お金がない一人暮らしの社会人におすすめの対処法を解説!
平均生活費の内訳も紹介

更新日:2025年5月8日

公開日:2022年10月12日

お金がない一人暮らしの社会人におすすめの対処法を解説!平均生活費の内訳も紹介

お勤め先が実家から遠い場合や独り立ちを思い立ったときなど、社会人になってから一人暮らしを始める方もいます。
特に働き始めの給料が低いときは、生活費に困ることも多いでしょう。一人暮らしの社会人は平均してどの程度の生活費がかかっているのかご紹介するので家計を見直す際の参考にしてください。また、お金がなくて困った場合の対処法も解説します。

一人暮らしの社会人の生活費内訳

総務省の家計調査によれば、一人暮らしの社会人の平均的な生活費は約18万円です。持ち家かどうかや住宅ローンがあるかによっても異なりますが、住居費は平均3万円ほどかかっています。生活費のうち、もっとも多い支出は食料の約4万円、次いで住居、その他の消費支出、交通・通信が占めています。

消費支出 182,114円
食料 43,617円
住居 31,527円
光熱・水道 11,489円
家具・家事用品 5,163円
被服及び履物 5,173円
保健医療 6,580円
交通・通信 26,266円
教育 4円
教養娯楽 21,458円
その他の消費支出 30,837円

一人暮らしの生活費の平均金額・内訳について、下記記事でも詳しく解説していますので参考にしてください。

一人暮らしを始めるために必要な初期費用

一人暮らしを始めるときは、家賃の2~6倍程度の初期費用がかかるといわれています。家賃が5万円なら10万~30万円は準備しておきましょう。
内訳は以下をご覧ください。

当月家賃、前家賃 当月は日割り計算のため、本来の家賃の1~2ヵ月分
敷金 家賃の0~2ヵ月分
礼金 家賃の0~2ヵ月分
仲介手数料 家賃の0.5~1ヵ月分
保証会社利用料 家賃の0.5~1ヵ月分
火災保険料 1~2万円程度
鍵交換費用 1~2万円程度

また、引っ越し費用や家具・家財を購入する費用も必要です。荷物の量や移動距離、引っ越しの時期にもよりますが、単身引っ越しなら5万~8万円は見積もっておきましょう。
家具・家電は既に持っているものを活用すれば、ある程度は費用を抑えられます。冷蔵庫や洗濯機、テレビ、カーテン、テーブル、寝具などを新品で購入すると、15万~20万円は必要です。予算が足りないときは、中古品も検討してみてはいかがでしょうか。
引っ越しの際にかかる初期費用や安く抑える方法について、下記記事でも詳しく解説しています。一括で支払うことが難しいという方に、分割払いが可能かどうかも解説していますので参考にしてください。

また、引っ越し費用の相場を知りたい方は下記記事もご覧ください。

一人暮らしでお金を節約する場合の対処法

一人暮らしでお金が足りない場合の対処法をいくつかご紹介します。実践しやすそうな方法や、平均よりも支出が多い項目についての方法を選択し、生活費の削減をめざしてください。
ただし、切り詰めすぎて生活が窮屈になるのはおすすめできません。あくまでも楽しめる範囲で節約をするようにしてください。

食費を抑える

一人暮らしの社会人の生活費のうち、約4万円は食費が占めます。食費を抑えることで生活にゆとりが出ることもあるでしょう。次の方法を実践し、食費の削減を検討してみてはいかがでしょうか。

  • 外食を控えて自炊をする
  • コンビニエンスストアよりスーパーを利用する
  • 会社にお弁当や水筒を持っていく

それぞれの方法について解説します。

外食を控えて自炊をする

外食を控えて自炊をすることで、食費を節約できるかもしれません。また、外食では野菜を十分に食べられないこともありますが、自炊なら好きなように献立を組み立てられます。野菜を多く採り入れ、栄養バランスも考えた食事を楽しみましょう。

コンビニエンスストアよりスーパーを利用する

ちょっとしたものを買う際にコンビニエンスストアは便利な場所です。しかし、スーパーに比べて割高な場合が多く、節約には向きません。
なるべくスーパーでまとめて購入し、支出を抑えるようにしてください。買い物リストを作ってからスーパーに行くと、余計なものを買わずに済みます。

会社にお弁当や水筒を持っていく

お弁当や水筒を持っていくと昼食代や飲み物代を抑えられます。1日分だとわずかな金額でも、毎日積み重なると家計に負担がかかる金額になってきます。
スーパーで買った食材で自炊をして、それをお弁当に詰めていけば食費の削減につながるでしょう。

水道光熱費を抑える

水や電気は生活に欠かせないものですが、無駄が生じやすい点にも注意してください。契約している電気会社の料金プランやアンペア数、ガス会社の契約も見直してみましょう。
また、使っていない家電のコンセントをこまめに抜くことで、待機電力を削減できるかもしれません。水道代もお風呂の残り湯を洗濯で使用するなどの細かな工夫で水道代を節約できます。

通信費を見直す

一人暮らしの社会人の平均的な通信費は約8,000円です。決して安くはない金額が毎月かかっているため、より安い会社に切り替える、格安SIMに変更するなどの工夫で、費用の削減をめざしてください。
総務省の2022年の通信利用動向調査によると、大手通信キャリアでスマートフォンを利用している方の月額料金は「6,000〜7,999円」が最も多く、格安SIMを利用している方の月額料金は「2,000~2,999円」が最も多いという結果でした。
通信容量や通話料などによって料金が変わる場合もあるため、自分のスマートフォンの使い方が料金プランに合っているか確認しながら検討してください。

手数料0円の銀行やATMを使う

ATMの手数料は1回数百円程度ですが、積み重なれば大きな出費になります。手数料がかからない銀行やATMを利用する、手数料のかからない時間帯を選ぶなどの工夫を実施し、手数料を削減してください。
また、クレジットカードや電子決済サービスなどのキャッシュレスの決済手段を選ぶことでも、現金を引き出す必要性が減り、ATM手数料の削減を実現できます。

たばこをやめる

喫煙をしている方はたばこをやめることで生活費の削減が可能です。たばこ料金の半分以上は税金が占めています。財務省の「たばこ税に関する資料」によると1箱580円のたばこであれば約358円が税金で、税率は61.7%(2023年4月時点)です。
1箱580円のたばこを1日1箱吸う場合、月に17,400円(※)がたばこ代にかかっており、そのうちの約10,700円を税金として支払っていることになります。
たばこは家計に負担を与えるだけでなく、体に害を与えることがあります。家計のためだけでなく、健康のためにもたばこをやめることを検討してみるのもいいかもしれません。

  • 1ヵ月を30日で計算した場合の金額

付き合いの飲み会の回数を減らす

飲み会に参加することは、人付き合いや気晴らしに必要なことでもあります。しかし、月に何度も飲み会に参加していると大きな出費になるので注意が必要です。
遅い時間まで飲んで終電を逃してしまったりすると、タクシー代や宿泊費を使い、さらに支出が増えることもあります。本当に必要な付き合いなのか考えて飲み会の回数を制限するなど、交際費の予算を決めてやりくりすることも有用です。

転職をする

節約をしても収入が少なく家計の維持が難しい場合は、収入を増やすために転職することも検討してみましょう。より給与の高い会社に転職することで収入があがり、生活が安定するかもしれません。
また、家賃補助などの福利厚生が充実している会社に転職することでも、生活費に余裕が生まれることもあります。転職先を決めてから退職し、給料が入らない期間がないようにすることも大切なポイントです。

副業をする

転職しないで収入を増やしたい場合は、クラウドソーシングなどを活用して副業をしてみるのはいかがでしょうか。休日やスキマ時間をうまく利用して、本業に支障の出ない程度に取組むことが大切です。
ただし、副業を禁止にしている会社もあるため注意が必要です。事前に就業規則を確認しておきましょう。
生活費を削減する方法や金欠時の対処法について、下記記事でも解説していますので参考にしてください。

引っ越しの初期費用を抑えるポイント

一人暮らしを始める費用は、以下のポイントを実施することで抑えられることがあります。

  • 家賃の安い物件を選ぶ
  • 敷金・礼金のない物件を選ぶ
  • 仲介手数料の安い物件を選ぶ
  • 保証会社不要の物件を選ぶ
  • 繁忙期を外して引っ越しをする
  • 不要なオプションを外す

家賃が安くなると、家賃ベースで発生する敷金や仲介手数料なども抑えられます。また、物件によっては、敷金・礼金のないものもあります。不動産会社に直接訪ねてみましょう。
保証会社不要の物件に注目するのもひとつの方法です。保証会社利用料を節約できます。ただし、保証人が見つからないときは、保証会社との契約が必要になることもあります。
また、春先などの繁忙期など引っ越し料金が高いタイミングを避けることも有効です。閑散期で、なおかつ平日であればより安く抑えられることがあります。箱詰め作業や損害補償などのオプションも、不要な場合は外すと費用を抑えられます。

一人暮らしでお金がない場合の対処法

一人暮らしでお金がない場合の対処法

一人暮らしでお金がなくて困った場合、社会人となると親や親戚には頼りづらいと感じるかもしれません。お金がなくて困った場合に利用できる方法をいくつか知っておくと、いざというときに一人で対応しやすくなります。
一人でお金の問題に対処する方法としては、次の3つが挙げられます。

  • 不用品を売る
  • 質屋を利用する
  • お金を借りる

それぞれの方法を利用する際の注意点について解説します。
また、これらの方法の注意点は、下記記事でも解説していますので参考にしてください。

不用品を売る

フリマアプリやネットオークション、中古品買取業者を活用して不用品を売る方法があります。フリマアプリやネットオークションは、家にいながら売り出すことが可能です。
ただし、いずれの方法も買い手がつかない可能性もあります。また、手数料が引かれたり、入金まで時間がかかったりする点には注意をしてください。
すぐにお金が必要な場合は、中古品買取業者の店頭買取がおすすめです。急がない場合は出張買取や宅配買取を利用すれば、手間をかけずに売却できます。

質屋を利用する

質屋とは、品物を預けてお金を工面する場所でもありますが、ブランド品や高級時計などを買い取ってもらうこともできるので、どうしても手放せないもの以外は買取も検討してください。
質屋に品物を預けてお金を受け取ると、質料(利息+保管料)を上乗せして返済することで預けた品物を回収できます。店舗により質料が高額なことがあり、返済しづらくなる可能性があります。また、買い取ってもらう場合も注意が必要です。質屋によって買取価格が異なるため、余裕があるときは比較してから売りましょう。

お金を借りる

一時的にお金に困っている場合は、クレジットカードのキャッシングやカードローンを利用し、お金を借りることも検討できます。
クレジットカードのキャッシング枠を既に設定している場合は、新たな手続きをすることなくすぐにお借入れできますが、クレジットカードにキャッシング枠が設定されていない場合は、ショッピング枠とは別にキャッシング枠の申込みや審査が必要です。
消費者金融系カードローンは、申込んだ当日中に借りられることもあります。レイクでは、最短25分でのご融資が可能です。21時(日曜日は18時)までのご契約手続き完了(審査・必要書類の確認含む)で、当日中にお振込みが可能です。ただし、一部金融機関および、メンテナンス時間等を除きます。

消費者金融系カードローンの特徴や、前述のクレジットカードのキャッシング枠との違いについて、下記記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

カードローンを利用する際の注意点

カードローンは、ご利用限度額の範囲内で繰り返しお借入れが可能です。このようなカードローンの特性上、ご利用の際には次の3点にご注意ください。

  • 返済計画を立てる
  • 金利や無利息期間などの契約内容を確認する
  • 余裕がある場合は多めの金額を返済する

以下で詳しく解説します。

返済計画を立てる

お金を借りると返済が始まります。借りる前に無理のない返済計画を立てておくことが重要です。毎月無理なくご返済できる金額はどのくらいなのか、いつまでに完済するのか計画を立ててから、カードローンにお申込みください。
また、カードローンはほかのローンとは異なり、ご利用限度額の範囲内で繰り返しお借入れが可能です。追加でお借入れすると毎月のご返済額やご返済期間が変わることもあるため、その都度、返済計画を立て直すことが大切です。
カードローン会社の公式サイトには、返済シミュレーション機能があります。
レイクの場合、「ご返済シミュレーション」でご返済額やご返済回数をシミュレーションできます。ご希望契約額の入力と無利息期間を選択すれば、毎月のご返済額とご返済回数が試算できます。
毎月のご返済額からご利用限度額を調べることもできます。ぜひご活用ください。

  • このシミュレーションでの試算結果は参考値です。実際のご返済内容とは異なる場合があるので、あくまでもめやすとしてご確認ください。

カードローンのご返済方法や気をつけるべきポイントについては、下記記事で詳しく解説しています。

金利や無利息期間などの契約内容を確認する

カードローンをご利用の際は、必ず金利やご利用限度額などのご契約内容をご確認ください。また、無利息サービスをご利用の場合は、いつまで無利息期間が適用されるのかもご確認ください。
レイクでは、諸条件を満たしたはじめてご契約されるお客さま限定で365日間の無利息サービスをご利用いただけます。

  • 365日間無利息

ご利用条件:Webでお申込み・ご契約、ご契約額が50万円以上かつご契約後59日以内に収入証明書類の提出とレイクでの登録完了が必要
上記ご利用条件を満たさない方は60日間無利息または30日間無利息をご利用いただけます。

  • 60日間無利息(Web申込みかつご契約額が50万円未満)
  • 30日間無利息(自動契約機または電話申込み)

さらに、「1秒診断」では、簡単な項目を入力するだけで、お借入れが可能かどうかを事前に診断することも可能です。
なお、レイクの無利息期間開始日は「ご契約日の翌日から」となります。「お借入れ日の翌日から」ではありませんのでお気をつけください。
また、無利息期間経過後は通常金利が適用されます。

無利息期間中にもご返済日があります。会員ページでご返済日をご確認いただき、ご返済に遅れないようご注意ください。なおご返済が遅れた場合等、無利息期間が終了いたします。

カードローンの金利・利用限度額については下記記事でも詳しく解説しています。
金利の仕組みや計算方法についても分かりやすい内容になっておりますので、ぜひ参考にしてください。

余裕がある場合は多めの金額を返済する

家計に余裕がある場合は、多めの金額をご返済いただくことで利息が少なくなり、返済総額も減ります。カードローンの利息は、以下の計算式で算出します。

利息=お借入れ額×貸付利率(年率)÷365日(うるう年は366日)×お借入れ日数

上記の式から分かるとおり金利の高さだけでなく、お借入れ額が多いほど利息の負担が増え、ご返済総額も多くなります。
利息の負担を減らすためにも、余裕がある場合は約定返済額よりも多めの金額をご返済ください。

下記記事では、カードローンの一括返済の方法や注意について詳しく解説しています。

まとめ

社会人として一人暮らしをする場合、生活費には月18万円ほどかかります。生活費を減らしたい場合、生活の中でのさまざまな工夫で支出を抑えることが可能です。
ただし、無理に生活費を抑えすぎると窮屈な生活になってしまいます。無理のない範囲で節約をし、家計と心のゆとりを両立できるようにしてください。
出費が重なった場合などの万が一に備えて、お金を準備する手段を用意しておくことも有用です。カードローンに契約しておくと、いざというときにスムーズに借りられるようになります。返済計画を立ててから借りることで、より負担のないご利用が可能になるでしょう。

監修者:古関 俊祐

監修者:

古関 俊祐

プロフィール:

東京都江戸川区出身。中央大学法学部卒。弁護士登録後から大手法律事務所にて消費者金融、銀行ローン各社との債務整理、過払金請求事件を多数取扱い、現在も多くの依頼者からの相談を受けている。これまでの債務整理案件の取扱実績は数百件に上る。また、債務整理案件だけでなく、保険や不動産など財産にまつわる問題、離婚や相続といった家庭内の問題などさまざまな問題について手広く対応し多角的視点から問題解決を図るプロフェッショナルとして活躍している。現在は、地元である東京都葛飾区の新小岩駅前にて弁護士法人新小岩法律事務所の代表弁護士として活動している。

資格情報:

弁護士