生活費の平均を世帯人数別に解説!
節約するポイントもご紹介

公開日:2022年8月30日

更新日:2024年9月19日

生活費の平均を世帯人数別に解説!節約するポイントもご紹介

生活費は家庭ごとに異なります。しかし、世帯人数や年齢層が同じ家庭の生活費を参考にすることで、ご自身の家庭の生活費をある程度客観的に把握し、見つめ直すことができるでしょう。
総務省で実施している家計調査を基に、世帯人数や年齢層によって生活費がどう変わるのか解説します。ぜひご自身の生活費と比較してみてください。また、生活費を見直す方法や急な支出に対応する方法も紹介するので、参考にしてください。

1ヶ月の生活費の平均

家計調査は、国民生活における家計収支の実態を把握し、国の経済政策や社会政策の立案のための基礎資料を提供する目的として実施される調査です。学生の単身世帯や、病院の入院者、施設の入所者などの特定の条件下にある方を除き、全世帯を対象として実施されています。
2021年の家計調査を基に、一人暮らし、2人以上の世帯、4人世帯の3つのパターンに分け、世帯あたりの1ヵ月の生活費を紹介します。

一人暮らしの生活費

一人暮らしをしている場合の1ヵ月あたりの平均生活費は、以下のとおりです。

<一人暮らしの平均生活費の内訳>

消費支出 155,046円
食費 38,410円
住居(持ち家率) 22,116円(56.1%)
光熱・水道 11,383円
被服及び履物 4,606円
保健医療 7,625円
通信 7,153円
教養娯楽 17,106円
教育 7円
諸雑費 14,236円
出典:政府統計の総合窓口(e-Stat)(https://www.e-stat.go.jp/)
「家計調査結果」(総務省)を加工して作成

居住地にもよりますが、費用がかかっている順に、食費、住居費、教養娯楽費が挙げられます。
下記記事では、生活費や引っ越し時の初期費用など、一人暮らしにかかる費用の内訳や平均、節約する方法を解説していますので参考にしてください。

2人以上世帯の生活費

次は、2人以上の世帯の平均生活費を紹介します。平均世帯人数2.93人、有業人員1.34人です。

<2人以上世帯の平均生活費の内訳>

消費支出 279,024円
食料 75,761円
住居(持ち家率) 18,329円(84.4%)
光熱・水道 21,530円
被服及び履物 8,709円
保健医療 14,238円
通信 13,285円
教養娯楽 24,545円
教育 11,902円
諸雑費 24,059円
出典:政府統計の総合窓口(e-Stat)(https://www.e-stat.go.jp/)
「家計調査結果」(総務省)を加工して作成

費用がかかっている順に、食費、教養娯楽費、諸雑費が挙げられます。約二倍のもののみをかく教育費と住居費以外は、一人暮らしと比べると約2倍の支出になっています。

4人家族(有業者1人)の生活費

次は、有業者1人の4人家族の平均生活費を紹介します。

<4人家族の平均生活費の内訳>

消費支出 312,779円
食料 82,912円
住居(持ち家率) 18,388円(74.7%)
光熱・水道 21,668円
被服及び履物 12,444円
保健医療 12,401円
通信 14,117円
教養娯楽 31,766円
教育 29,321円
諸雑費 21,772円
出典:政府統計の総合窓口(e-Stat)(https://www.e-stat.go.jp/)
「家計調査結果」(総務省)を加工して作成

他のケースと比べると教育費が多いのは、子どもがいるためと考えられます。一方、光熱・水道費や住居費、通信費は2人以上世帯(平均世帯人数2.93人)とあまり変わりがありません。

年齢別の平均生活費

2人以上世帯(平均世帯人数2.93人、有業人員1.34人)において、世帯主の年齢別の平均生活費を紹介します。

<年齢別の平均生活費の内訳>

世帯主年齢 25-34歳 35-44歳 45-54歳 55-64歳 65歳以上
消費支出 254,661円 286,339円 338,921円 315,493円 238,299円
食料 62,098円 77,841円 83,070円 81,382円 71,215円
住居
(持ち家率)
29,572円
(55.3%)
20,597円
(72.2%)
18,309円
(80.5%)
18,578円
(89.1%)
16,211円
(91.5%)
光熱・水道 17,643円 20,165円 22,596円 22,613円 21,475円
被服及び履物 10,119円 11,880円 12,164円 9,716円 5,642円
保健医療 12,934円 11,805円 12,362円 14,622円 15,840円
通信 12,296円 13,661円 17,588円 15,927円 10,274円
教養娯楽 23,991円 30,484円 29,553円 25,961円 20,038円
教育 4,676円 16,874円 34,640円 13,288円 531円
諸雑費 30,199円 24,874円 27,024円 26,710円 20,734円
<年齢別の平均生活費の内訳>
世帯主年齢 25-34歳
消費支出 254,661円
食料 62,098円
住居
(持ち家率)
29,572円
(55.3%)
光熱・水道 17,643円
被服及び履物 10,119円
保健医療 12,934円
通信 12,296円
教養娯楽 23,991円
教育 4,676円
諸雑費 30,199円
世帯主年齢 35-44歳
消費支出 286,339円
食料 77,841円
住居
(持ち家率)
20,597円
(72.2%)
光熱・水道 20,165円
被服及び履物 11,880円
保健医療 11,805円
通信 13,661円
教養娯楽 30,484円
教育 16,874円
諸雑費 24,874円
世帯主年齢 45-54歳
消費支出 338,921円
食料 83,070円
住居
(持ち家率)
18,309円
(80.5%)
光熱・水道 22,596円
被服及び履物 12,164円
保健医療 12,362円
通信 17,588円
教養娯楽 29,553円
教育 34,640円
諸雑費 27,024円
世帯主年齢 55-64歳
消費支出 315,493円
食料 81,382円
住居
(持ち家率)
18,578円
(89.1%)
光熱・水道 22,613円
被服及び履物 9,716円
保健医療 14,622円
通信 15,927円
教養娯楽 25,961円
教育 13,288円
諸雑費 26,710円
世帯主年齢 65歳以上
消費支出 238,299円
食料 71,215円
住居
(持ち家率)
16,211円
(91.5%)
光熱・水道 21,475円
被服及び履物 5,642円
保健医療 15,840円
通信 10,274円
教養娯楽 20,038円
教育 531円
諸雑費 20,734円
出典:政府統計の総合窓口(e-Stat)(https://www.e-stat.go.jp/)
「家計調査結果」(総務省)を加工して作成

世帯主の年齢が高くなると持ち家率が上がり、住居費が下がる傾向にあります。また、光熱・水道費と保健医療費は、世帯主の年齢によって大きく変わることがないことわかります。
教育費に注目すると、世帯主の年齢が45~54歳の層がもっとも高くなっています。この年代で子どもが高校や大学に進学し、教育費が高くなると考えられるでしょう。

家計と生活費を見直す方法

家計と生活費を見直す方法

住居費は地域によって差がありますが、その他の細目の費用は全国的にあまり差がありません。もし住居費以外の費用が平均よりも高い場合は、家計の見直しが必要でしょう。

次の4つの方法で、家計の見直しを進めていきましょう。

  • 最低限必要な生活費を項目ごとに算出する
  • 家計簿をつけて生活費を管理する
  • 貯蓄する目的を明確にする
  • 生活費用の口座と貯蓄用口座を分ける

それぞれの方法について、わかりやすく解説します。

最低限必要な生活費を項目ごとに算出する

生活費全体を抑えようとすると、何から節約して良いか分からなくなってしまいます。とにかく支出を抑えようという意識が働き、生活が切り詰めたものとなり、気持ちまで余裕がなくなってしまうかもしれません。
無理なく生活費を減らすためにも、生活費全体を抑えるのではなく、項目ごとに目標額を決めて節約を始めてみてはいかがでしょうか。例えば、「通信費を5千円抑える」「食費を1万円減らす」といった目標であれば、「基本料金が安いキャリアやプランに変更する」「まとめて食材を買う」など具体的な対策を立てやすくなり、目標も達成しやすくなるでしょう。
また、家族で暮らしている方は、節約について家族で話し合うことも大切です。一人で節約をしようとしても、他の家族が無駄遣いを続けるなら、目標額まで生活費を抑えることが難しくなります。生活費削減という目標に向かって、家族で協力していきましょう。
下記記事では生活費を10万円以下に抑えるためのアイデアや生活費の内訳を紹介しています。項目ごとに目標を決めて節約をする際の参考にしてください。

家計簿をつけて生活費を管理する

通信費や家賃のように領収書や口座で確認できる支出に関しては、特に意識しなくても管理できます。しかし、食費や教育費、交際費などは家計簿をつけて管理しないと支出を把握しづらくなります。
家計を正確に把握するためにも、家計簿を使って支出をすべて記録することが重要です。手書きで記録することが面倒な場合は、家計簿アプリを使えば簡単に記録できるため管理しやすくなります。
現金で支払った支出だけでなく、クレジットカード払いやスマートフォンのキャリア決済、口座引き落としによる支払いもすべて記録します。生活費を丁寧に記録すると、どこに無駄があるのか見えてくるようになるでしょう。

貯蓄する目的を明確にする

生活費を節約すると、自然とお金が貯まります。また、普段は赤字続きだった家計も、余裕が生まれて翌月へ繰り越すお金がでてくるかもしれません。
しかし、無目的に貯蓄をしていると、節約生活は長続きしません。預金残高が増えたことで気持ちが大きくなり、「いつも我慢しているのだから、これくらいは使っても良いだろう」と無駄遣いに繋がる可能性もあります。
家計を引き締め、節約をするときは、何のために貯蓄をするのか目的を明確にすることが重要です。また、いつまでにその目的を達成したいのか決めることで、より一層積極的に節約に取り組むことができるでしょう。例えば、次のような目的を立てると、貯蓄の目的と期間がわかり、前向きに節約できるかもしれません。

  • 繰り上げ返済をして、10年以内に住宅ローンを完済する
  • 子どもが中学に入るまでに中学・高校・大学の教育費として1,000万円貯める
  • 退職するまでに老後資金として2,000万円貯める

生活費用の口座と貯蓄用口座を分ける

生活用と貯蓄用口座が同じ場合は、どこまでが生活費として使えるお金で、どこまでが貯蓄なのか不明瞭になります。
そのため、生活費用の口座と貯蓄用口座は分けて管理することをおすすめします。生活費が余ったときはご褒美として自由に使うのも良いですが、万が一の出費に備えるために残すことや、ある程度まとまった金額になったときは貯蓄用口座に回すのもいいでしょう。
給料を受け取ったら最初に貯蓄用口座に決まった金額を入金し、その残りで生活するようにしましょう。口座振替型の定期預金などを利用すると、貯蓄するお金の残額で生活する習慣が自然と身につきます。

急な出費に対応するには?

毎月、決まった金額を貯蓄し、決まった生活費で生活できれば、お金が足りなくなることはないでしょう。しかし、予定していなかった急な出費が生じ、収支のバランスが崩れることが考えられます。
貯蓄や緊急資金が十分でないなかで、急な出費が重なった場合、お金を借りなければならない状況になることもあるでしょう。
急いでいる際に頼れる手段の一つが、カードローンです。カードローンとは利用限度額を最初に定め、その範囲内でお借入れと返済を繰り返せるローンです。即日融資可能なカードローン会社もあるので、早急にお金が必要になった場合の手段として検討するのもいいでしょう。
消費者金融系カードローンで即日融資を受ける方法や、カードローンのお申込み前に確認するべきことを下記記事でも詳しく解説しています。

また即日融資に対応しているカードローンの審査や注意点については、下記記事でも詳しく解説していますので参考にしてください。

その他、下記記事では急にお金が必要になった場合の対処法について解説していますが、このようなケースでも最短即日でお借入れが可能な消費者金融系カードローンが便利です。

レイクは、最短即日融資が可能なカードローンです。Webで申込みして、21時まで(日曜日は18時まで)にご契約手続きが完了した場合は、その日のうちにお振込みすることが可能です。

  • 一部金融機関およびメンテナンス時間等を除く。

カードローン利用時の注意点

カードローン利用時の注意点

カードローンを利用する際には、カードローンの特性を理解し、適切に利用することが必要です。特に注意したい点を2つご紹介します。

  • 返済計画を立てる
  • 金利や無利息期間などの契約内容を確認する

それぞれ解説します。

返済計画を立てる

お金を借りてから返済計画を立てるのではなく、借りる前に返済計画を立てましょう。借入れ後に返済計画を立てると、予想以上に毎月の返済額が多い、返済期間が長いなどのトラブルが生じ、返済を続けることが難しくなる可能性も高くなります。無理なく返済するためにも、借入れ前に返済計画を立てるようにしましょう。
カードローンは追加のお借入れが可能です。お借入れ額が変わった場合は、その都度返済計画を立て直すことも重要です。
レイクではご希望契約額から毎月の返済額を調べるご返済シミュレーションをご利用できます。毎月の返済額からお借入れ額を調べることもできるので、ぜひご活用ください。

  • シミュレーションでの試算結果は参考値です。実際のご返済内容とは異なる場合がありますので、あくまでも目安としてご確認ください。

カードローンの返済期日に遅れてしまった場合に生じるリスクや、遅れた場合の対処法について下記記事で詳しく解説していますので参考にしてください。

金利や無利息期間などの契約内容を確認する

カードローンのなかには無利息期間が設定されているものもあります。無利息期間中は利息が発生しないため、返済の負担が軽減される点がメリットです。契約内容を詳しく確認し、無利息期間がいつまでか把握しておきましょう。
また、無利息期間中でも返済日は訪れます。返済に遅れることがないよう、無利息期間中も返済日を正確に把握し、余裕があるときは既定の返済額以上の金額の返済をおすすめします。

  • はじめてのご契約かつ、契約額が200万円超の方は「30日間無利息」となります。

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また、下記記事ではカードローンの無利息サービスを利用する際の注意点や、無利息でお金を借りる方法について解説しています。

まとめ

食費などの生活費は、計画的に使うことが大切です。しかし、どんなに計画を立てても、急な支出が生じて生活費が足りなくなることがあります。万が一のために貯蓄をして備えておきましょう。急な支出が重なり早急にお金が必要になった場合はカードローンを上手に利用することで対処できます。

カードローンを利用する際は、利用限度額まで借りるのではなく、必要最低限の借入れに抑えましょう。レイクのご返済シミュレーションでは、毎月のご返済額やお利息が参考値でご確認いただけます。ぜひ計画的なお借入れに活用してください。

監修者:古関 俊祐

監修者:

古関 俊祐

プロフィール:

東京都江戸川区出身。中央大学法学部卒。弁護士登録後から大手法律事務所にて消費者金融、銀行ローン各社との債務整理、過払金請求事件を多数取り扱い、現在も多くの依頼者からの相談を受けている。これまでの債務整理案件の取扱い実績は数百件に上る。また、債務整理案件だけでなく、保険や不動産など財産にまつわる問題、離婚や相続といった家庭内の問題などさまざまな問題について手広く対応し多角的視点から問題解決を図るプロフェッショナルとして活躍している。現在は、地元である東京都葛飾区の新小岩駅前にて弁護士法人新小岩法律事務所の代表弁護士として活動している。

資格情報:

弁護士