本当にお金がない・お金が借りられないときの対処法を状況別に解説
公開日:2023年7月6日
更新日:2024年9月19日
「本当にお金がない」「どこからもお金が借りられない」と頭を抱えることもあるのではないでしょうか。
この記事では、本当にお金がないときに利用できる手段を解説します。また、お借入れができない際に検討できる手段や、お金がなくても絶対にやってはいけないことも説明します。
本当にお金がない人向けの対処法
本当にお金がなくなって困っているとき、お借入れができる方法はいくつかあります。検討できる主な対処法は以下のとおりです。
- カードローンを利用する
- クレジットカードのキャッシングを利用する
- 生命保険の契約者貸付制度を利用する
- 銀行の当座貸越サービスを利用する
カードローンを利用する
カードローンは、銀行や消費者金融などが提供する個人向けローンです。一般的に担保や保証人なしで利用でき、使い道が限定されていないため、幅広い用途に充てることが可能です。
カードローンは、ご契約時に決められたご利用限度額の範囲内で繰り返しお借入れできます。追加でお借入れが必要になった場合も、ご利用限度額を超えなければ新たな審査なく借りられるのでスムーズです。
お申込みからご契約まで来店せずにWeb上で完結できる場合も多く、利便性に優れています。お借入れ方法は複数あり、ATMや銀行振込みでの融資などがご利用いただけます。
また、消費者金融系カードローンは、最短即日融資にも対応していることが多いです。さらに、ご契約がはじめての方を対象とした無利息サービスが設けられている場合もあります。
なお、カードローンをご利用の際は、審査への通過が必要です。
クレジットカードのキャッシングを利用する
クレジットカードのキャッシングは、クレジットカードに付帯しているお金を借りられる機能です。
クレジットカードには、支払いに利用できる「ショッピング枠」と、お借入れに利用できる「キャッシング枠」があります。キャッシング枠を利用すれば、ATMや銀行振込みなどで融資が受けられます。
クレジットカードに既にキャッシング枠が設定されている場合は、新たに審査を受けなくてもすぐに借入れが可能です。
一方、キャッシング枠が未設定の場合は、新たに申込みと審査が必要となるため、お借入れできるまでに日数がかかる可能性があります。
キャッシング枠が設定されているものの限度額が足りず、増額したい場合も審査が必要です。
生命保険の契約者貸付制度を利用する
契約者貸付制度は、生命保険の解約返戻金の一定範囲内で保険会社からお借入れができる制度です。解約返戻金とは、保険を途中で解約した際に支払われるお金です。
利用できるのは、終身保険や学資保険などの解約返戻金のある貯蓄型保険に加入している場合です。掛け捨て型の保険には解約返戻金がないため、制度の利用はできません。
お金が必要になった場合、貯蓄型の保険を解約すれば解約返戻金が受取れますが、保障もなくなってしまいます。契約者貸付制度なら、保障を継続したままお金を用意できます。
また、契約者貸付制度は、解約返戻金を担保に借入れをするため、審査の必要がありません。
金利は保険会社によって異なりますが、年1.0%~4.0%程度で借りられます。
契約者貸付制度の注意点は、返済ができなくなると保険が失効してしまう可能性があることです。また、貸付制度利用中に保険金の支払事由が発生した場合、保険金が少なくなる点にも注意する必要があります。
なお、契約者貸付制度は、契約後間もない場合や保険会社、保険の種類によっても利用できないケースがあるので、加入している保険会社に確認しましょう。
銀行の当座貸越サービスを利用する
当座貸越サービスとは、銀行の普通預金の残高が不足した場合に、定期預金を担保に不足額を自動で借入れできるサービスです。申込みが必要ない場合と、事前に当座貸越を利用するための設定が必要な場合があります。
「当座貸越」、「総合口座貸越」、「自動借入れ」など、銀行により名称はさまざまです。
当座貸越サービスの一般的な借入れの上限は、定期預金残高の90%(上限200〜300万円)です。金利は銀行によって異なりますが、比較的低金利で借りられる傾向があります。
当座貸越サービスで借入れしたお金は、預金に入金すれば自動的に返済できます。ただし、当座貸越サービスを利用すると、通帳残高がマイナスで表示されるため、家族に知られたくない方は気をつけましょう。
また、簡単に借りられる分、必要以上に借りてしまわないよう注意が必要です。
お金を借りられない人向けの対処法
収入がない方や、審査に通らないなどで借入れできない方は、以下の方法でお金を用意できないか検討してみましょう。
- 使わなくなった物を売る
- 質屋を利用する
- 単発アルバイトをする
- 副業をする
使わなくなった物を売る
フリマアプリや買取業者で使わなくなった物を売れば、お金を用意できる可能性があります。フリマアプリなら、ご自宅にいながら気軽に物を売れるので便利です。
ただし、売れるまでの日数が読めず、売上金が入金されるまでにも時間がかかるため、すぐにお金が必要な際には適していないでしょう。
また、いらなくなった物を送るだけで買い取ってくれるサービスもあります。フリマアプリと違い、買い手がつかないリスクがないので安心です。
質屋を利用する
質屋は、預けた品物を担保にお金を借りるサービスです。期限までに元金と利息を返せば、預けた品物が戻ってきます。ただし、返せなかった場合は「質流れ」となり、品物は戻ってきません。
質屋に預けられるのは、主に以下のような品物です。
- 宝石
- ジュエリー
- 時計
- ブランドバッグ
- 電化製品
- 楽器など
質屋に品物を持っていけば、その場で査定してくれます。書類の記入や身分証の提示後、すぐにお金が借りられるので、急ぎの際も対応できます。一般的な借入れ額は、査定額の6~8割程度です。
ただし、質屋を利用する際の金利には注意が必要です。カードローンの場合は、利息制限法により上限金利が年15.0%~20.0%と決められています。しかし、質屋には別の法律が適用され、質料(利息+保管料)が高い傾向にあります。
単発アルバイトをする
単発のアルバイトをして、収入を得る方法も検討しましょう。近年、隙間時間に短時間から働けるアルバイトアプリも増えています。アプリによっては、面接や履歴書なしでの勤務や即日の入金も可能です。
ただし、申込みをしてから働くまでに日数がかかる可能性がある点や、給料がすぐ支払われるとは限らない点には注意しましょう。また、住んでいる地域によっては、求人がなく働きたい時間に働けない可能性もあります。
副業をする
お勤め先で認められている場合は、副業で収入を増やすのも手段の1つです。クラウドソーシングサービスなどの普及で、仕事終わりの時間などを利用した副業をはじめやすくなっています。
ただし、収入を増やすのにはある程度期間がかかるため、すぐにまとまったお金を用意することは難しいでしょう。
本当にお金がない・借りられないときに利用できる公的制度
本当にお金がなく金融機関からの借入も難しい場合、公的制度を利用できる可能性があります。
- 緊急小口資金
- 総合支援資金
- 自治体の融資・助成制度
緊急小口資金
緊急小口資金は、国が低所得者や高齢者、障害者世帯に貸付をおこなう「生活福祉資金貸付制度」で借りられる資金の1つです。緊急かつ一時的に生活が苦しい場合に、10万円を限度に無利息でお金が借りられます。
緊急小口資金は、緊急時に少額を貸付するための制度なため、貸付決定から送金まで一般的に、10日程度と比較的早く融資が受けられます。
総合支援資金
総合支援資金も「生活福祉資金貸付制度」で借りられる資金の1つです。「生活支援費」、「住宅入居費」、「一時生活再建費」の3つの資金に分けられます。
総合支援資金をお借入れできるのは、生活を建て直すための費用や賃貸物件への入居にかかる敷金・礼金、滞納している公共料金などが必要な場合です。
たとえば、生活を建て直すための「生活支援費」の場合、単身者は月15万円、2人以上の世帯は月20万円を上限に生活資金をお借入れできます。
自治体の融資・助成制度
各自治体がおこなっている助成制度や、金融機関と提携しておこなっている融資制度を利用できる可能性があります。
自治体の融資制度は、生活に必要な物や教育費、育児、冠婚葬祭などに充てられるお金を比較的低金利でお借入れできるのが特徴です。
また、新婚世帯の住居費用や引っ越し費用を助成する制度を設けている自治体もあります。
自治体により制度の有無や内容が異なるので、お住まいの自治体で利用できる制度がないかを確認しましょう。
本当にお金がない状態でもやってはいけないこと
本当にお金がなくどうしてもお金が必要な場合でも、避けるべきことを解説します。
- 闇金からお金を借りる
- クレジットカードを現金化する
- 個人間融資で借りる
闇金からお金を借りる
闇金とは、利息制限法で定められている年20.0%の上限金利を超えて、違法に貸付をおこなう業者です。
闇金を利用した場合、高い利息を請求されたり、取り立てで家族や職場にも迷惑をかけたりする可能性があるため、絶対に利用しないでください。
闇金業者かどうかがわからない場合は、貸金業登録されているかどうかを金融庁のホームページ上で確認できます。
また、日本貸金業協会のホームページでは、闇金業者の実例検索も可能です。
クレジットカードを現金化する
クレジットカードの現金化とは、クレジットカードのショッピング枠を利用して現金を手にすることです。
具体的には、クレジットカードで購入した金券などを買取業者に売ってお金にする方法や、現金化をしている業者から安い商品を高く購入し、現金をキャッシュバックしてもらう方法などがあります。
現金化は、クレジットカードの規約により禁止されています。規約に違反すると、クレジットカードの利用を停止されるリスクもあるため、注意が必要です。
また、一時的に現金を手に入れられても、クレジットカードの支払日がくるとその代金を支払わなければならない点も理解しておく必要があります。
個人間融資で借りる
SNSやインターネットを利用した個人間融資もおこなわれていますが、貸金業法に触れるおそれがあるため、利用しないようにしてください。
顔が見えないSNSやインターネット上では、個人のふりをして勧誘する闇金業者にも気付きにくく、法外な利息を請求される可能性もあります。さらに、個人情報の悪用などのトラブルにも巻き込まれかねません。
レイクならWebからのお申込みで最短25分融資が可能
レイクは、Webからのお申込みで21時(日曜日は18時)までに審査・必要書類の確認を含めたご契約手続きが完了すると、最短25分でご融資が可能なカードローンです。ただし一部金融機関および、メンテナンス時間などを除きます。
24時間いつでもお申込みでき、お手続きはスマートフォンで完了します。当日中のお借入れも可能なため、お急ぎの方もご利用いただけます。
また、銀行振込みやスマホATM取引など複数のお借入れ方法を用意しており、ご都合にあわせて選択可能です。
さらに、ご契約がはじめての場合、ご都合にあわせていずれかの無利息サービスをお選びいただけます。
- 60日間無利息(Web申込み限定)
- 30日間無利息
- 5万円まで180日間無利息
なるべく利息の負担を抑えたい方は、ぜひご利用ください。
カードローンを利用する際の注意点
カードローンは、ご利用限度額の範囲内で繰り返しお借入れが可能です。このようなカードローンの特性上、ご利用の際には次の3点にご注意ください。
- 返済計画を立てる
- 金利や無利息期間などの契約内容を確認する
- 余裕がある場合は多めの金額を返済する
以下で詳しく解説します。
返済計画を立てる
お金を借りると返済がはじまります。借りる前に無理のない返済計画を立てておくことが重要です。毎月無理なくご返済できる金額はどのくらいなのか、いつまでに完済するのか計画を立ててから、カードローンにお申込みください。
また、カードローンはほかのローンとは異なり、ご利用限度額の範囲内で繰り返しお借入れが可能です。追加でお借入れすると毎月のご返済額やご返済期間が変わることもあるため、その都度、返済計画を立て直すことが大切です。
カードローン会社の公式サイトには、返済シミュレーション機能があります。
レイクの場合、「ご返済シミュレーション」でご返済額やご返済回数をシミュレーションしていただけます。ご希望契約額の入力と無利息期間を選択すれば、毎月のご返済額とご返済回数が試算できます。
毎月のご返済額から検討可能なお借入れ額を調べることもできます。ぜひご活用ください。
- このシミュレーションでの試算結果は参考値です。実際のご返済内容とは異なる場合があるので、あくまでもめやすとしてご確認ください。
金利や無利息期間などの契約内容を確認する
カードローンをご利用の際は、必ず金利やご利用限度額などのご契約内容をご確認ください。また、無利息サービスをご利用の場合は、いつまで適用されるのか無利息期間もご確認ください。
レイクでは、はじめてご契約するお客さま限定で、ご都合にあわせていずれかの無利息サービスをお選びいただけます。
- 60日間無利息(Web申込み限定)
- 30日間無利息
- 5万円まで180日間無利息
ご都合にあわせて無利息期間を選択いただけますので、ご自身に適用される無利息期間を確認し、ぜひ有効活用してください。
ご自身の借り方によって、どの無利息期間を選べば利息のご負担が軽くなるか調べられる「無利息診断」もございます。
なお、レイクの無利息期間開始日は「ご契約日の翌日から」となります。「お借入れ日の翌日から」ではありませんのでお気をつけください。
無利息期間中にもご返済日があります。会員ページでご返済日をご確認いただき、ご返済に遅れないようご注意ください。
余裕がある場合は多めの金額を返済する
家計に余裕がある場合は、多めの金額をご返済いただくことで利息が少なくなり、ご返済総額も減ります。カードローンの利息は、以下の計算式で算出します。
利息=お借入れ額×貸付利率(年率)÷365日(うるう年は366日)×お借入れ日数
上記の式からわかるとおり金利の高さだけでなく、お借入れ額が多いほど利息額が増え、ご返済総額も多くなります。
利息の負担を減らすためにも、余裕がある場合は約定返済額よりも多めの金額をご返済ください。
まとめ
本当にお金がないとき、利用できる対処法はいくつかあります。レイクなら、Webからのお申込みで当日中の融資が可能です。
また、どうしてもお金が必要だけど借りられない場合は、公的制度の利用も検討しましょう。
お金を借りると、決まった日に返済しなければなりません。お借入れの際は、返済計画を立てて計画的にご利用ください。
監修者:
松崎 観月
プロフィール:
大学卒業後、金融機関にて個人営業を担当し、資産運用の相談・保険販売などを経験する。退社後、CFP認定を取得。現在は金融に関する記事の執筆・監修をおこなう。これまでに執筆した記事は500本を超える。
資格情報:
CFP®、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、日商簿記検定2級