引っ越しの初期費用は分割払いできる?
分割で払えない場合の対処法も紹介
公開日:2022年10月27日
賃貸物件に引っ越す際には、多額の初期費用がかかることがあります。
引っ越しの際に生じる初期費用を払えない場合には、分割払いも検討してみましょう。この記事では、初期費用を分割払いする具体的な方法について解説します。また、分割払いを利用できない場合の対処法も紹介するので、参考にしてください。
引っ越しの際にかかる初期費用はどのくらい?
新たに住宅を借りて引っ越しする場合には、引っ越し代に加えて以下の初期費用がかかります。家賃6万円とすると、初期費用の一般的な目安は以下のとおりです。
目安 | 家賃6万円で試算 | |
---|---|---|
敷金 | 家賃の1~2ヵ月分 | 6~12万円 |
礼金 | 家賃の0~2ヵ月分 | 0~12万円 |
仲介手数料 | 家賃の0.5~1ヵ月分+消費税 | 3.3~6.6万円(消費税込み) |
前家賃 | 家賃1ヵ月分 | 6万円 |
当月の家賃(日割り) | 家賃の0~1ヵ月分 | 0~6万円 |
火災保険料 | 1.5万円 | 1.5万円 |
保証料 | 家賃の0.5~1ヵ月分 | 3~6万円 |
合計 | 家賃3ヵ月分+1.5万円〜家賃8ヵ月分+火災保険料1.5万円 | 19.8~50.1万円 |
家賃が6万円とすると、初期費用の合計は約20~50万円です。上記のほかにも、鍵交換費用や消毒料などを請求される場合もあります。
初期費用で請求される内容や金額は契約する不動産会社や物件で異なるため、契約前にしっかり確認するようにしましょう。
初期費用を審査無しで分割払いにする方法
初期費用をまとめて払えない場合は、分割払いを検討しましょう。次の方法であれば、審査無しで分割払いを利用できます。
- 現金で分割払いに対応している物件を探す
- 初期費用のクレジットカード払いに対応している物件を探す
それぞれの方法について解説します。
現金で分割払いに対応している物件を探す
物件によっては、初期費用を現金で分割払いができます。まとめて支払うことが難しい場合は、現金分割払いに対応している物件があるか不動産会社の営業担当者に尋ねてみましょう。
初期費用のクレジットカード払いに対応している物件を探す
不動産会社がクレジットカード払いに対応している場合は、クレジットカードの分割払いを選択できる場合があります。クレジットカード会社によっては、一括払いをした後に分割払いに変更できるサービスがあります。
ただし、クレジットカードを保有していない場合や、保有するクレジットカードが不動産会社に対応していない場合は、新たにクレジットカードを作る必要があります。その場合には審査無しでは利用できないので注意しましょう。
クレジットカードの分割払いで初期費用を支払う際の注意点
クレジットカードの支払い方法には、1回払い(一括払い)以外にも2回払いや分割払い、リボ払いなどがあります。分割払いとは利用した金額を3回以上に分けて同額ずつ支払う方法です。例えば、30万円を6回払いで支払う場合であれば、毎月5万円と手数料を合算した金額を6ヶ月間支払います。
一方、リボ払いとは利用した金額にかかわらずあらかじめ設定した金額を毎月支払う方法です。例えば、30万円をリボ払いで支払うとき、毎月の支払い額を3万円に決めている場合であれば、毎月3万円と手数料を支払います。
分割払いとリボ払いを利用する際は、次の2点に注意しましょう。
- 分割手数料がかかる
- クレジットカードの利用限度額に注意する
それぞれの注意点について解説します。
分割手数料がかかる
分割払いやリボ払いを利用する際は、手数料がかかります。なおクレジットカードにおける手数料とはローンの利息に相当するため、利用残高が大きい分利息の負担も大きくなります。利息を抑えたい場合は、分割払いであれば分割回数を少なくする、リボ払いであれば毎月の支払い額を多めに設定するようにしましょう。
クレジットカードの利用限度額に注意する
クレジットカードは利用限度額が定められています。初期費用が利用限度額に収まるか確認してからクレジットカードを利用するようにしましょう。
初期費用が利用限度額内に収まる場合でも、利用残高によっては不足する可能性があります。クレジットカードで支払う前に、利用可能な金額についても確認しておきましょう。
また、初期費用をクレジットカードで支払うことで、利用可能額が減ってしまい今後の生活に支障がないか確認が必要です。
公共料金や携帯代などをクレジットカード払いに設定している場合は、特に注意しましょう。
初期費用が分割で払えない場合の対処法
不動産会社や物件によっては、現金やクレジットカードでの分割払いに対応していないことがあります。また対応していても利用残高不足で払えない可能性もあるでしょう。分割で払えない場合は次の対処法を検討できます。
- 親族や知人にお金を借りる
- 引っ越しローン
- カードローン
各対処法のメリットや注意点を紹介します。
親族や知人にお金を借りる
親族や知人にお金を借りられないか相談してみましょう。
借りる場合は返済期限や返済計画を明記した借用書を作成し、共有するようにしましょう。借用書を作成することでトラブルを回避できるだけでなく、相手の不安感を軽減できる場合もあります。
引っ越しローン
引っ越し用のローンを提供している銀行もあります。専用のローンのため、引っ越しに関わる費用以外は借りられませんが、金利はクレジットカードの分割手数料に比べて低めに設定されているので、返済における負担を軽減できます。
カードローン
引っ越しの初期費用が一時的に足りないなら、カードローンのご利用もご検討ください。カードローンは、ご利用限度額の範囲内で繰り返しお借入れでき、使い道も自由です。
また、消費者金融系カードローンなら即日のお借入れもおこなっており、初期費用の支払い期限まで余裕がない場合も対応できます。
レイクは、Webからのお申込みで21時(日曜日は18時)までに審査・必要書類の確認を含むご契約手続きが完了した場合、最短25分でお借入れが可能です。ただし一部金融機関および、メンテナンス時間などを除きます。
カードの到着を待つことなくその日のうちにお借入れできる可能性があるため、急な出費にも対応できます。
また、はじめてご契約の方なら無利息サービスもご利用いただけます。なるべくお利息を抑えたい方はぜひ、ご利用ください。
カードローンを利用する際の注意点
カードローンは、ご利用限度額の範囲内で繰り返しお借入れが可能です。このようなカードローンの特性上、ご利用の際には次の3点にご注意ください。
- 返済計画を立てる
- 金利や無利息期間などの契約内容を確認する
- 余裕のある場合は多めの金額を返済する
以下で詳しく解説します。
返済計画を立てる
お金を借りると返済がはじまります。借りる前に無理のない返済計画を立てておくことが重要です。毎月無理なく返済できる金額はどのくらいなのか、いつまでに完済するのか計画を立ててから、カードローンにお申込みください。
また、カードローンは他のローンとは異なり、ご利用限度額の範囲内で繰り返しお借入れが可能です。追加でお借入れすると毎月のご返済額やご返済期間が変わることもあるため、その都度、返済計画を立て直すことが大切です。
カードローン会社の公式サイトなどには、返済シミュレーション機能があります。
レイクの場合、「ご返済シミュレーション」でご返済金額や返済回数をシミュレーションしていただけます。ご希望契約額の入力と無利息期間を選択すれば、毎月の返済額と返済回数が試算できます。
毎月のご返済額からお借入れ可能な額を調べることも可能です。ぜひご活用ください。
- このシミュレーションでの試算結果は参考値です。実際のご返済内容とは異なる場合があるので、あくまでも目安としてご確認ください。
金利や無利息期間などの契約内容を確認する
カードローンをご利用の際は、必ず金利やご利用限度額などのご契約内容をご確認ください。また、無利息サービスをご利用の場合は、いつまで適用されるのか無利息期間もご確認ください。
レイクでは、はじめてのご契約なら、ご都合にあわせていずれかの無利息サービスをお選びいただけます。
- 60日間無利息(Web申込み限定)
- 30日間無利息
- 5万円まで180日間無利息
ご自身に適用される無利息期間を確認し、ぜひ有効活用してください。
ご自身の借り方によって、どの無利息期間を選べばお利息のご負担が軽くなるか調べられる「無利息診断」もございます。
なお、レイクの無利息期間開始日は「ご契約日の翌日から」となります。「お借入れ日の翌日から」ではありませんのでお気をつけください。
無利息期間中にもご返済日は訪れるので、会員ページやアプリなどでご返済日をご確認いただき、ご返済に遅れないようご注意ください。
余裕のある場合は多めの金額を返済する
約定返済額よりも多めの金額をご返済いただくと、予定よりも早くご利用残高を減らすことが可能です。カードローンのお利息は、以下の計算式で算出します。
お利息=お借入れ額×貸付利率(年率)÷365日(うるう年は366日)×お借入れ日数
上記の式からわかるとおり金利の高さだけでなく、お借入れ額が多いほどお利息額が増え、お支払い総額も大きくなります。
お利息の負担を減らすためにも、余裕がある場合は約定返済額よりも多めの金額をご返済ください。
まとめ
引っ越しの初期費用にはまとまった金額が必要です。分割払いに対応している不動産会社や物件もありますが、必ずしも利用できるとは限らないため、引っ越す前から計画的に初期費用を準備するようにしましょう。
急に引っ越しが決まり早急にお金が必要になった場合はカードローンのご利用もご検討ください。基本的に使途が自由なため、引っ越しに関わる費用以外にも利用可能です。お借入れの前には返済計画を立て、無理のなくご利用ください。
監修者:
古関 俊祐
プロフィール:
東京都江戸川区出身。中央大学法学部卒。弁護士登録後から大手法律事務所にて消費者金融、銀行ローン各社との債務整理、過払金請求事件を多数取り扱い、現在も多くの依頼者からの相談を受けている。これまでの債務整理案件の取扱い実績は数百件に上る。また、債務整理案件だけでなく、保険や不動産など財産にまつわる問題、離婚や相続といった家庭内の問題などさまざまな問題について手広く対応し多角的視点から問題解決を図るプロフェッショナルとして活躍している。現在は、地元である東京都葛飾区の新小岩駅前にて弁護士法人新小岩法律事務所の代表弁護士として活動している。
資格情報:
弁護士