアルバイトをしていたとしても、一般的にお金を借りることはできません。
下記記事では、学生が金融機関からお金を借りる方法や注意点、お金がない状況を脱する方法について解説していますので、参考にしてください。
まとめ:クレジットカードの支払いを待ってもらう前にできること
クレジットカードの支払いが遅れてしまいそうな場合でも、支払いを待ってもらえる可能性はあります。ただし、クレジットカード会社によって対応が異なる可能性があることに注意が必要です。
万が一、支払いが遅れてしまうと、クレジットカードのご利用停止や、遅延損害金の発生などといったリスクが生じます。どうしても遅れそうなときは、日雇いアルバイトで資金を調達したり、親族や友人に相談して立て替えてもらったりするなど、確実に支払いを済ませる方法を検討しましょう。
そもそも支払いを遅らせないためにも、ご利用状況の把握や支出管理を徹底することが大切です。また、支払いが遅れそうな状況において、クレジットカード会社からの連絡を無視することやクレジットカードの現金化といった行為は、決しておこなってはなりません。
監修者:
齋藤 彩(さいとう あや)
プロフィール:
独立系FPとして資産運用や保険提案、ローン、住宅購入などの個人向け相談業務を中心に、中小企業への企業型確定拠出年金(DC)導入支援も行なう。また、お金の知識をわかりやすく伝えるため、金融メディアへの執筆・監修活動もしている。
資格情報:
1級ファイナンシャル・プランニング技能士
CFP®(Certified Financial Planner)
薬剤師免許