50万円を銀行で借りるときに知っておきたいこと!
消費者金融との違いは?
公開日:2023年5月17日
50万円程度のお金を銀行から借りる場合は、審査基準や貸付条件を理解しておくことが必要です。
また、お借入れ先としては消費者金融も検討できますが、消費者金融から50万円を借りる場合と何が異なるのか、金利や融資までの時間、無利息期間の有無を比較しながら解説します。
どのような方が銀行・消費者金融からのお借入れに向いているのか解説するので、ぜひお借入れ先を選ぶ際の参考にしてください。
銀行系カードローンと消費者金融系カードローンの比較
50万円程度のお金を借りる場所としては、銀行と消費者金融をご検討できます。
借りる方法としてはいくつかありますが、身近な方法としてはカードローンが挙げられます。
カードローンはご利用限度額の枠内で繰り返し借りられる仕組みのローンで、利便性の高さから、多くの銀行や消費者金融でご提供しています。
銀行系カードローンと消費者金融系カードローンの違いは以下をご覧ください。
銀行系カードローン | 消費者金融系カードローン | |
---|---|---|
金利(年率) | 上限14.0%程度 | 上限18.0%程度 |
融資までの時間 | 最短翌営業日 | 最短即日 |
無利息期間の有無 | 一般的に無しが多い | 一般的に有りが多い |
銀行系 カードローン |
消費者金融系 カードローン |
---|---|
金利(年率) | |
上限14.0%程度 | 上限18.0%程度 |
融資までの時間 | |
最短翌営業日 | 最短即日 |
無利息期間の有無 | |
一般的に無しが多い | 一般的に有りが多い |
金利
金利は、消費者金融系カードローンのほうが高い傾向にあります。銀行系カードローンは上限14.0%程度、消費者金融系カードローンは上限18.0%程度のことが一般的です。
ただし、金利は審査によって決まるため、消費者金融系カードローンをご利用の場合でも低金利が適用されることがあります。
融資までの時間
銀行系カードローンでは、基本的に即日融資に対応していません。銀行によって対応は異なりますが、最短でも翌営業日になることが多いです。
一方、消費者金融系カードローンでは、即日融資に対応していることがあります。
ただし、即日融資に対応している消費者金融系カードローンでも、お申込みのタイミングや審査の進み具合によっては翌日以降のお借入れとなるのでご注意ください。
無利息期間の有無
消費者金融系カードローンでは、無利息期間を設定していることがあります。無利息期間を設定しているカードローンでお金を借りた場合は、期間内に全額返済すると利息が発生しません。
つまり、少々金利が高めのカードローンであっても、無利息期間の設定があり、なおかつ早期にご返済いただくことで利息を抑えることができます。
ただし、すべての消費者金融系カードローンで無利息期間が設定されているわけではないのでご注意ください。
一方、銀行系カードローンにも無利息期間が設けられているカードローンはありますが、あまり多くはないので選択肢が限られます。
50万円借りる場合の利息と返済のシミュレーション
では、実際に銀行系カードローンと消費者金融系カードローンから50万円を借りた場合に、利息とご返済期間がどのようになるのかシミュレーションしてみます。
金利の違いによる差、無利息期間の有無による差がどの程度生じるのか、具体的に見ていきましょう。
異なる金利で50万円借りる場合
銀行系カードローンで年14.0%の金利で借りた場合と、消費者金融系カードローンで年18.0%の金利で借りた場合にどうなるかシミュレーションしました。
いずれも毎月のご返済額は同じですが、金利が高いとご返済期間が長引き、利息も高額になることがわかります。
借入れ額 | 金利(年率) | 毎月のご返済額 | 返済期間 | 利息 |
---|---|---|---|---|
500,000円 | 14.0% | 14,000円 | 47ヵ月 | 150,549円 |
500,000円 | 18.0% | 14,000円 | 52ヵ月 | 221,450円 |
借入れ額 | |
---|---|
500,000円 | 500,000円 |
金利(年率) | |
14.0% | 18.0% |
毎月のご返済額 | |
14,000円 | 14,000円 |
返済期間 | |
47ヵ月 | 52ヵ月 |
利息 | |
150,549円 | 221,450円 |
無利息期間ありで50万円借りる場合
無利息期間のある消費者金融系カードローンで50万円を借りた場合にどうなるか、シミュレーションしました。
金利と毎月のご返済額は同じ条件にしても、無利息期間が何日あるかによって、ご返済期間と利息が変わります。
無利息期間が長ければ長いほどご返済期間は短縮され、利息も減る傾向にあります。
借入れ額 | 無利息期間 | 金利 (年率) |
毎月の ご返済額 |
返済期間 | 利息 |
---|---|---|---|---|---|
500,000円 | 0日 | 18.0% | 14,000円 | 52ヵ月 | 221,450円 |
500,000円 | 30日 | 18.0% | 14,000円 | 51ヵ月 | 200,988円 |
500,000円 | 60日 | 18.0% | 14,000円 | 50ヵ月 | 186,421円 |
借入れ額 | ||
---|---|---|
500,000円 | 500,000円 | 500,000円 |
無利息期間 | ||
0日 | 30日 | 60日 |
金利(年率) | ||
18.0% | 18.0% | 18.0% |
毎月のご返済額 | ||
14,000円 | 14,000円 | 14,000円 |
返済期間 | ||
52ヵ月 | 51ヵ月 | 50ヵ月 |
利息 | ||
221,450円 | 200,988円 | 186,421円 |
50万円借りるなら消費者金融系カードローンと銀行系カードローンのいずれを選ぶか?
消費者金融系カードローンも銀行系カードローンもそれぞれメリットがあり、優劣も状況によっても異なります。
50万円を借りる場合に、消費者金融系カードローンから借りるほうがいい人と銀行系カードローンから借りるほうがいい人を紹介します。
消費者金融系カードローンから50万円を借りるほうがいい人
次のいずれかに当てはまる人は、消費者金融系カードローンからのお借入れに向いていると考えられます。
- 無利息期間を利用したい人
- 借入れ期間が比較的短くなりそうな人
- 即日借りたい人
消費者金融系カードローンでは無利息期間を設定していることが珍しくありません。無利息期間内に返済すれば利息は発生しないので、低金利のカードローンで借りるよりも負担が少ないと考えられます。
また、無利息期間内に完済できない場合でも、お借入れ期間があまり長くならなければ利息が発生する期間も短くなり、利息を抑えることが可能です。
申込んだ当日に借りたい人も、消費者金融系カードローンに向いています。
銀行系カードローンは即日融資に対応していないので、当日のうちに借りることはできません。
一方、消費者金融系カードローンであれば即日融資に対応していることもあるので、急いでいる場合も利用しやすいでしょう。
ただし、即日融資に対応している消費者金融系カードローンでも、必ずしも当日のうちに借りられるわけではありません。
消費者金融系カードローンのホームページでは、即日で借りられる方法を紹介していることもあるので、お申込み前にご確認ください。
銀行系カードローンから50万円を借りるほうがいい人
次のいずれかに当てはまる人は、銀行系カードローンからのお借入れが向いていると考えられます。
- 返済期間が長引きそうな人
- なるべく低金利で借りたい人
- 急いでいない人
銀行系カードローンは比較的金利が低いため、返済期間が長引いても消費者金融系カードローンと比べて利息が増えすぎない傾向にあります。
なるべく低金利で借りたい人も、銀行系カードローンを検討できるでしょう。
また、銀行系カードローンでは、最短でもお借入れできるのは翌営業日です。
申込んだ当日のうちに借りたい人には向きませんが、特に急いでいない人には問題はないでしょう。
即日50万円借りるには消費者金融系カードローンの利用を検討
即日50万円を借りたいなら、消費者金融系カードローンのご利用をご検討ください。消費者金融系カードローンなら最短即日融資の対応が可能です。
また、無利息サービスを設けているカードローンにお申込みなら、利息の負担も軽減しやすくなります。
レイクはWebからのお申込みの場合、21時(日曜日は18時)までに審査・必要書類の確認を含むご契約手続きが完了すると、最短25分での融資が可能です。
- 一部金融機関および、メンテナンス時間などを除きます。
カードローンを利用する際の注意点
カードローンは、ご利用限度額の範囲内で繰り返しお借入れが可能です。このようなカードローンの特性上、ご利用の際には次の3点にご注意ください。
- 返済計画を立てる
- 金利や無利息期間などの契約内容を確認する
- 余裕がある場合は多めの金額を返済する
以下で詳しく解説します。
返済計画を立てる
お金を借りると返済がはじまります。借りる前に無理のない返済計画を立てておくことが重要です。毎月無理なくご返済できる金額はどのくらいなのか、いつまでに完済するのか計画を立ててから、カードローンにお申込みください。
また、カードローンはほかのローンとは異なり、ご利用限度額の範囲内で繰り返しお借入れが可能です。追加でお借入れすると毎月のご返済額やご返済期間が変わることもあるため、その都度、返済計画を立て直すことが大切です。
カードローン会社の公式サイトには、返済シミュレーション機能があります。
レイクの場合、「ご返済シミュレーション」でご返済額やご返済回数をシミュレーションしていただけます。ご希望契約額の入力と無利息期間を選択すれば、毎月のご返済額とご返済回数が試算できます。
毎月のご返済額から検討可能お借入れ額を調べることもできます。ぜひご活用ください。
- このシミュレーションでの試算結果は参考値です。実際のご返済内容とは異なる場合があるので、あくまでもめやすとしてご確認ください。
金利や無利息期間などの契約内容を確認する
カードローンをご利用の際は、必ず金利やご利用限度額などのご契約内容をご確認ください。また、無利息サービスをご利用の場合は、いつまで適用されるのか無利息期間もご確認ください。
レイクでは、はじめてご契約するお客さま限定で、ご都合にあわせていずれかの無利息サービスをお選びいただけます。
- 60日間無利息(Web申込み限定)
- 30日間無利息
- 5万円まで180日間無利息
ご都合にあわせて無利息期間を選択いただけます。ご自身に適用される無利息期間を確認し、ぜひ有効活用してください。
ご自身の借り方によって、どの無利息期間を選べば利息のご負担が軽くなるか調べられる「無利息診断」もございます。
なお、レイクの無利息期間開始日は「ご契約日の翌日から」となります。「お借入れ日の翌日から」ではありませんのでお気をつけください。
無利息期間中にもご返済日があります。会員ページでご返済日をご確認いただき、ご返済に遅れないようご注意ください。
余裕がある場合は多めの金額を返済する
家計に余裕がある場合は、多めの金額をご返済いただくことで利息が少なくなり、返済総額も減ります。カードローンの利息は、以下の計算式で算出します。
利息=お借入れ額×貸付利率(年率)÷365日(うるう年は366日)×お借入れ日数
上記の式からわかるとおり金利の高さだけでなく、お借入れ額が多いほど利息額が増え、ご返済総額も多くなります。
利息の負担を減らすためにも、余裕がある場合は約定返済額よりも多めの金額をご返済ください。
まとめ
50万円を借りる場合、毎月のご返済額を少なく設定すると、返済が長引いて利息が増えることがあります。
とはいえ、毎月のご返済額を多めに設定すると、家計が厳しくなるでしょう。無利息期間があるカードローンに注目し、利息を抑える借り方を選ぶことが大切です。
また、無利息期間が長いとご返済期間が短縮されやすくなり、利息も軽減できることがあります。
監修者:
古関 俊祐
プロフィール:
東京都江戸川区出身。中央大学法学部卒。弁護士登録後から大手法律事務所にて消費者金融、銀行ローン各社との債務整理、過払金請求事件を多数取り扱い、現在も多くの依頼者からの相談を受けている。これまでの債務整理案件の取扱い実績は数百件に上る。また、債務整理案件だけでなく、保険や不動産など財産にまつわる問題、離婚や相続といった家庭内の問題などさまざまな問題について手広く対応し多角的視点から問題解決を図るプロフェッショナルとして活躍している。現在は、地元である東京都葛飾区の新小岩駅前にて弁護士法人新小岩法律事務所の代表弁護士として活動している。
資格情報:
弁護士